じゃがいもを揚げて煮込んだ「Patatas a la importancia」。「大切なじゃがいも」という名が付いています。素朴な家庭料理ですが、じゃがいもを揚げることでコクが出て、ボリュームのある一品に。パンを煮汁につけて食べてもおいしい。ビールや白ワインとよく合います。
材料
【3人分】
- じゃがいも……3個
- 玉ねぎ……1個
- 卵……1個
- 薄力粉……大さじ2~3
- 揚げ油……適量
- コンソメ顆粒……小さじ2
- 水……400ml
- にんにく……1片
- パセリ……1枝
- オリーブオイル……大さじ1
- 塩、こしょう……少々
作り方
- じゃがいもは皮をむいて、1cm厚さの輪切り。玉ねぎは粗いみじん切り。にんにくとパセリは一緒にすり鉢ですり潰しておく。
- じゃがいもに軽く塩・こしょうをふり、薄力粉をつける。
- フライパンにひたひたになるくらいの揚げ油を入れて、溶き卵をくぐらせたじゃがいもを軽く揚げる。両面揚げたら取り出す。
- 厚手の鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒め、小麦粉(小さじ2)を振り入れてなじませる。
- 鍋ににんにくとパセリを水(50ml)で溶いたもの、残りの水(350ml)、コンソメ顆粒を入れて、塩・こしょうで味をととのえたら、揚げたじゃがいもを入れて煮込む。
ポイント&ヒント
じゃがいもはあとから煮込むので、揚げた段階で中まで火が通っていなくても大丈夫です。
パセリとにんにくは、すり潰してから加えましたが、玉ねぎを炒めるときに、みじん切りにして一緒に炒めてしまってもかまいません。
玉ねぎを炒めた後に、サフランやトマトソースを加えるレシピもあります。カレー粉を加えても面白いですね。
じゃがいもの衣がはがれやすいので、煮込む時は鍋をゆする程度にします。
コンロが2つある場合は、1つをじゃがいもを揚げるフライパン用、もうひとつを玉ねぎを炒める厚手鍋用にして、同時進行にすると効率よく出来ます。
じゃがいもを素揚げにして、あさりの出汁とにんにくパセリ(サルサ・ベルデ)で煮込んだ料理もあります。
▶じゃがいものグリーンソース レシピ
もっと簡単な「スペイン風じゃがいもの揚げ煮」レシピ
玉ねぎを入れないでスープだけで煮たものです。1つのフライパンでできます。
【材料】2人分
- じゃがいも……2個
- 卵……1個
- 薄力粉……大さじ2
- オリーブオイル……大さじ3
- コンソメ顆粒……小さじ1
- 水……1カップ 半
- にんにく……1片
- パセリ……1枝
- 塩、こしょう……少々
【作り方】
- じゃがいもは皮をむいて、1cm厚さの輪切りにし、軽く塩・こしょうをふる。薄力粉をつけ、溶き卵をくぐらせる。
- フライパンに大さじ3のオリーブオイルを入れ、じゃがいもの両面焼く。
- 軽くフライパンのオイルをキッチンペーパーでふきとり、すり潰したにんにくとパセリ、水、コンソメ顆粒を加えて煮込み、塩・こしょうで味をととのえる。
※参考文献:一部「dancyu (ダンチュウ) 」2012年 03月号で紹介されていた丸山久美さんのレシピを参考にさせていただきました。
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