第14回
里芋の煮っころがし
今回は煮るだけの「里芋の煮っころがし」じゃ。里芋はむくのがめんどうじゃが、冷凍ものは便利じゃ。凍ったまますぐ使えるし、ぬめりもあまりないからの。
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冷凍里芋をだしつゆで煮る
まず、鍋に水1カップ半とだしつゆ(3倍濃縮タイプなら大さじ3杯)を入れて、濃いお吸物くらいにするんじゃ。
煮含めるから、多少薄味でも大丈夫。あとからなんぼでも足せるからの。
里芋を入れて、最初は強火じゃ。沸騰したら弱火にして落としぶたをする。なければ、アルミ箔を鍋より少し小さめに切ってのせてもええの。そうすることで、煮汁がまんべんなく里芋にからむようになる。
鍋底に芋がくっつかないように、ときどき鍋をゆすってな。15分くらいで煮汁が減って柔らかくなるから味見をして、味が薄ければ醤油を少し足して出来上がりじゃ。
材料(2人分)
- 冷凍里芋……400g
- だしつゆ(3倍濃縮)……大さじ3
- 水……300ml
作り方
- 鍋に水とだしつゆと冷凍里芋を入れる。
- 沸騰したら落としぶたをして、弱火で煮含める。
(所要時間:20分)
■献立例
- かきたま汁
- 里芋の煮っころがし
- たらのゆうあん焼き
- ほうれん草のおひたし
- 白ごはん
- 漬け物 / フルーツ
いー爺さんのワンポイントアドバイス
■大きめの鍋で
里芋はぬめりがあって、煮ているうちに煮汁がぶくぶくとあがってくるので、大きめの鍋を使うことじゃ。里芋が重ならないことも大事。鍋をゆすって、里芋がころがせるくらいの余裕があるといいの。
■だしつゆを使わない場合の調味料
だし汁1カップ半に、酒・みりん・醤油各大さじ2杯くらいの調味料で煮含める。
■煮物の味付けの順番
あまいもの(酒・さとう・みりん)→からいもの(塩・酢)→風味のあるもの(しょうゆ・みそ)の順で。薄味で煮て、最後に塩・醤油などで引き締めるといいの。
■照りを出すには
照りがほしい場合は、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけるといいの。 味もよくからまるし、見栄えもよくなる。
■冷凍野菜の利用
かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリー。煮物用として、れんこんやにんじんなどのミックス野菜もある。上手に使いたいものじゃの。冷凍食品はわりあい火の通りがはやいようじゃ。煮くずれないよう気をつけてな。