バレンタインチョコレートおすすめ海外ブランド
バレンタインの時期になると、デパートのチョコレート売り場には、ふだん見かけない海外ブランドのチョコレートが登場しますね。
大丸松坂屋イベント(2019)で試食したチョコレートをもとに、2022年おすすめ海外ブランドをご紹介します。
どれもカカオ豆にこだわり、プラリネやガナッシュに工夫が凝らされ、一粒一粒に込められた思いや愛情が伝わってくるチョコレートです。
一部、ホワイトデー期間にも販売されることがあります。
なお、バレンタインチョコレート注目の海外ブランドはこちらで。
追記:2022年のバレンタインチョコレートの販売は終了しました。
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パティスリー界のピカソ「ピエール・エルメ」
ピエール・エルメ・パリ(Pierre Hermé Paris)のボンボン「アソリュティマン ド ショコラ 8個入り」(2019)です。
パティスリー界のピカソと称されるピエール・エルメのボンボンショコラは、どれも洗練された芸術品のよう。
「ウーヴル トワ」は、ゴマの風味がプラリネやヌガティーヌと一体になったショコラ。ブランドを代表する「イスパハン」や「モガドール」も入っていました。これらのボンボンショコラとマカロンを融合した「ショコラ オ マカロン」を含む、全8種の個性的なショコラ。どれから食べようか迷ってしまいますね。
2022年は、フランスの人気イラストレーター、ソレダッド・ブラヴィによるお茶目な限定パッケージで登場。新作を含めた8個入りは魅力的です。
■【ピエール・エルメ・パリ】アソリュティマン ド ショコラ 8個入り
おなじみイスパハンやモガドール、マチルダ、アンフィニマン ショコラ オ レ、ショコラ オ マカロン クロエ、ドルツェッツァ、アンフィニマン カフェ イアパール ルージュ デュ ブレジルに、新作のマンダリンの香る「アンフィニマン クレマンティーヌ」を加えた8個入りです。
ダイヤの形のショコラ「デルレイ」
デルレイ(DelReY)の「ダイヤモンドボックス6個入り」です。
デルレイはベルギーの宝石の町アントワープに本店を構えるショコラティエ。ダイヤの形をしたショコラは、芳醇な香りと風味でまさに食べるジュエリーです。
以前、ダイヤモンド婚を迎えたご夫婦にプレゼントしたいと探したことがありました。結局、違うものになったのだけど、プロポーズやお祝いとして贈るのに最適ですよね。
このダイヤの形のボックスがまた素敵でしょ。2019年はパッケージに「2019 70th Anniversary」の金の箔押しがあるとおり、70年記念ボックスでした。ゴールドのリボンがかかって素敵ですね。
五角形にブリリアントカットのラインが美しいショコラは、色ごとに内容が違います。口溶けの良いミルクチョコレートやダークチョコレートの中に優しい風味が特徴的なカカオを使用したガナッシュ、ほのかに甘いマンゴーガナッシュなどが入っています。
2022年はダイヤモンド型のレッドカラーのBOXに、ブランドロゴと2022年の年号が描かれ、煌めくチャームがついて登場。
ミルクチョコレートの中に、口溶けの良いキャラメルガナッシュ入りの「ピンクダイヤモンドミルク」や、ダークチョコレートの中に、ペルー産カカオのガナッシュ入りの「レッドダイヤモンドダーク」、ミルクチョコレートの中に、香り高いピスタチオガナッシュ入りの「グリーンダイヤモンドミルク」などダイヤモンドショコラ6種の詰め合わせです。
ブルーカラーのBOX3個入り、ピンクカラーのBOX10個入りもあります。
フレンチの巨匠「ル・ショコラ・アランデュカス」
ル・ショコラ・アラン・デュカス(Le Chocolat Alain Ducasse)の「デクヴェルト 詰め合わせ15個入り」です。
フレンチの巨匠アラン・デュカスが、2013年に設立した工房のチョコレート。カカオ豆選定から始まるすべての工程を伝統的製法にのっとって手作りしているそうですよ。
日本にも東京工房(日本橋)、六本木ヒルズ、日本橋高島屋、大阪大丸心斎橋、渋谷スクランブルスクエアなどにありますね。
シンプルなボックスを開けると、ガナッシュ・オリジン、ガナッシュ・グルマンド、プラリネ・ア・ランシエンヌの3タイプのボンボンショコラが顔を出します。
「ガナッシュ・オリジン」(6個)はマダガスカル、ジャワ、ペルーそれぞれの産地と風味の特徴を生かしたシングルオリジンのボンボン。「ガナッシュ・グルマンド」(4個)はライムやバニラなどフレーバーを生かしたボンボン。「プラリネ・ア・ランシエンヌ」(5個)は香り豊かなプラリネを閉じ込めたボンボンショコラです。
単一産地のカカオ豆から作ったショコラ「ガナッシュ・オリジン」のジャワをいただきました。カカオの奥深い旨みが感じられるダークな味わい。他のボンボンと食べ比べたい欲求にかられる一粒でした。
「ガナッシュ・オリジン」は、ペルー、ジャワ、マダガスカルが2個ずつ。「プラリネ・ア・ランシエンヌ」は、オ・レ クラッシュヘーゼルナッツ、ココナッツ、ピスタチオ、ノワール クラッシュアーモンド、ノワール クラッシュヘーゼルナッツが各1個。「ガナッシュ・グルマンド」は、フランボワーズ、キャラメル、ライム、トンカ豆が各1個。計15個入りです。
15個入りの他に、6個、9個、30個入りもあります。
宝石のような「ブルガリ・イル・チョコラート」
これは2019年のブルガリ・イル・チョコラート(BVLGARI IL Cioccolato)の「サン・ヴァレンティーノ」4個入りです。 2022年も登場しています。
BVLGARIのロゴの入った丸いチョコレートはバレンタインの定番。
ぶどうを煮詰めたヴィンコットとセミドライいちじくのガナッシュをビターチョコでコーティングしているのが「レイ」。
サフランと胡桃のミルクチョコレートガナッシュをホワイトチョコでコーティングしているのが「ルイ」。
それに「ヘーゼルナッツのプラリネ」と「オリーブオイルとトマト」が入っていました。
金箔があしらわれた「レイ」はいかにもゴージャス。凝った味わいにうっとりでした。
2022年は、ローマにオープンするブルガリ ホテルを記念して、古代ローマの貴族たちの饗宴で使われた食材をヒントに構成されています。
■【ブルガリ イル・チョコラート】サン・ヴァレンティーノ2022 4個入り
モスト:華やかな香りのブドウジュースにオリジナルのスパイスを漬け込んだミルクチョコレートガナッシュをビターチョコレートでコーティング。
オリーブオイル&塩:イタリアのオリーブオイルと塩を使用したミルクチョコレートガナッシュをミルクチョコレートでコーティング。
サフラン・ジャンドゥーヤ:イタリア産サフランと生アーモンドペーストを使用したジャンドゥーヤをミルクチョコレートでコーティング。
スペルト小麦:イタリア産スペルト小麦(別名ファッロ)とイタリア産ヘーゼルナッツを使用したプラリネをミルクチョコレートでコーティング。
メートルショコラティエおすすめの食べる順番は、「モスト」、「スペルト小麦」 、「サフランジャンドゥーヤ」、「オリーブオイル&塩」 だそうですよ。
新進気鋭のショコラティエ「エドワート」
エドワート(Edwart Chocolatier Paris)の「バレンタイン セレクション 9個入り」です。
エドワートは、若手ショコラティエのエドウィン(Edwin)とアルチュール(Arthur)の2人が作ったお店で、現在は、エドウィン・ヤンサネ(Edwin Yansane)によって運営されています。
2016年サロン・デュ・ショコラでオリジナリティ賞に輝き、2017年にはN.Yタイムズ紙が選ぶパリで最も優れたショコラティエの3位にランクインするなど、活躍がめざましい実力派です。
バレンタイン限定のハートのパッケージ。パリ市の紋章からインスピレーションを受けたという帆船のエンブレムがついた袋もおしゃれです。
ボンボンショコラは9種類。ハートのショコラは日本限定の「桜」で、ガナッシュには桜の葉が入っています。ほかに、インドカレーのプラリネやウーロン茶のガナッシュなど、パリで受賞歴のあるショコラがセレクトされているんですよ。
これはミルクの代わりにマスカルポーネを使ったガナッシュで、ミルキーでやわらかなチョコレート。美味しかった〜。
「ココナッツ」や「ハチミツ&フルーツ風味」など一粒ずつ違ったフレーバーが楽しめる詰め合わせでした。
2022年も日本限定ハート型のサクラフレーバーのチョコレートが入っています。
2022年、大丸松坂屋での取り扱いはありませんが、Amazonや東急百貨店で扱っていました。
青いショコラ「ケルノン・ダルドワーズ」
青いチョコレートとして人気のラ・メゾン・デュ・ケルノン・ダルドワーズ(La Maison du Quernon d'Ardoise)の「ケルノン・ダルドワーズ」です。
ラ・メゾン・デュ・ケルノン・ダルドワーズは、フランス西部の町アンジェにある歴史あるショコラトリー。この町の青い屋根瓦をイメージしたチョコレートが「ケルノン・ダルドワーズ」です。国際菓子展で国際ブルーリボン賞にも輝きました。
こんな袋に入っています。チョコレートらしからぬ色合いですが、これが美味しいんですよ。
口に含んでひと噛みすると、アーモンドとヘーゼルナッツのヌガディンがカリカリと甘く崩れ、チョコレートのまろやかな甘みとともにナッツの旨みがじゅわっと広がります。
ほほー。こんな味だったのか。ずっと気になっていたので、試食できて感激でした。欲しいと思っても入手困難でしたから。
2022年は、大丸松坂屋での取り扱いはありませんが、高島屋で販売されています。
赤いショコラ「アーティゾン・パショネ」
青いチョコレートがあれば、赤いチョコレートもあるんです。アーティゾン・パショネ(Artisan Passionné)の「ムシュワール・ダ・ショレ」。
アーティゾン・パショネは、フランス・アンジェで2007年に創業した比較的新しいショコラトリー。
青いチョコレートは屋根瓦でしたが、赤いチョコレートは地元の特産品、赤いハンカチがモチーフになっています。
オレンジ風味のアーモンドペーストとプラリネが2層になっていて、食べてみるとオレンジの酸味が爽やかでソフトな口当たり。青いチョコの食感とは全く違います。
青いチョコレートと食べ比べるのも面白いですね。
2022年、大丸松坂屋では販売されていませんが、フェリシモで取り扱っていました。
英国王室御用達「シャルボネル・エ・ウォーカー」
シャルボネル・エ・ウォーカー(Charbonnel et Walker)の「ピンクマールトリュフ」です。
シャルボネル・エ・ウォーカーは、フランスの老舗菓子店ボワシエから、1875年にロンドンへ渡ってきたシャルボネル婦人が、英国のウォーカー婦人と一緒に始めた歴史あるチョコレート店。
20世紀初頭からロンドンで流行していたトリュフチョコレートを取り入れて成功を収めた王室御用達ブランドです。
ピンクマールトリュフは、香り高いマール・ド・シャンパーニュ(ブランデー)とミルクチョコレートのガナッシュを、ストロベリーフレーバーのホワイトチョコレートで包んだ定番トリュフ。
淡いピンクの丸型ボックスが素敵ですね。
紫色のパッケージは、キールロイヤルトリュフです。
マール・ド・シャンパーニュとブラックカラントを練り込んだフィリングをダークチョコレートで包んで、ブラックカラントパウダーをまぶしたもの。
大人の格調高いチョコレートギフトとして使えます。
2022年は、大丸松坂屋での取り扱いはありませんが、高島屋では販売されていました。
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