セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

夏野菜のトマト煮込み

ラ・マンチャ風の野菜煮込み「ピスト・マンチェゴ」

ピスト・マンチェゴ

夏野菜のトマト煮ともいうべき「ラ・マンチャ風野菜の煮込み(ピスト・マンチェゴ)」です。フランスのラタトゥイユのようなものです。

ピスト・マンチェゴ(Pisto Manchego)よりも、野菜を細かく刻んだものがピスト・カステリャーノ。(といっても、そんなに変わらない?)トマトの水煮缶を使わず、完熟トマトで作ってみました。

半熟目玉焼きを添えることが多いようです。魚や肉料理、オムレツの付け合わせにも…。

材料

【2人分】

  • 玉ねぎ……1/2個
  • にんにく……1片
  • オリーブオイル……大さじ2
  • ズッキーニ……1本
  • ピーマン……1個
  • 赤パプリカ……1/2個
  • なす……1本
  • 完熟トマト……1個
  • コンソメ顆粒……小さじ1
  • パプリカパウダー……小さじ1/2
  • 塩・こしょう……適量
  • ローリエ……1枚

作り方

夏野菜のトマト煮手順

  1. にんにくはみじん切り、玉ねぎ、なす、ピーマン、赤パプリカ、ズッキーニは1〜2角に切る。完熟トマトは刻むかすり下ろしておく。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくと玉ねぎを弱火で10分程度炒めたら、他の野菜も加えて炒める。
  3. すりおろしたトマト、コンソメ顆粒、パプリカパウダーを加え、ローリエの葉を入れて蓋をして、弱火で15分程度蒸し煮にする。
  4. 塩、こしょうで味をととのえる。

ポイント&ヒント

半熟目玉焼きと焼いたパンを添えてテーブルへ。

ピスト・マンチェゴは野菜の味を楽しむシンプルな料理なのですが、あっさりした味なので、お好みで出汁の出るベーコンやハム、ソーセージを加えたり、バジルやオレガノなどのスパイスで風味づけをしたり、自分流にアレンジしてみてくださいね。

野菜の下ごしらえ

赤パプリカは、グリルで表面を黒く焦がし、皮をむいから使うと、舌触りが良くこなれた味になります。面倒ならそのまま刻んでも大丈夫。

完熟トマトはすりおろして、くずして使いました。これも、面倒なら刻むだけでも大丈夫です。また、トマトの水煮缶(200g)を利用すると、トマトの濃い味と色合いになります。

夏野菜のシンフォニー

同様の夏野菜の煮込みは、スペインのなかでもカタルーニャ地方では、「サンファイナ(Samfaina)」といっています。「サンファイナ」とは、シンフォニーという意味。夏野菜が混じり合って響き合っておいしい交響曲になるなんて、素敵な名前ですね。

これだけで食べるよりも、肉を加えて煮込んだり、肉のグリルにたっぷりかけたりします。

トマトを加えた煮込み料理は、バジル、オレガノなどのスパイスと相性がいいので、お好みで各種スパイスや調味料を加えて、自分流シンフォニーにしても…。

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