第5回
あさりのうしお汁
ご飯ものが続いたので、次は汁ものじゃ。あさりから出るうまみを利用した、うしお汁はどうかの。貝や魚のあらからは、うまいだしが出るんじゃ。
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汁物の塩分は0.6~0.8%
あさりは砂抜きしてあっても、買ってきたら殻をこすり合わせてガシャガシャ洗って、塩水に入れて念入りに砂出しをすることじゃ。
塩水の塩分は、舐めてみてしょっぱいと感じる海水と同じくらいの濃さ(3.5%)で。冷水だとあさりが眠ってしまうので、常温でな。
あさりは使う30分くらい前にざるにあげておくと、うま味が増すと言われている。
汁物の塩分は、だし汁に対して0.6~0.8%じゃが、あさりを砂出しした際に多少塩分を含むので、味見しながら、塩を入れるようにするといい。
仕上げにこしょうをふる。これで味がぐっとひきたつぞ。
薬味は、長ネギのほか、あさつきや三つ葉などで。あれば、木の芽やゆずで、ほんのり香り付けをしてもええな。
材料(2人分)
- あさり……200g
- 水……2カップ(400ml)
- 酒……大さじ1
- 塩……少々
- 醤油、こしょう……少々
- 長ねぎ……5cmくらい
作り方
- あさりは砂抜きして、ざるにあげておく。
- 鍋に水とあさりをいれて火にかける。
- あさりの殻が開いたら酒を入れ、味見をしてから塩と醤油の量を加減して味をつける。(白いアクの泡が出てきたら、取り除こう)
- こしょうで風味付けをし、器に入れて長ねぎの薄切りを盛る。
(所要時間:10分)
■献立例
- あさりのうしお汁
- いくら丼
- 小松菜のおひたし
- 漬け物/フルーツ
いー爺さんのワンポイントアドバイス
■昆布でだしをとっても…
うしお汁は昆布でだしをとるといいんじゃが、今回はあさりが多いので省いた。あさりが少ない場合や本格的に作るときは、昆布でだしをとるとええの。
なに、難しいことはない。昆布の切れ端を、あさりと一緒に水から浸しておいて、沸騰したら取り出すだけじゃ。
■あさりが残ったら「あさりの酒蒸し」
器にあさりを入れ、お酒をふりかけてラップをする。電子レンジで全部の殻が開くまで加熱し、仕上げに塩をふる。すこぶる簡単じゃ。
ふた付きの鍋やフライパンでも作れるの。