セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

マルミタコ

まぐろとじゃがいものトマト煮

「マルミタコ(marmitako)」とは、バスク地方の漁師料理でマルミタという深い鍋で作ることから、ついた名前のようです。マグロはお刺身でいただきたいところですが、スペインでは火を入れて食べることが多いんですね。お刺身用の赤身ぶつ切りで作ってみました。

材料

【3〜4人分】

  • マグロ赤身ぶつ切り……300g
  • トマトの水煮……1/2缶(200g)
  • じゃがいも……2個
  • たまねぎ……1個
  • パプリカ(赤)……1/2個
  • ピーマン(緑)……2個
  • にんにく……1片
  • オリーブオイル……大さじ2
  • 白ワイン(または日本酒)……50ml
  • 水……1カップ
  • コンソメ顆粒……小さじ2
  • パプリカパウダー……小さじ1/2
  • 塩、胡椒……適量
  • ローリエ……1枚
  • パセリ、オレガノ、バジルなど

作り方

  1. マグロの切り身は一口大に切って、塩・こしょうをふっておく。
  2. じゃがいもは小さめの乱切り、玉ねぎは細切り、ピーマンとパプリカは1〜2センチ角に切る。(パプリカはあらかじめ表面を焼いて皮をむいておくとよい)
  3. 鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクのみじん切りと玉葱を15分ほどじっくり炒めたら、じゃがいもを加え軽く炒める。
  4. さらに、パプリカとピーマンを入れて炒め、白ワイン、水、コンソメ顆粒、ローリエを入れて一煮立ちしたら、トマトの水煮を加える。
  5. じゃがいもが柔らかくなったら、まぐろの切り身を加え、さらに10分程度煮る。
  6. 塩、胡椒、パプリカパウダーで味をととのえ、お好みでバジルやオレガノ、パセリなどのスパイスを加える。

ポイント&ヒント

かつお(ボニート)やメカジキでも…

まぐろの他ボニート(鰹)でもよく作られている料理です。刺身のサクやメカジキの切り身でもおいしくできます。

味つけは自分好みに工夫を…

これはわりとあっさりめなので、最終的には醤油やケチャップを加えるなどして、自分好みの味に仕上げてくださいね。

本場では、乾燥パプリカ(ニョラスやチョリセロ)を水で戻して中身をしごいたものを入れるたりするのですが、日本では入手しづらい食材なので、あれば焼きパプリカのオイル煮などを入れるといいかもしれません。ちなみに、パプリカのマリネを漬け汁ごと加えたところ、コクが出て旨みがぐんとアップしました。

さらにじゃがいもが煮崩れるくらい煮込むと味がなじんでおいしいです。

リメイク料理も簡単

余ったら、卵を落としたり、チーズをのせてグラタンにしたり、パスタ混ぜたり、カレー風味にしたり、翌日も楽しめますよ。

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