新・都ホテル京都に泊まって…2
新・都ホテルの朝食と醍醐寺、イノダコーヒ、錦小路(2日め)
2014年4月上旬、1泊2日で京都へ行ってきました。到着した1日めは、青蓮院から円山公園まで歩き、祇園のフレンチでディナー。宿泊は新・都ホテル。2日めは醍醐寺で花見、そのあとイノダコーヒで休憩し、錦小路を歩いて、京都和久傳で夕食を楽しみ帰路につきました。
ここでは、2日めをご紹介します。(1日めはこちら)
■グルメ旅 概要
時期:2014年4月上旬
人数:2名
内容:東京ー京都往復、京都1泊2日フリープラン
宿泊:新・都ホテル京都 サウスウィング
ルート概要:<1日め>青蓮院 ~円山公園~レストラン・キャレドミュー(祇園)~白川南通 <2日め> 醍醐寺~イノダコーヒ~錦小路~京都和久傳
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朝食は新・都ホテルの京大和屋で
新・都ホテルでの朝食は、バイキングレストラン「プレジール」、ダイニングカフェ&バー「ロンド」でもとれたのですが、日本料理「京大和屋」にしました。和定食をゆっくり落ち着いて食べたかったからです。
京の雅を現代風にアレンジした店内は、テーブルごとに区切られていて、落ち着きがあります。障子があしらわれた窓からは、小さな庭が見えました。
和定食(二段弁当)2,160円を注文。朝食はこの定食のみです。
二段弁当の蓋をあけると、上段は、ちりめん山椒&梅干し、胡麻豆腐、胡瓜漬け&白菜漬け、水菜と薄揚げのお浸し、切干大根あちゃら漬け、ひじき旨煮が少しずつ。
下段は、飛龍頭、木の葉南京、里芋の器と、塩鮭、出汁巻玉子の器が入っていました。
白御飯とおかゆが選べたので、おかゆで。それに味噌汁がついています。
おかゆには餡をかけていただきました。京都東山の老舗料亭「京大和」の直営店だけあって、どれも丁寧に作られていて、京風の薄味仕立てがおいしかったな~。ゆったりと気持ちの良い朝食になりました。
醍醐寺でお花見
新・都ホテルをチェックアウト後、荷物を預けて、JR京都駅から山科駅まで行き、地下鉄東西線乗り換えて醍醐寺のある醍醐駅で下車。
醍醐駅の駅ビルを出ると住宅街でした。一瞬、え?と思いましたが、この団地の中の道がゆったりと整備された緑道になっており、約10分の道のりも苦ではありませんでした。
醍醐寺につくと、まあ、人、人、人。観光バスなどで駆けつけた人たちで大賑わいです。
霊宝館のしだれ桜はすでに見頃をすぎ、八割方は散ってはいたものの、この枝振りから満開時の美しさが想像できます。
三宝院大玄関。中に入ると、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して設計したという庭が見られます(撮影禁止)。
平成22年に修復された唐門(重文)。門全体は黒の漆塗で、菊と桐の紋には金箔が施されているそうです。ゴージャス!
桜まつりの期間中で、境内には行燈と桐紋の入った紅白の幕が張られていました。
五重塔。
金堂。
弁天堂。
境内は広い広い。花の醍醐といわれるだけあって、桜の木も半端ない。ソメイヨシノ、山桜、八重桜…。しだれ桜も、これでもか!というほど。
見頃だったのは、霊宝館の前の庭の八重桜です。玉のように咲いていてかわいらしかったですね。
実は、このあたりは下醍醐で、さらに山道を1時間ほど登ったところが、醍醐寺開創の地である上醍醐。薬師堂、開山堂、如意輪堂などがあるのですが、体力に自信が無く諦めました。醍醐寺は1日がかりですね。しっかりと歩き回れる準備をして行くに限ります。
イノダコーヒ本店でひとやすみ
お昼をずいぶんと回ってしまったのですが、地下鉄東西線で烏丸御池まで戻って、老舗カフェ「イノダコーヒ」本店へ。この店構えに惚れ惚れです。京都には何度か来ているのに、何度も勧められていたのに、実は入ったことがありませんでした。
店内は落ち着いたレトロな雰囲気。2階席からは、庭や階下の様子がよく見えました。
こんなふうになっていたんですね。テラス席がかわいい。
ビーフカツサンドにそそられつつも、ミックスサンドを注文しました。
オーソドックスなミックスサンド。具とパンの割合がちょうどよく、ハムも卵も野菜もきちんとおいしい。しかも食べやすい。
モカをベースにしたヨーロピアンタイプの深焙りブレンド「アラビアの真珠」は、エンブレムの付いたコーヒーカップで。
カフェオーレはこんなカップで。いいな~。コーヒーもコクがあって、しみじみとおいしい。なんて素敵なカフェなんでしょう。
すぐ近くには三条店。ほかに四条店、清水寺の近くにもあります。あ、東京や横浜にもありましたね。でも、京都本店の雰囲気は格別。「京の朝食」セットというのがまたいいらしいので、次は朝食を目指したいです。
錦小路あたりをぶらぶら散歩
街を歩いていると、とある店先でディエゴ・ジャコメッティの「猫の給仕頭」を大きくしたような猫のオブジェに出合いました。松岡美術館で見たものは小さかったのでびっくり。レプリカでしょうか。錦天満宮では、立派な撫で牛が鎮座していました。
そう錦小路も歩いたのです。ビルに挟まれた鳥居の奥には錦天満宮があり、そこから伸びる錦小路の店先の楽しいこと!
タコの頭にうずら卵が入っているという「たこたまご」。
はもやホタテ貝柱にうにを塗ってあぶった串刺し。鯛やサワラもありました。
樽が並んだお漬け物屋さん。生麩やゆば専門店もあるし、包丁の「有次」さんや陶器の「器土合爍」さんもあって、見ていて飽きないんですよね。お土産もあれこれ買ってしましました。
紫野和久傳 堺町店と京都和久傳
ぶらぶら散歩の折、偶然通りかかった紫野和久傳。一階がおもたせが買えるフロア、二階が軽食もとれる茶菓席。この建物の奥が料亭「室町和久傳」になっているようでした。この赤のれんといい、すだれといい、いい感じ。
そして、夕食は京都駅ビル(伊勢丹)に入っている京都和久傳。予約はしていませんでしたが、開店前から並んで席をゲット。蘇芳コース(6,000円)をいただきました。
新幹線に乗る前の慌ただしい時間帯ながら、本格的な料亭の味が気軽に楽しめて大満足でした。コース内容など詳しくは「京都和久傳グルメレポート」をご覧下さいね。
というわけで、今回もまた新幹線+ホテルというフリープランを利用しての旅行でした。新幹線とホテルを別々に予約するより割安になるのがいいんですよね。旅行といえば、すっかりこのパターンです。
しかし、今回の観光コースでは、京都駅前の新・都ホテルより、蹴上駅そばのウェスティン都ホテルのほうがよかったような…。ううう、次はウェスティン都ホテル京都にしましょう。
(2014年4月訪問)
■新・都ホテル京都のプラン詳細・クチコミ・予約
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新・都ホテル
JR京都駅より徒歩2分。1975年3月オープン。2005年に新館サウスウィングとチャペルを増設し、総客室数は986室に及ぶ。本館は地下2階10階建て。サウスウィングは地下1階7階建て。
京都市南区西九条院町17
醍醐寺
真言宗醍醐派総本山の寺院。本尊は薬師如来、開基(創立者)は理源大師聖宝。醍醐山(笠取山)に200万坪以上の広大な境内をもつ寺院で、豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地としても有名。世界遺産に登録されている。泉回遊式庭園と、江戸時代の小堀遠州による霧島の庭の、趣の異なる2つの庭が楽しめる。
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
※当レポートは、2014年4月滞在時の情報をもとにしています。ご利用の際は最新の情報をご確認ください。