2009年11月中旬、奈良へ行ってきました。宿泊は奈良ホテル。法隆寺・唐招提寺・薬師寺・東大寺などを回ってきました。
ここでは、【2】奈良ホテルの夕食と朝食をご紹介しますね。
【2】奈良ホテルの夕食と朝食
■グルメ旅 概要
時期:2009年11月中旬
人数:2名
内容:東京ー奈良 奈良2泊3日
宿泊:奈良ホテル新館スタンダードツイン
ルート概要:法隆寺・唐招提寺・薬師寺~奈良ホテル(泊)~ 東大寺(二月堂・三月堂・大仏殿)、正倉院
グルメレポート:奈良「アコルドゥ」
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夕食はメインダイニング「三笠」でいただきます。格天井に和風シャンデリアで、まるで明治時代にでもタイムスリップしたかのよう。
ディナーコースは各種(7,000~15,000円)ありましたが、今回は一番ライトな「若草コース(7,000円)」です。まずは前菜。
白身魚のサラダ仕立てです。ヴィネグレットソースがかかっています。上品な味付け。
パンはフランスパンとロールパン。
スープはコンソメとかぼちゃのポタージュがあって、ポタージュに。割合あっさりとした仕上がりです。
メインは3品の中から選べて、こちらは仔羊のグリル。
わたしは白身魚のキャベツ包みを。
最後にケーキ&コーヒーでおしまいです。これといって、すごい!というわけではないけれど、確かな味の正統派フレンチでした。
明けて朝食。やはりメインダイニングの「三笠」でいただきます。
和定食、茶がゆ定食、洋定食(いずれも2,200円)の中から選べたので、洋定食にしました。洋定食にすると、ジュースからパンから卵料理から、それぞれ種類を決めなければならず大変なんですよねえ。でもそれもまた楽し、ってことで。
まず、オートミールかコーンフレークでコーンフレークを。ジュースはパイナップルをチョイス。
パンはフレンチトーストを。ホットケーキと迷ったのですが、これがめちゃうま。上にかかっている粉砂糖を見て、これは甘いぞ!と覚悟していたのに、そんなことはなく、中のパンはとろとろクリーミーでちょうどいい甘さ。フレンチトーストがこんなにおいしいものだったとは…。
トーストを選ぶと、バター入れやジャムセットと共に、トーストホルダー(?)に立てかけられてやってきます。焼きたてはいいのですが、2枚目になると冷めてくるのが難点。ま、お皿の上にあっても冷めるのは同じかな?
卵料理はスクランブルにし、ベーコンを添えて。あとは、コーヒーをいただいて終わりです。
食後は本館を少し歩いてみました。どこもかしこも古雅な趣きと風格があり、壁にはなにげに上村松園や堂本印象などの絵画が掛けてあったりします。
こちらはロビー「桜の間」。
部屋の一角にあるピアノは、1922年12月に滞在した折、物理学者アインシュタインが弾いたとされるもの。 実際にピアノを弾くアインシュタイン博士の写真とともに展示されていました。
窓枠も古風。手入れされた庭を眺めます。
赤絨毯が敷かれた階段を上がると、小部屋で創業100周年の記念展示がされていました。
ホテルのタグや年表、当時の記事、写真などの他、高浜虚子が書いた奈良ホテル滞在記も読めました。当時珍しかった水洗トイレでの体験が妙にリアルで、水が流れる様とその仕組みの描写に思わずくすり。時間がなくて、全部読めなかったのが残念です。
シャンデリアの下は玄関ロビー。
見下ろすと、チェックアウトを済ませた客たちが出て行くところでした。そろそろわたしたちも出かける準備をしなければ……。
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JR奈良駅より徒歩25分、近鉄奈良駅より徒歩15分。明治42年創業。本館は西洋建築を数多く手がけた辰野金吾・片岡安の設計。桃山御殿風総檜造り木造2階建て。総部屋数129室(本館64新館65)。
奈良県奈良市高畑町1096
※当レポートは、2009年11月滞在時の情報をもとにしています。ご利用の際は最新の情報をご確認ください。
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