クレマ・カタラーナ
スペイン風クレームブリュレ

スペイン・カタルーニャ地方の代表的なデザート「クレマ・カタラナ(Crema Catalana)」です。カスタードクリームを冷やし、表面を飴状に仕上げたもので、クレーム・ブリュレの原型と言われています。表面のパリパリ感と、中のクリームのとろとろ感がたまりません。
材料
【2人分】
- 牛乳……260ml
- シナモンスティック……1本
- レモンの皮……1/4個分
- 卵黄……2個
- 砂糖……大さじ3
- コーンスターチ……大さじ1
作り方

- 鍋に牛乳200ml、シナモンスティック、レモンの皮を入れ温める。
- 大きめのボールに卵黄2個と牛乳大さじ2(30ml)を、小さめの器に砂糖大さじ1、コーンスターチ大さじ1、牛乳大さじ2(30ml)をそれぞれ混ぜ合わせておく。
- 卵黄の入った大きめのボールに、鍋で温めた牛乳をザルでこしながら入れ、小さめの器のコーンスターチ類を加えて混ぜ合わせたら、それらをザルでこしながら鍋に戻す。
- 鍋を火にかけて、絶えず木じゃくしで混ぜ続ける。
- クリーム状になったら、器に入れ、あら熱がとれたら、冷蔵庫で2~3時間ほど冷やす。
- 食べる直前に、表面にグラニュー糖大さじ2をふり、バーナーで飴状に焦がす。
ポイント&ヒント
カスタードクリームは、火からおろしても余熱でかたまっていくので、ダマができないように、しばらくはかきまぜ続けるようにします。
表面のキャラメリゼ
表面のキャラメリゼは、ちょっと多いんじゃないか?というくらい砂糖を盛っておいたほうが、飴状に固まりやすいようです。
スペインでは、楕円形の焼きゴテを使います。スプーンを熱く焼いて代用することもできますが、家庭では、お料理用バーナーが便利です。
本場のクレマカタラナはとっても甘いので、カスタードクリームの砂糖を控えめにして、表面のカラメルの甘みでいただくようにしました。
クレーム・ブリュレとの違い
フランスの「クレーム・ブリュレ」は、プリンのように全体に火を通して固めるのに対し、「クレマ・カタラナ」は、カスタードクリームを冷やして固めたものです。
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