アンダルシアの冷製スープ、ガスパチョ(Gazpacho)です。野菜がたっぷり入ってヘルシー。飲むサラダとも言われていますね。真っ赤な完熟トマトがあるなら、ぜひこの作り方で。
ミキサーやハンドブレンダーで作る標準のおすすめガスパチョと最小限の材料で作るコップ1杯分の簡単ガスパチョをご紹介します。
■■■目次■■■
<調味料>
(※4人分は倍の分量で作ってください)
据え置き型のミキサーではなく、ハンドブレンダーで作る場合も、材料、作り方ともにほぼ同じです。トッピングはなし、バゲットパンは水でふやかして入れました。
■中に入れるパン
パンは食パンでもバゲットパンでもかまいませんが、白い部分のみ使います。少々かたくなったぐらいのパンで十分です。パンの代わりにお麩を使ってもいいですね。さらりと仕上げたい場合は、入れなくても大丈夫です。
■ビネガーとオリーブオイル
シェリービネガーを使いましたが、ワインビネガーや米酢などどんなお酢でもかまいません。ただし、やはりビネガーやオリーブオイルは味を決定づけます。いいものを使いましょう。
■スパイス
パプリカパウダーはなくてもいいですが、入れるとより赤くきれいな色味になります。ぴりっと辛みが欲しいときは、タバスコを数滴。
クミンはイスラムの影響を受けたアンダルシアっぽい味になるので、あればぜひ加えてほしいスパイスです。
生にんにくがなければ、ガーリックパウダーやおろしにんにくなどで代用します。
■仕上げ
最後にシノワで漉すと、舌触りがなめらかになり、レストラン仕様になります。
1杯分だけほしいときは、材料も最小限にしてさくっと作りましょう。ワンプッシュミキサー「マジックブレットデラックス」で作ってみました。
<調味料>
スムージーのような感覚で、気軽に作りたいですね。
【参考】商品レポート「マジックブレットデラックスの機能と使い方&料理レシピ」
ガスパチョは具や盛りつけなどで、ぐっと華やかな料理になります。「ピンチョス 」でお馴染みのジョセップ・バラオナ・ビニェスさんが紹介されていたガスパチョを参考に作ってみました。
大きめの具を盛り合わせると、ごちそう感のある一品になりますね。具は、うずらの卵、サイコロ状に切ったきゅうり、プチトマト、ゆでえび、揚げパン、レモンスライスです。
こちらも、ジョセップ・バラオナさんお得意のパターン。具を串に刺してピンチョス風にしています。きゅうり、プチトマト、うずらの卵は、それぞれ単品で食べても美味しいように塩などで下味を付けています。
ガスパチョが余ったら、オイルや塩、醤油などを加えてサラダドレッシングやソースにするといいですよ。
ガスパチョを寒天やゼリーで固めれば、サラダやひんやりおつまみに利用できます。ハムや野菜などの具を入れてボリュームアップさせても…。
ガスパチョの作り方はさまざま、使う野菜の割合や調味料も自由です。味をみながら調味料を加え、マヨネーズや卵黄を入れるなど、作りながら自分好みの味をみつけてくださいね。
生のトマトが無ければ、トマトジュースや野菜ジュースを利用するのもアリです。
ガスパチョといえば、トマトをベースにした冷製スープが一般的ですが、ほかの食材で作るガスパチョもあります。
たとえば、きゅうりの冷製スープ「ソパ・デ・ペピーノ(sopa de pepino)」はきゅうりのガスパチョ、アーモンドで作った「アホ・ブランコ(ajo blanco)」は白いガスパチョと言われています。スペインの冷製スープは、なんでも「ガスパチョ」になってしまうのかも。
また、アンダルシア地方のコルドバにはガスパチョと同じような「サルモレホ(salmorejo)」があります。パンが多めに入ってもったりしたトマトスープです。
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