あさりと野菜のアロス・カルドソ(Arroz caldoso de almejas y verduras)。スープが多めのお雑炊のようなものです。あさりだしと野菜の優しい味わい。不思議と白ワインにも合ってしまいます。メインの前の一皿め(スープのような感覚)か食事の締めにどうぞ。
【2〜4人分】
<ソフリート>
<あさりの具とだし>
<野菜の具> 野菜全部で250gほど
多めのオリーブオイルで、しかも弱火でじっくり炒めることにより、旨みのあるソフリートができあがります。鍋につきっきりでなくても、たまに混ぜるぐらいで大丈夫。
料理の手順としては、まずソフリートから作り始めます。時間短縮のために、ソフリートをまとめて作って冷凍しておくのもひとつの方法です。
あさりは、必ず砂抜きし(平らな容器に並べ、ひたひたの塩水に3時間から一晩つけておく)、使う30分前にザルにあげます。鍋にあさりを入れ、白ワインをふりかけて、ワイン蒸しにします。白ワインがなければ、日本酒でもかまいません。
あさりの他に、いか、えび、たこ、白身魚などの魚介類でもおいしくできます。肉類ならば、鶏肉、豚肉、チョリソなど。野菜もそのときあるもので、たとえばニンジン、大根、ブロッコリー、サヤエンドウ、マッシュルームなどなんでも。
ジョセップ・バラオナさん著の「tapas(タパス)」では、ほうれん草をピューレにして、美しい緑色のアロス・カルドソを作られていました。コクを出すために、ピカーダ(にんにく、アーモンド、パセリ、クルトンなどをすりつぶしたもの)を入れることもあります。
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