トマトはスペイン料理によく使われます。料理のベースになるトマトソース「Salsa de tomate」(サルサ・デ・トマテ)を作っておけば、 各種料理に応用できます。 単品でも、ちょっと手を加えるだけで、凝ったソースに変身ですよ。
【4人分】(作りやすい分量)
トマトの水煮缶には、丸ごとの「ホール」タイプとあらかじめ刻んである「カット」タイプがあります。
ソースにはホールを使うことが多いのですが、ホールの場合、トマトにヘタや皮が付いていることがあるんですよね。
なので、ちょっと手間ですが、ボールに移して手でざっと潰しながら、ヘタや皮の部分を取り除くいておきます。
そうすると出来上がったときに、舌触りのいいソースになります。
玉ねぎ炒めるのに10分。と聞くと、10分間ずっとフライパンの前にいて混ぜ続けなければいけないのか……と思いがちですが、ほとんどほったらかしでOK。
たっぷりのオリーブオイルで炒めるので、焦げつくことはありません。時々ざっとかき回す程度でいいのです。
その後トマトの水煮を入れたら、ぐつぐつと煮る感じ。他の料理を作りながら作れます。
トマトソースは冷蔵で2~3日はもちますが、余ったときや多めに作って保存しておきたいときは、100gずつぐらいに分けて冷凍しておくと便利です。
基本の材料のほかに、コンソメ、バジル、オレガノ、パセリ、お醤油、白ワイン等を加えて、自分好みの味にしておいてもいいですよね。
他の料理に利用することを考えて、そのまま食べられる程度の薄味がおすすめです。
わたしは玉ねぎの食感が残ったダクダク感のあるトマトソースが好きなのでブレンダーにはかけずに使うことが多いですね。(だから、トマトの水煮のヘタが気になってしまうわけで……)
トマトソースはトルティージャにかけたり、パスタと和えたり。
トマト味の煮込み料理や炒め物、グラタン、パエリャの隠し味などにも使えます。
■サルサ・デ・トマテを使った料理例
玉ねぎを入れて作ると、旨み甘みのあるトマトソースになりますが、トマトだけで作るシンプルなトマトソースもあります。煮込みにコクを出したり、ブイヨンで伸ばしてブラバスソースにしたり。このソースはトマトケチャップやトマトピューレを使うような感覚で利用できます。
【材料】
【作り方】
シンプルに塩だけで調味してもいいですし、醤油やコンソメ顆粒、スパイスなどを加えて、好みの味に仕上げてもいいですね。バジル・オレガノ、チリソースなどを加えれば、自家製ピザソースやパスタソースにもなります。
玉ねぎが入らないので、酸味を和らげるために砂糖を加えています。
ザルで漉すとなめらかに仕上がりますが、面倒なときは、そのまま手でつぶしながら入れて煮詰めても大丈夫です。
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