パエリャの本場は、スペインの米どころバレンシア。鶏肉、兎肉、カタツムリ、モロッコインゲンを入れたものが元祖バレンシア風になります。鍋に平たく炊き込むのが本来のパエリャですが、魚介類も入れて立体的に仕上げてみました。魚介類と鶏肉で作る一般的なミックスパエリャです。
【2〜3人分】28cmパエリャ鍋使用
炊きあがる前に水分が無くなりそうなら、途中で少し水を足します。
米はふつうの日本米で、洗わないのがコツ。洗ってしまうと、お米が水分を吸ってしまい、スープの旨みが浸透しないからです。精米後のぬかが多くついている場合や抵抗がある場合は、さっと洗ってザルにあげ、水を切ってから使います。あるいは洗わないで使える無洗米が便利です。
玉ねぎは別途炒めておいたもの(ソフリート)を使ってもいいですね。
魚介類や鶏肉からだしが出るので水だけで炊いていますが、さらに白ワインやスープストックを加えるとより味わい深くなります。お好みでレモンをかけてどうぞ。
スペインのお米料理の歴史は古く、かつてはプチェロ(puchero)という深めの土鍋で作られており、のちにカスエラ(cazuela)という平べったい土鍋になり、近年になってから鉄製のパエジェラ(paellera)が登場し、パエリアが作られるようになりました。
パエリアの中に入れる具は、海辺に近ければ魚介類、山岳部では肉類をメインにして作られていました。具に制限はないので、好きなものを入れて作りましょう。「創作パエリャ コレクション」ではいろんなパエリアを紹介しています。
また、スペインのバレンシア米を使ったパエリア・レシピはこちらで…。
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