タコのガリシア風じゃがいも添え(Pulpo a la gallega con patatas)です。地元ガリシアでは、タコだけのことが多く、必ずしもじゃがいも添えというわけではありません。が、ポテトとの相性は抜群なので、ボリュームのあるタパスにしたい場合はこちらがおすすめです。
材料
- ゆでダコ(足のみ)……200g
- じゃがいも……2個
- ローリエ……1枚
- パプリカパウダー……少々
- オリーブオイル……適量
- 塩……少々
- パセリ……1枝
作り方
- じゃがいもは皮付きのまま、20~30分ゆで、皮をむいて約1cmの輪切りにしておく。
- 鍋にお湯を沸かし、ローリエと塩を入れて、ゆでダコを2~3分温める。(本場のやわらダコにする場合は、30~60分ゆでる)
- お皿にじゃがいもを並べ、その上にゆでダコの輪切りを乗せ、パプリカパウダー、塩、オリーブオイルをふりかけ、パセリを散らす。
ポイント&ヒント
今回は、じゃがいもの上にタコの輪切り1個でピンチョス風ですが、通常はじゃがいもを敷いた上にタコを適当に盛ることがほとんどです。レストランなどでは、別の器にじゃがいもだけ盛って出てくることも…。
パプリカはスモークパプリカを
スペインのパプリカ(ピメントン)の種類は多く、大きくわけると、辛みのないドゥルセ(dulce)と辛口のピカンテ(picante)があり、タコのガリシア風には、それぞれを混ぜて使います。
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ピカンテは、かつおぶしのような燻製香のある辛みが特徴。ピカンテがなければ、通常のパプリカパウダーに一味唐辛子やカイエンヌペッパーを少し加えてみてください。
タコのガリシア風はシンプルな料理なので、調味料も大事。オリーブオイルはエクストラバージンの品質のよいもの、塩は粗塩など旨みのあるもがいいでしょう。
アヒージョにしても美味しい
「たこのガリシア風じゃがいも添え」をアヒージョにしてみました。
【材料】
- ゆでダコ(足のみ)……100g
- じゃがいも……1個
- 赤唐辛子……1本
- オリーブオイル……大さじ3
- にんにく……1片
- 白ワイン……大さじ1
- 塩……少々
- パプリカパウダー……少々
【作り方】
- じゃがいもは洗って皮付きのままラップをし、電子レンジで中まで火を通しておく。(またはまるごと茹でておく)皮をむき、乱切りにする。
- ゆでタコも乱切りにする。
- カスエラか小鍋(または小フライパン)に、オリーブオイルとにんにくのスライス、赤唐辛子を入れて火にかける。
- にんにくがプツプツとオイルの中で踊りほんのり色づいたら、赤唐辛子を取り出す。(にんにくも赤唐辛子も焦がさないこと)
- じゃがいもとたこを入れて、1分ほど煮たら白ワインをまわしかけ、塩とパプリカパウダーをふって味をなじませ、火を止める。
- 仕上げにパプリカパウダーをふって、熱々の内にテーブルへ。
たこの旨みがじゃがいもに染みておいしい。
旨みのあるオイルはパンにつけて食べても…。
【関連レシピ】タコのガリシア風
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