ゴンチャロフのアートなチョコ「甘味画廊」と「ガルニエ」
2022年から登場したゴンチャロフの「甘味画廊」と「ガルニエ」。どちらもパッケージに有名絵画が使われています。
「甘味画廊」は日本画パッケージで、和菓子のような細工チョコが入っており、「ガルニエ」は洋画パッケージで、ボンボンショコラの詰め合わせになっています。
以前購入した体験をもとに、2024年のおすすめをご紹介しますね。
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日本画の「甘味画廊」
ゴンチャロフの「甘味画廊(KANMIGARO)」は、「見て・食べて感じる日本」がコンセプト。なので、和菓子をチョコレートで表現し、パッケージに人気の日本画が使われています。
2024年のパッケージに使われている日本画は
- 葛飾北斎:「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(丸缶)
- 尾形光琳:「風神雷神図屏風」(缶)
- 長澤蘆雪:「薔薇蝶狗子図」(紙箱)
- 歌川広重:「八重桜」(紙箱)
- 歌川広重:「江都名所 飛鳥山はな見」(紙箱)
- 葛飾北斎:「芙蓉に雀」(紙箱)
- 歌川国芳:「金魚づくし さらいとんび」(紙箱)
- 葛飾北斎:「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿彌陀ヶ瀧」(缶)
- 葛飾北斎:「冨嶽三十六景 凱風快晴」(缶)
この中でのおすすめは、尾形光琳:「風神雷神図屏風」(缶)です。
▲ 【大丸松坂屋】甘味画廊 和菓子ショコラB 尾形光琳「風神雷神図屏風」 (税込1,296円)
昨年の絵柄は「八橋図屏風」だったのですが、缶のつくりがとっても素敵でした。光琳のアート缶を見てくださいな。
光琳のアート缶
この丸みを帯びた缶。
硯箱を小さくしたようなフォルムで、つや消しが施された渋めの金地が美しい。
「KANMIGARO」のロゴもさりげなく入って、なじんでいました。
蓋をあけると、チョコレートのお品書き。
その下には、和菓子のようなチョコレート。
チョコレートがずれないよう、黒い仕切りのついたトレーに入っています。
缶の裏側。商品詳細は缶に直接印刷されています。
詰め合わせのチョコレートは次のようなものでした。
- 柚子上生菓子……柚子ガナッシュを黄色いチョコで包んだ柚子上生菓子のようなチョコレート
- 菜の花上生菓子……宇治抹茶ガナッシュを宇治抹茶チョコで包んだ菜の花上生菓子のようなチョコレート
- 栗饅頭……栗プレーンチョコにミルクチョコを半がけし、ケシの実をあしらった栗饅頭のようなチョコレート
- 桔梗練り切り……桔梗の花の形をした紫芋プレーンチョコレート
- どら焼き……宇治抹茶チョコ、パフチョコ、苺型チョコを、キャラメルプレーンチョコではさんだどら焼きのようなチョコレート
- 菱餅……あまおう苺、ホワイト、抹茶チョコを三段重ねにした菱餅のようなチョコレート
ね〜、素敵でしょ。内容は少々違いますが、2024年バージョンも凝っています。
ほかにも、紙箱入りや羽子板チョコの詰め合わせがあります。お好みの作品・内容があったら、早めにゲットしてくださいね。
▲ 【大丸松坂屋】甘味画廊 和菓子しょこらA 葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 (税込864円)
▲ 【大丸松坂屋】甘味画廊 和菓子しょこらD 歌川広重「八重桜」 (税込2,592円)
▲ 【大丸松坂屋】甘味画廊 和菓子しょこらあわせ 苺 歌川広重「江都名所 飛鳥山はな見」 (税込1,080円)
世界の名画「ガルニエ」
ゴンチャロフの「ガルニエ」は、世界中で愛される洋画をパッケージに用いたアート缶入りボンボンショコラの詰め合わせです。
以前は紙箱入りがあったのですが、2024年は昨年同様は缶入りのみになりました。
缶パッケージに使われている絵画は、
- ゴッホ:「糸杉と星の見える道」(6個入り)
- ルノワール:「春の花束」(6個入り)
- フェルメール:「真珠の耳飾りの少女」(6個入り)
- モネ:「散歩、日傘をさす女性」(6個入り)
- ゴッホ:「花咲くマロニエの枝」(5個入り)
- モネ:「印象、日の出」(5個入り)
- アンリ・マティス:「リュート」(5個入り)
- レッサー・ユリィ:「夜のポツダム広場」(5個入り)
- ゴッホ:「花咲くアーモンドの枝」(13個入り)
- ゴッホ:「ひまわり」(13個入り)
- モネ:「睡蓮の池、緑の反映」(25個入り)
この中でのおすすめは、5個入り、6個入りのアート缶です。
▲ 【大丸松坂屋】ガルニエ B ルノワール「春の花束」 (税込1,404円)
▲ 【大丸松坂屋】ガルニエ G アンリ・マティス「リュート」 (税込1,404円)
アフターユースを考えると、宝石箱のような蓋付きの小さな缶は、鍵やピン、薬などちょっとした小物を入れるのに便利です。
昨年購入したゴッホの「ひまわり」(6個入り)とスーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(5個入り)を見てくださいな。
ガルニエのアート缶(5個/6個入り)
ガルニエのアート缶は透明なケースに入っています。想像していたのよりも小さくて、手のひらにのるサイズです。ケースのサイズは、9.5cm×6cm、高さ3.7cm。
商品詳細の記載はそのケースの裏側にあります。
ケースから出したところ。小さくてかわいい。
缶は光沢があり、蓋はぷっくりと盛り上がっています。
横から見るとこんな感じ。蓋には作品の全体がプリントされていますが、側面は作品の一部が拡大されたものなので、点描の細かなタッチもわかりますね。
缶の裏側は「garuier」のロゴマークです。
蓋のヒンジの部分。そう、宝石箱のように蓋が開くタイプの缶なんです。
オープン! 蓋は内側も膨らんでいて厚みがあります。
スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」アート缶に入っているチョコレートは、5個。
真ん中の大きなバーショコラは、マロンガナッシュ。
赤いラインが入ったべべスクエアは、キャラメルガナッシュ。
パールシュガーが付いているべべスクエアは、ストロベリーガナッシュ。
それに、絞り出しクリームがかわいいメロン風味のショコラメローヌと、いちご風味のショコラベリー。
それぞれ、味わいが違うミニボンボンショコラです。小さいけれど凝ってます。
ゴッホの「ひまわり」。やはり蓋の部分は作品全体で、側面は一部分が拡大されたものです。
チョコレートは6個入り。
メロン風味のショコラメローヌと、クランベリー風味のクランベリーローズバッド。
金粉シュガーのべべスクエアは、ストロベリーガナッシュ。
黄色いラインのべべスクエアは、キャラメルガナッシュ。
丸いプティヘーゼルはヘーゼルナッツガナッシュで、同じく丸いベベモカはいコーヒーガナッシュです。
缶がきれいに納まる専用の手提げ袋が付いています。光沢のある濃紺の紙袋で、プチギフトにいいですね。
「ガルニエ」も作品パッケージによって、個数や内容が違ってきます。
ネットからの購入が便利
「甘味画廊」も「ガルニエ」も、ゴンチャロフ公式ショップや百貨店のオンラインストアからの購入が便利です。
百貨店や商業施設での販売もありますが、どこでも取り扱っているわけではないので確認してからお出かけになることをおすすめします。
限定品のため人気商品から売り切れになっていきます。お早めにどうぞ。
また、高額の転売品が出回ることがあります。お気をつけくださいね。
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【参考】購入レポート 甘味画廊とガルニエ 2022−2023
2022年に登場したモロゾフの「甘味画廊」と「ガルニエ」シリーズ。好きな絵画がパッケージになっていて、わくわくしながら購入しました。以下、ご参考までにどうぞ。
甘味画廊
「甘味画廊」は、和菓子そっくりチョコが日本画を使ったパッケージに入っています。
2022年「甘味画廊」のパッケージに使われていた日本画は
- 「鳥獣人物戯画」甲巻
- 歌川国芳:「其のまま地口猫飼好五十三疋」
- 円山応挙:「朝顔狗子図杉戸」
- 歌川広重:名所江戸百景「亀戸梅屋舗」
- 葛飾北斎:「鷽 垂桜」
- 葛飾北斎:「菊にあぶ」
- 葛飾北斎:冨嶽三十六景「凱風快晴」
- 葛飾北斎:冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」
- 酒井抱一:「流水四季草花図屏風」
このなかから、「鳥獣人物戯画」と冨嶽三十六景「凱風快晴」を購入しました。
甘味画廊「鳥獣人物戯画」
「鳥獣人物戯画」3個入り。
絵のじゃまをしない金色のゴムリボンがついています。
箱の中には、漆器を思わせる黒い台に、直径2.5cmほどの小さなチョコレートが並んでいます。そのままお茶席のお菓子として出せそうな風情。左から、上生菓子「菜の花」、鯛焼きサンド、練り切り「桔梗」です。
よく出来ていますよね。鯛焼きサンドなんて、表裏とも鯛の形で、中に抹茶クリームが入っているんです。
形だけじゃなく、味もそれぞれ違うのです。
上生菓子「菜の花」は、宇治抹茶味。鯛焼きサンドは、中が抹茶で外側がきなこ味。桔梗練り切りは紫芋味です。
どれも小さいながら個性を発揮。「菜の花」は宇治抹茶のガナッシュが入っていて、なめらかな舌触りの抹茶味が堪能できます。
といっても、小さいので、あっという間ですけどね。
甘味画廊「凱風快晴」
冨嶽三十六景「凱風快晴」は、和菓子チョコ4個と羽子板チョコレート1枚です。
通称「赤冨士」。晩夏、山肌を赤く染めた富士山が美しいですね。 箱の側面にも絵の一部を配し、鑑賞に堪えうるパッケージデザインになっています。
ふたを開けて、シートをめくると、あでやかな羽子板チョコレートが目に飛び込んできます。和菓子チョコは、桜餅、豆大福、どら焼き、桔梗練り切りの4種類。
お菓子の説明書も入っていました。
それにしても、羽子板チョコレートの美しいこと。鞠の部分は立体的に盛り上がっています。チョコレートはしっかり抹茶味です。
どら焼きも手が込んでいて、かつての人気シリーズ「プチデザートアラモード」を彷彿とさせるビジュアルです。皮の部分はキャラメル味で、小豆のような茶色い粒はパフチョコでできています。
豆大福は、外側が白いので中も白いのかと思ったら、こしあん色の小豆ガナッシュになっていて小豆餡味。桜餅はちゃんとさくらもち味です。
カカオの味を楽しむというより、形やフレーバーを楽しむチョコレートでした。
ちなみに、2023年のパッケージに使われていた日本画は次のとおり。
- 鍬形蕙斎:「鳥獣略戯式」(丸缶)
- 丸山応挙:「狗子図」(紙箱)
- 横山大観:「紅葉」(紙箱)
- 歌川広重:東海道五拾三次「京師 三条大橋」(紙箱)
- 歌川広重:名所江戸百景「隅田川水神の森真崎」(紙箱)
- 葛飾北斎:冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」(紙箱)
- 葛飾北斎:冨嶽三十六景「山下白雨」(紙箱)
- 葛飾北斎:冨嶽三十六景「甲州犬目峠」(紙箱)
- 尾形光琳:「八橋図屏風」(缶)
ガルニエ
「ガルニエ」は、世界中で愛される洋画をパッケージに用いたボンボンショコラの詰め合わせです。
2022年「ガルニエ」パッケージに使われていた洋画は
- モネ:睡蓮の池(缶)
- ドガ:エトワール(缶)
- フェルメール:牛乳を注ぐ女(缶)
- クリムト:接吻(缶)
- セザンヌ:林檎とオレンジ(缶)
- ゴッホ:夜のカフェテラス(缶)
- モネ:睡蓮(紙箱 4個)
- ボッティチェリ:ヴィーナスの誕生(紙箱 6個)
- ルノワール:レースの帽子の少女(紙箱 9個)
- ルノワール:ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(紙箱 12個)
- ゴッホ:ひまわり(紙箱 12個+プチ9個)
その中からモネ「睡蓮」(紙箱 4個)を購入しました。
「睡蓮」のアートボックスは紙製でした。底に金の縁取りがあり、側面には「garuier」の箔押しがさりげなく入った素敵な小箱。作りがしっかりしているので、食べ終わった後は、小物入れとして使えるクオリティです。
中にはボンボンショコラが4個。一粒が直径3cmほどで、甘味画廊よりはひとまわり大きくなっています。といっても、これが通常サイズでしょうか。
パッケージの絵画にちなんだチョコレートは「睡蓮」の絵柄。中はスイートチョコレートのガナッシュです。
赤いハートの「クルールルージュ」は、フランボワーズガナッシュをホワイトチョコレートでコーティング。表面には金粉が施してあります。
丸い「モカショコラ」は、コーヒーガナッシュにスイートチョコレート。
コーヒー豆チョコがのった「カフェショコラ」は、土台がアーモンド入りミルクチョコで、絞りクリームがコーヒー風味のチョコレートです。
これまた、凝ったボンボンショコラになっており、「甘味画廊」よりも本格的な味の違いが楽しめました。
ちなみに、2023年「ガルニエ」パッケージに使われていた絵画は次のとおり。
- ドガ:エトワール
- クリムト:アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像
- ブリューゲル:小さな花の束
- ゴッホ:ひまわり
- ゴッホ:星月夜
- ゴッホ:静物 バラのある花瓶
- ミュシャ:ジョブ
- スーラ:グランド・ジャット島の日曜日の午後
- モネ:睡蓮の池、緑の反映
- モネ:散歩、日傘をさす女
- ルノワール:船遊びをする人々の昼食
(2022年/2023年)
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