2009年5月初旬、佐賀県唐津に行ってきました。旅館洋々閣に泊まり、器を眺め、美食を堪能。
【3】洋々閣の夕食と朝食
■グルメ旅 概要
時期:2009年5月中旬
人数:2名
内容:洋々閣(朝・夕食つき)宿泊プラン
ルート概要:虹の松原散策~洋々閣(泊)~唐津市内観光
お風呂から上がり、お部屋に戻ると、夕食の準備が整っていました。いただくのは「玄界灘の海の幸 素材重視で! 口福プラン」の夕食です。宿泊の予約手配をする祭、ちょっと奮発してこのプランにしました。
お膳にはお品書きが添えてあり、すでに3品が載っています。
▲ 前向付 吟鯵沖造り
▲ 先付 梅小倉豆腐
▲ 小付 蚕豆艶煮
これらをいただきながら、日本酒と梅酒を…。普段、ビールかワインなのに、この日に限って日本酒にしたのは、器が見たかったからです。
日本酒はこんな入れ物に入ってきました。注ぎ口が鳥のくちばしのようで面白いですね。
梅酒は、こんなボトルに入っていました。
▲ 御造り おこぜ薄造り
▲ 御椀 蛤潮仕立蛤しんじょう
▲ 煮物 鯛あら煮
▲ 蓋物 筍万十翡翠豆短冊人参 若芽木の芽あん
▲ 強肴 彩り紫陽花鮑(左)/合肴 桜海老曙白扇独活 美味出汁(右)
▲ 留椀 おこぜ八丁堀味噌 なめこ茸 五分葱
これに、佐賀米コシヒカリのご飯と香の物がつき、最後に甘味で終わりです。
▲ 甘味 佐賀ほのかキウイフルーツヨーグルト苺ソースかけ
途中、野菜が欲しいと思ってしまうくらいの贅沢な海の幸づくし。今回は「素材重視の口福プラン」にしましたが、佐賀牛のしゃぶしゃぶコースでもよかったかなあと頭をよぎりました。
というのも、秘伝のたれでいただけるらしいですし、前後の日に鮨や鳴子のいかも食べたいなどと考えていると、海のものが重なってしまいますからね。どの料理も丁寧に仕上げられていましたので、格安プランの会席料理でも、充分満足のいく献立であろうと想像できました。
あけて朝食です。今度は庭が見える明るい食堂でいただきます。
ご飯の供がいっぱいで嬉しくなりますね。
▲ 川島豆腐店のざる豆腐
▲ きゃらぶき
▲ ちりめんじゃこ
▲ もろみ
ただのもろみに見えますが、わさびがぴりっときいていて、こりこりと何か魚介類を入れているようでした。こんなに美味しいもろみをいただいたのは初めてです。
▲ ほうれん草のおひたし
▲ 麦粥
▲ お味噌汁
▲ 茶碗蒸し
▲ 一夜干し
▲ 野菜サラダ 胡麻ドレッシング
▲ らっきょう
こんなに食べられないと言いながらも完食。テーブルに出ていたらっきょうまでつまんでしまいました。麦粥がお腹にやさしくて、うれしくて、佃煮やお漬け物といった昔ながらの日本の保存食のおいしさを堪能しました。
朝食が終われば、身支度をして、洋々閣ともお別れです。
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洋々閣の朝食に出てくるざる豆腐は川島豆腐店のもの。大豆の味がいきています。併設の日本料理「かわしま」では、豆腐料理が堪能できます。またオンラインショップでは、お豆腐にかけて食べるとおいしいスペインの最高級オリーブオイル(ダウロ)も取り扱っています。
佐賀県唐津市京町1775
洋々閣で出てきたお菓子は、開花堂のさよ姫でした。和三盆糖の上品な甘さで貝殻の形をした干菓子です。ほかに、開花堂には落雁の中に松の実が入ったものや曳き山の焼印の味噌煎餅「津の華」など唐津らしい和菓子があります。また、池田屋菓子舗の唐津銘菓「泡雪」、お子様には唐津くんち曳山ガムが人気です。各種唐津焼きはもちろん、唐津港で水揚げされる新鮮な海の幸も忘れてはいけませんね。
※当レポートは、2009年5月滞在時の情報をもとにしています。ご利用の際は最新の情報をご確認ください。
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