焼きかぼちゃのバニラアイス添え
かぼちゃのオーブン焼き
スペイン・バレンシアには、かぼちゃをオーブンで焼いただけの「カラバサ・アサーダ」(Calabaza asada)というデザートがあります。街のマーケットや市場でも売られているほど。日本の焼き芋みたいな感覚でしょうか。よりデザートらしくバニラアイスを添えてみました。
材料
【2〜4人分】
- 小ぶりのかぼちゃ……1個
- バニラアイス……1カップ
- メープルシロップ……大さじ1
- 飾りのミント……2〜3枚
作り方
- かぼちゃは洗ってラップをし、電子レンジ(600w)で3分加熱する。
- 横半分に切り、アルミホイルを敷いたオーブン皿に置き、上からもアルミホイルでふんわりと覆う。
- 180度に温めたオーブンで30分ほど焼き、竹串がすっと通るまで柔らかくなったら、上のアルミホイルをはずしてさらに10分、表面に焼き色をつける。
- 種をスプーンで除いて切り分け、皿に盛ってバニラアイスを添え、メープルシロップをかける。あればミントを飾る。
ポイント&ヒント
要はオーブンで焼くだけ…
最初に電子レンジで加熱するのは、半分に切りやすくするためです。かぼちゃの大きさによっては、オーブンでの加熱時間を30~60分と加減してください。竹串がすっと通れば大丈夫です。
種を取り除いてから焼いてもいいですが、焼いてからのほうが簡単に取れるのでそのまま焼いています。場合によっては、焼けたカボチャの種の中身も食べられます。(未成熟の小さな種の場合は無理)
バニラアイスと相性抜群!
かぼちゃのプリンやケーキがあるように、かぼちゃと乳製品は相性抜群。焼きかぼちゃにアイスクリームもよく合います。ぐちゃぐちゃと混ぜ合わせれば、即席パンプキンアイスの出来上がり。「目から鱗…」の美味しさです。
メープルシロップがなければ、はちみつでも粉砂糖でも、ペドロヒメネスのような極甘シェリーでも。もちろん、なにもかけなくても大丈夫。オーブンで焼いたかぼちゃは、甘み旨みが増してぐっとおいしくなっています。お好みでどうぞ。
余ったら、おつまみやおかずに転用
焼きカボチャは、単にオーブンで焼いただけのものなので、余ったら料理に使えます。塩をふりかけてお酒のおつまみにしてもいいし、とろけるチーズをのせてチーズ焼き、鶏肉などと合わせてグラタンやシチュー、コロッケやオムレツ、マヨネーズであえてサラダにも。
バレンシアの「カラバサ・アサーダ(焼きかぼちゃ)」は…
かぼちゃ(Calabaza)をオーブン(horno)で焼くので「カラバサ・アル・オルノ(Calabaza al horno)」とも言われています。
かぼちゃの品種は、日本とは少し違うようです(NHK「世界ふれあい街歩き」2014年8月放送では、ペピータブランカという種類のかぼちゃと紹介されていました)が、日本カボチャでも西洋カボチャでも、なんでも大丈夫そうです。