2009年11月中旬、奈良へ行ってきました。宿泊は奈良ホテル。法隆寺・唐招提寺・薬師寺・東大寺などを回ってきました。
ここでは、【1】奈良ホテル新館の客室とホテル周辺をご紹介しますね。
【1】奈良ホテル新館の客室とホテル周辺
■グルメ旅 概要
時期:2009年11月中旬
人数:2名
内容:東京ー奈良 奈良2泊3日新幹線フリープラン
宿泊:奈良ホテル新館スタンダードツイン
ルート概要:法隆寺・唐招提寺・薬師寺~奈良ホテル(泊)~ 東大寺(二月堂・三月堂・大仏殿)、正倉院
グルメレポート:奈良「アコルドゥ」
奈良ホテルは奈良公園一角の高台に位置し、近鉄奈良駅からだと歩いて15分、JR奈良駅からでも25分ぐらいで行けそうでしたが、疲れていたのでタクシーで向かいました。ホテルに着いたのは16時ごろ。
第一印象は和風旅館?
1909年創業以来、「関西の迎賓館」として国賓・皇族はもとより、古くはアインシュタインやチャップリン、ヘレン・ケラー、ジョン・レノンなど多くの著名人が宿泊しているホテルというので、もっと華美で重厚な建物をイメージしていましたが、派手さはなく質実剛健といった佇まいです。
とはいえ、すっきりと美しい木造建築で、屋根の鴟尾(しび)、避雷針など細部にも風格が感じられます。
玄関には、創業100周年の記念看板と平城遷都1300年祭のせんとくん人形。中に入ると、ロビーの天井は吹き抜けになっていました。
今回宿泊するのは、クラシカルな本館ではなく新館です。到着の際、ざっと見渡しても、それらしき建物が見あたらなかったのですが、それもそのはず、建て増しした新館は、斜面を利用した半地下になっていたのです。
客室に行くには1階からエレベーターで下に降りていきます。ちょっと不思議な感覚。エレベータを降り、廊下を進んで客室に入ります。
新館の廊下。
スタンダードツインの客室。
客室には、暖炉がありましたが、これは実際に使われているわけではなさそう。ベランダに出ると、目の前は裏庭? 木々が色づいてきれいです。
のちに館内に展示してあった奈良ホテル全体の模型を見て納得しました。
手前が新館で、その屋上は緑に覆われています。なるほど、こうなっていたのか。玄関先に立っただけではわからないはずです。景観を意識して、低く目立たぬように造られていたのですね。
その後、夕食までの間少し時間があったので、ホテル付近を散策しました。
ホテルのすぐ脇にある旧大乗院庭園。名勝というだけあって、池は鏡のように天を映し、沈む夕陽は紅葉した木々をさらに赤く燃えさせ、息をのむ美しさです。
奈良ホテルの坂をおりたところです。ここから興福寺の方面へ歩きます。
荒池ごしに見る興福寺。
道路をはさんでその反対側。遠くに春日山が見えます。車道はひっきりなしに自動車が行き交っていて、やや風情に欠けるものの、並木の間から見える景色は素晴らしく、しばし見とれてしまいました。
道路沿いの標識は「鹿の飛び出し注意」。奈良らしいですね。
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JR奈良駅より徒歩25分、近鉄奈良駅より徒歩15分。明治42年創業。本館は西洋建築を数多く手がけた辰野金吾・片岡安の設計。桃山御殿風総檜造り木造2階建て。総部屋数129室(本館64新館65)。
奈良県奈良市高畑町1096
奈良市の市街地東部にある都市公園。明治13年2月14日開設。約660ヘクタールの広大なエリアに、奈良国立博物館および東大寺、興福寺、春日大社、正倉院などの歴史的文化遺産を擁する。特に塀や柵、門などはなく無料開放されており、24時間いつでも散策できる。園内には約1200頭の野生の鹿が生息しており、天然記念物に指定されている。
※当レポートは、2009年11月滞在時の情報をもとにしています。ご利用の際は最新の情報をご確認ください。
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