マサパン(mazapan)はアーモンド粉末と砂糖(蜂蜜)を固めた甘いお饅頭のようなもの。トレドの名物で、クリスマスの時期に食べられる伝統菓子でもあります。街のお菓子屋さん(あるいは修道院)で売っています。自宅で作ることはあまりないようですが、あえて手作りに挑戦してみました。
たった4個しか出来上がらない少量レシピです。というのも、何度も失敗してしまったからです。(泣)卵白の割合がちょっと変わっただけで、うまく仕上がりませんでした。
卵白多めで、卵黄をぬってみたものです。加熱していくうちに形が崩れて、サブレのようになってしまいました。
▲卵白が多くて失敗
次に卵白少なめで、しかも粉糖に片栗粉が入ったものを使ってしまった場合です。出来たてはいいのですが、時間がたつとカチコチになってしまいました。
▲ 卵白少なくて失敗
どちらも情けない形ですが、味は悪くはありません。(極甘ですけれど)
今回は、スペイン産アーモンドプードルのマルコナ種を使いました。アーモンドの味の濃さが違います。少量レシピでうまく作れたら、分量の割合を増やしてみてくださいね。
また、マサパン系のお菓子では「パナジェッツ」もあります。マサパンの材料にじゃがいも(マッシュポテト)を加えてまるめ、松の実をまぶしたものです。
【参考】スペインのクリスマスとお菓子については、「スペインのクリスマスと『3人の王様』」ページで。
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