かたくなったパンを利用して作るスペインのにんにくスープ「ソパデアホ(sopa de ajo」)。バゲットパンはもちろん、お麩でも、パン粉でも作れます。お麩で作ると和風な仕上がり、パン粉で作るとかき玉汁のような趣になります。あるもので作ってみてくださいね。
【2人分】
にんにくは焦げると苦くなるので、炒めるときは軽く色づく程度にします。にんにくの芯にある芽は焦げやすいので、取り除いてから炒めるといいでしょう。パプリカパウダーも焦げやすいので、パン全体にからまったら、早めにお水を注ぐようにします。
ソパ・デ・アホには各家庭でいろいろな作り方があり、これはパンと卵だけのシンプルな基本の作り方です。生ハムを入れたり、トマトやベーコンを加えたり、チリパウダーでピリッとさせたり、卵をまるまる1個落としてみたり、様々にアレンジできます。
スペインのパプリカ(ピメントン)の種類は多く、甘いのから辛いのまでいろいろです。「ソパ・デ・アホ」には、燻製香のある辛いスモークパプリカ(ピカンテ)を加えるとぴりっとした旨みが増します。なければ、通常の甘口パプリカ(ドゥルセ)に辛みのあるチリパウダーなどを少し足すといいでしょう。
▲ スープを吸ったふわふわのバゲットパン。
パン以外(パン粉/お麩)で作るソパ・デ・アホとそのアレンジは、下のコラムを参考にしてくださいね。
パン粉で作ったソパデアホは、とろりとした洋風かき玉汁のような出来上がりになります。バゲットパンがないときは、パン粉で作ってみましょう。材料のバゲットパンを、パン粉(大さじ3~4)に代えて作ってみました。
【作り方】
▲ とろりとした洋風かきたま汁のよう。
お麩で作るソパデアホは、ややお吸い物っぽい仕上がりになりますが、スープのお味はソパデアホ。材料のバゲットパンを、小町麩12個に代えて作ってみました。
【作り方】
お麩はいきなり熱湯に入れると戻りが悪いので、水を入れて戻しながら加熱するようにします。
お麩で作ったソパデアホは和風っぽく仕上がるので、これにめんつゆを加えて、うどんのおつゆにしたものです。コクのあるかきたまうどん風になります。
強引なアレンジにも対応できる、失敗しらずのソパデアホです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク