第3回
いくら丼
しらすご飯の応用で「いくら丼」はどうかの。ご飯をすし飯にして、具をのせるだけじゃ。
本格的に作るときは、昆布だしでご飯を少しかために炊くんじゃが、2人分くらいなら、ふだんの残りご飯でも大丈夫。簡単に作れるぞ。
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うまみ調味料を上手に使って
キュウリは薄切りにして、塩でもんでおくが、このとき、ぱらっとうまみ調味料をふっておくと、味がまろやかになるな。
卵は炒り卵じゃ。薄く焼いて細切りにした錦糸卵のほうが見栄えはいいが、ま、ちゃちゃっと作るときは、これでじゅうぶん。ほんのちょっと塩、砂糖、うまみ調味料などで調味してから焼く事じゃな。
すし飯用の合わせ酢は、砂糖などが溶けきらなくても、熱いごはんにかけて、混ぜ合わせれば問題ない。ここでも、うまみ調味料(味の素)を使おう。
うまみ調味料は頻繁に使うことは控えたいが、ほんの少し使う分には、とてもよくできた調味料じゃ。上手に利用したいの。
材料(2人分)
- ご飯……2杯分
- いりごま……大さじ1
- 青じそ……4枚
<合わせ酢>
- 米酢……大さじ1杯半
- さとう……小さじ2
- 塩……小さじ1/3
- うまみ調味料……少々
<トッピング>
- 卵……2個
- キュウリ……1本
- いくら……大さじ山盛り2
- 焼き海苔……1枚
作り方
- きゅうりを薄切りにして、塩でもんでおく。
- 青じそを細切りにしておく。
- フライパンで炒り卵を作っておく。
- すし飯を作る。合わせ酢の調味料をあらかじめ混ぜておき、温めたご飯にかけて、しゃもじで手早く切るように混ぜる。(うちわで風を送って水分をとばすと、なおいいの。ご飯につやが出る)
- すし飯に、青じそといりごまを混ぜ、炒り卵、きゅうり、いくら、焼き海苔をのせる。
(所要時間:15分)
■献立例
- いくら丼
- とうふのみそ汁
- 里芋の煮っころがし
- 漬け物/フルーツ
いー爺さんのワンポイントアドバイス
■合わせ酢の割合
一般的にちらし寿司の合わせ酢の割合は、塩:砂糖:酢が、1:3〜5:12。
米1カップ分の合わせ酢ならば……塩1(1.6g):砂糖3~5(5~8g):酢12(20g)
計量スプーンでいうと、およそ塩小さじ1/3杯、砂糖小さじ2杯、酢大さじ1杯となる。めやすにするとええな。
■市販品のすし酢
市販のすし酢も便利じゃ。すし飯だけじゃなく、酢の物や甘酢づけ、オイルやお醤油などを加えて、サラダのドレッシングにも利用できる。
各種サラダ用ドレッシングをすし酢代わりに使えば、洋風ちらし寿司になるぞ。
■味の調整
ご飯に合わせ酢を混ぜるときは、2/3ぐらい入れて味をみて、それから調整することじゃ。具の塩加減を考慮して、ちょっと薄味か?と思うくらいがちょうどいい。
■丼のバリエーション
いくらの代わりに納豆をのせて、納豆丼。しょうゆだれにつけておいた刺身を盛って、海鮮丼にしてもええな。わさびをちょっときかせて…。