じゃがいもがたっぷり入ったスペイン風オムレツ(tortilla de patatas)。お子さまからお年を召した方まで誰にでも好まれる一品です。中身はなんでもいいのですが、まずは定番のポテト入りはいかがでしょう。うまくいったら、他の野菜入りや、じゃがいもを揚げ煮にする本格的なスパニッシュオムレツも、試してみてくださいね。
【3〜4人分】直径18cmフライパン使用
じゃがいも&玉葱を炒めるフライパンは、普通サイズの直径26cmくらいを使用。オムレツを作るときは、18cmくらいの小ぶりのものにすると、オムレツに厚みがでて形よく仕上がります。
もし、中身が半熟になってしまったときは、電子レンジで再加熱すれば大丈夫。また、半熟気味に仕上げるのもアリです。
本場スペインでは、じゃがいもと玉葱をたっぷりの油で揚げるように煮て作るのが一般的です。
バルで作り置きされているトルティージャは分厚く、完全に火を通したものが多いですが、家庭では、厚みや形はあまり重要視されません。卵を多めにしたり、半熟に仕上げたり、それぞれの家庭でこだわりの味があります。
じゃがいものトルティージャに、ウインナーを入れると放射状に切ったときの見た目がかわいく、ボリュームもアップです。
作り方は、フライパンにじゃがいも入りの卵液流し込み、ざっくり2~3回かきまぜたあとに、ウインナーをフライパンのカーブに沿うようにして埋め込みます。ウインナーの上にも卵液をかぶせておきます。あとは皿を利用してひっくり返し、それを何度か繰り返して焼き上げます。
トルティージャは、そのままタパスとしてつまむほか、バゲットパンにはさんでボカディージョ(バゲットサンド)にしたり、ピンチョスの具としてもよく利用されています。
これは薄切りバゲットパンに青じそを敷き、トルティージャとチーズを乗せてピンチョスにしたものです。
トルティージャが残ったら、フライにアレンジしてみてはいかがでしょう。衣をつけて揚げることによって、卵のポテトコロッケのような趣になります。
これはマッシュルーム入りトルティージャ(12等分)に、パン粉をつけて揚げたものです。表面サクサク、中はほくほく&しっとり。
サイコロ状に切ってベーコンを巻いて焼き、ひとくちピンチョスにしても楽しいですね。
トルティージャは、じゃがいもの他に様々な具を入れて作ることができます。ほうれん草やキノコや魚のほぐし身や…。わざわざ具を作らなくても、汁気を切った煮物や野菜炒めの残り、缶詰めや冷凍食品を利用してもいいですね。
▲じゃがいもを炒める際、茹でたつるむらさき(前日のお浸しの残り物)を入れて作ったトルティージャ。
トルティージャは小ぶりのフライパンで作ると形が決まります。直径18cmくらい。
フライパンのふちは広がっているものより、丸みを帯びた形状のほうが作りやすく、バランスよくひっくり返すためにも柄がしっかりしていて握りやすいものがベスト。
ちなみに、現在使っているのはDorisのアルミフライパン18cmです。
ためしに20cmフライパンを使ってみたのですが、このレシピの分量では厚みが出なかったので、やっぱり18cm。(材料の分量を増やせばいいという話でもありますが……)
このフライパンは安定感があって使いやすく気に入っています。少量の炒め物や揚げ物にも便利です。
▲Doris ドリス アルミフライパン 18cm(楽天市場)
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