夏野菜のトマト煮ともいうべき「ラ・マンチャ風野菜の煮込み(ピスト・マンチェゴ)」です。フランスのラタトゥイユのようなものです。
ピスト・マンチェゴ(Pisto Manchego)よりも、野菜を細かく刻んだものがピスト・カステリャーノ。(といっても、そんなに変わらない?)トマトの水煮缶を使わず、完熟トマトで作ってみました。
半熟目玉焼きを添えることが多いようです。魚や肉料理、オムレツの付け合わせにも…。
【2人分】
半熟目玉焼きと焼いたパンを添えてテーブルへ。
ピスト・マンチェゴは野菜の味を楽しむシンプルな料理なのですが、あっさりした味なので、お好みで出汁の出るベーコンやハム、ソーセージを加えたり、バジルやオレガノなどのスパイスで風味づけをしたり、自分流にアレンジしてみてくださいね。
赤パプリカは、グリルで表面を黒く焦がし、皮をむいから使うと、舌触りが良くこなれた味になります。面倒ならそのまま刻んでも大丈夫。
完熟トマトはすりおろして、くずして使いました。これも、面倒なら刻むだけでも大丈夫です。また、トマトの水煮缶(200g)を利用すると、トマトの濃い味と色合いになります。
同様の夏野菜の煮込みは、スペインのなかでもカタルーニャ地方では、「サンファイナ(Samfaina)」といっています。「サンファイナ」とは、シンフォニーという意味。夏野菜が混じり合って響き合っておいしい交響曲になるなんて、素敵な名前ですね。
これだけで食べるよりも、肉を加えて煮込んだり、肉のグリルにたっぷりかけたりします。
トマトを加えた煮込み料理は、バジル、オレガノなどのスパイスと相性がいいので、お好みで各種スパイスや調味料を加えて、自分流シンフォニーにしても…。
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