第16回
たけのこご飯
今回は炊き込みご飯じゃ。たけのこを入れて「たけのこご飯」を作ってみようかの。米と合わせ調味料と水を計量したら、あとは炊飯器におまかせの簡単レシピじゃ。
スポンサーリンク
具はたけのこ水煮、干ししいたけ、油揚げ
まず、干ししいたけを100mlの水で戻しておこう。30分ぐらいで戻るかの。しいたけを戻したときの水はご飯を炊くときに使うので捨ててはいかんぞ。
戻したしいたけと油あげは千切り、たけのこ水煮は薄切りにしておくのじゃ。
たけのこは、穂先のほうは繊維にそって縦に切り、根元のほうは、繊維を断ち切るように横に切ると、なおええな。
お米をといで炊飯釜にいれたら、次はだし汁じゃ。
カップに醤油、酒、みりん、かつおだし顆粒(ほんだしなど)を入れ、それからしいたけのもどし汁(100ml)を加えてだし汁を作る。それを炊飯釜に注いだら、2合炊きの水分量のところまで、水を足していく。
もどし汁や調味料を含めて、本来の水の量と同じにするわけじゃな。
最後に具を米の上にのせて、炊飯器のスイッチを入れる。あとは炊きあがるのを待つだけじゃ。
薄味にしておるからの、炊けたら味見をして、必要なら塩をぱらっと加えて混ぜ合わせ、調整するとええの。これは混ぜご飯の要領といっしょじゃな。
にんじんやごぼうを加えれば五目ご飯になるの。その場合は、他の野菜の分だけタケノコの量を少なめにすることじゃ。
材料(4人分)
- 米……2合
<具>
- 干ししいたけ……中3個
- 油あげ……1/2枚(40g)
- たけのこ水煮……100g
<調味料>
- 醤油……大さじ1杯半
- 酒……大さじ1
- みりん……大さじ1
- かつおだし顆粒……小さじ1
- 塩……少々
- しいたけのもどし汁……100ml
作り方
- 干ししいたけは、100mlの水でもどしておく。
- しいたけと油揚げは千切り、たけのこは薄切りにする。
- 炊飯釜に、米と調味料+しいたけの戻し汁+水を加え、(2)をのせて炊く。
※みりんがない場合は、酒大さじ2、砂糖小さじ1でもよい。逆に酒がなければ、みりん大さじ1杯半で。
(所要時間:45分)
■献立例
- たけのこご飯
- あさりのみそ汁
- 高野豆腐と野菜の含め煮
- きゅうりとささみの酢の物
- 漬け物 / フルーツ
いー爺さんのワンポイントアドバイス
■混ぜご飯スタイル
具をあらかじめ煮ておき、その煮汁+水で炊飯して、後から具とご飯をまぜるという方法もある。
■炊き込みご飯の保存と利用
炊き込みご飯が残ったら、1食分ずつラップで包み、冷凍しておくとええな。解凍すれば、それだけでも食べられるし、お雑炊やライスコロッケにも利用できるからの。
■生たけのこのゆで方
生のたけのこを入手したら自分でゆでるとええの。風味と味の濃さが違う。ゆでるときの米ぬかがなければ、米のとぎ汁でもかまわんぞ。
1)たけのこはさっと洗って、皮を2~3枚はぎ、先端部分を5cmほど切り落とす。そして、たてに切り目を入れておく。
2)根元のぶつぶつした部分は、適当にそぎ取っておく。
3)ぬかはお茶パックに入れておくと捨てるときに便利。
4)大鍋にたっぷりの水とぬかパック、唐辛子、タケノコを入れ、煮立ったら落としぶたをして弱火で1時間ほどゆでる。
5)竹串を刺して、すっと通る硬さになったら火をとめてそのまま冷めるまでつけておく。(一晩つけておいてもよい)
6)冷めたら水洗いして、皮をむく。
7)すぐに使わない場合は、保存容器に入れ水に浸した状態で冷蔵庫で保存する。(保存容器の水を毎日替えれば、1週間はもつ)
先端部分のやわらかい姫皮はお吸い物に、あとはだしつゆで煮てかつおぶしをまぶした土佐煮にした。
その煮汁でご飯を炊いて混ぜれば、混ぜご飯スタイルのたけのこご飯ができる。