スペインの土鍋カスエラで作るバレンシアのお米料理。えびとあさりを入れたお雑炊(Arroz caldoso con almejas y gambas)です。パエリャよりも簡単で、サフランいらず。魚介のうまみがごはんに染みこんで、うまいうまい。カスエラで作りたいところですが、いつも使っている純和風の土鍋で作りました。
【4人分】
お米は、出汁を吸わせるために洗わないで使いますが、気になる場合は、さっと洗ってザルにあげ、水を切ってから入れてください。あるいは洗わないで使える無洗米が便利です。
あさりは炒めた後、むき身にして入れると食べやすくなります。海老の頭もアサリの殻も、盛りつけの飾り程度に残しておいて。
イタリアのリゾットのように、食前に粉チーズをふってもいいですね。
スペインのお米料理の歴史は古く、かつてはプチェロ(puchero)という深めの土鍋で作られており、のちにカスエラ(cazuela)という平べったい土鍋になり、近年になってから鉄製のパエジェラ(paellera)が登場しパエリアが作られるようになりました。
今でも、パエリア鍋ではなくカスエラで作るお米料理は多く、スープの多い雑炊タイプとしっかり炊きあげるタイプがあります。
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