セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

気軽にイタリア・サルデーニャの味を。

東京・築地 Sapposentu di aki(サポセントゥ・ディ・アキ)

2019年12月9日 更新 2012年4月 公開

ムール貝のこしょう蒸し

地中海に浮かぶ、イタリアのサルデーニャ島。
そのサルデーニャの郷土料理をベースにしたイタリアンレストランが、東京・築地にあります。「サポセントゥ・ディ・アキ」というお店です。

サルデーニャ島は、地中海の中ではシチリア島に次ぐ大きな島(四国ぐらいの広さ)で、かつてはスペインにも統治されていた歴史を持ち・・・って、さも前から知っていたかのように書いていますが、実はお店に行ってから知りました。スペイン好きの友人たちとのランチ会で伺ったら、たまたまそういうことだったのです。

歴史的背景からか、スペインにスペイン料理はない(スペイン各地の郷土料理の集まり)と言われるように、イタリアにおいても地域によって特色があるので、面白いし興味深いですよね。

サルデーニャは、ボッタルガ(からすみ)やフレーグラ(粒状パスタ)、羊料理が有名なのだとか。ランチコースではその特徴がつかみづらかったものの、サルデーニャにこだわっているという心意気に惚れちゃったのでご紹介しますね。

■グルメデータ

レストラン:サポセントゥ ディ アキ(東京・築地)

訪問日:2012年4月 ランチタイム

人数/内容:7人/ランチコース3,150円(1人)とワイン2本

■■■目次■■■

【1】築地や東銀座から徒歩5分

【2】3,150円のランチセットとワイン

【3】居心地のいいレストラン

【4】サポセントゥ・ディ・アキのおすすめシーンと予約

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築地や東銀座から徒歩5分

お店の入り口

レストランの場所は地下鉄新富町から歩いて1~2分。中央区役所の近くで、築地や東銀座からも徒歩5分程度のところにあります。地図を見ながら向かったのですが、角をまがったところでイタリアの国旗が目に入り、すぐにわかりました。白地の旗はサルデーニャの州旗です。

メニュー黒板

こざっぱりと感じのいいエントランス。入り口にぐぐっと近付いてメニューボードを見ると、ランチは1,000円から。良心的ですね。毎日書き換えているであろう使いこなれた黒板のかすれがいい味を出しています。

本日のランチ Bセットのメニュー(3,150円)

  • 前菜(いずれか1品)ムール貝のこしょう蒸し/チーズ・スープ 温泉卵のせ/鴨胸肉のサラダ仕立て
  • パスタ(いずれか1品)シラスと野菜のスパゲティ/サルシッチャのラグーソース スパゲティ/プッタネスカのスパゲティ
  • メイン(いずれか1品)白身魚のソテー あさりのソース/豚肩ロース肉のロースト
  • デザート
  • コーヒー/紅茶

 

今回は7人で会食なので、Bセットを予約済みです。

大きな扉をあけて中に入ると、白い壁にブラウンと白のテーブルクロス、木製の椅子、テラコッタタイルの床。南欧にありそうな雰囲気です。

店内

2人~4人がけのテーブルがいくつかあり、わたしたちは7人グループだったので2人がけのテーブルをくっつけて席を作っておいてくれました。テーブル間は、適度に余裕があります。

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3,150円のランチセットとワイン

まず、ワインをオーダー。せっかくなのでサルデーニャ産にしました。白はヴェルメンティーノ種をメインとした「ヴィッラ・ソライス・ヴェルメンティーノ」。赤は、モニカ種をメインにした「アレナーダ・モニカ」。

ワイン

どちらも2~3千円台でリーズナブル価格でした。白はフルーティですっきりまろやか、赤は軽めで飲みやすかったですね。昼間からワイン。いい気分です♪

料理は各人好きなものを選びました。写真を撮りながら、味見もさせていただいたりして・・・。以下、Bセットメニューです。

前菜とパン

ムール貝の胡椒蒸し

▲ ムール貝のこしょう蒸し

シンプルな料理だからこそ、あまり手を加えないで、お皿にざばっと入っているのがいいですよね。こしょうを効かせたワイン蒸し。身もぷりぷりでした。

パン

同時にパンも2種類出てきました。

まるいパン

まるいパンはアンチョビ入りです。 おいしい。

スープ

▲ チーズ・スープ 温泉卵のせ

上にのっかっているのは、エリンギを細く裂いてカリカリに揚げたものです。チーズ味で濃厚なクリームスープ。真ん中の温泉卵をつつくと、黄身がとろっと広がりました。

黄身がとろける

温泉卵と混ぜると、また違った味わい。おうちでもマネしたい組み合わせです。クリームスープに温泉卵いいですね。

鴨胸肉のサラダ仕立て

▲ 鴨胸肉のサラダ仕立て

鴨胸肉のローストにルッコラ。ドレッシングはバルサミコかな。その上に削りたてのチーズ。このチーズが甘くておいしい。羊乳製(ペコリーノ)かもしれません。肉も軟らかく、ルッコラとも合って、前菜なんだけどメインのようなボリュームでした。

パスタ

しらすのパスタ

▲ しらすと野菜のスパゲティ

野菜はブロッコリーかな。しらすがいっぱいです。

ササルシッチャのスパゲッティ

▲ サルシッチャのラグーソース スパゲティ

サルシッチャは生ソーセージのこと。その腸詰めの中身でソースを作ったのでしょうか。独特の香辛料がきいていて(アニスかな?)アラブっぽい味でした。(わたしの勝手なイメージですけれど)

トマトのスパゲッティ

▲ プッタネスカのスパゲティ

ケッパー、アンチョビ、オリーブの入ったトマトソースのスパゲティ。オリーブの塩気が少々きつめでしたが、ワインには良く合いました。

メイン料理

魚のソテー

▲ 白身魚のソテー あさりのソース

魚のソテーアップ

皮パリパリ、身はしっとり。ソースはパセリとあさりのだしがきいていて、スペインの「サルサ・ベルデ」と似ています。

肉のソテー

▲ 豚肩ロース肉のロースト

シンプルですが丁寧に仕上げられていました。

デザート

タルト

▲ デザート(タルトとシャーベット)

タルトアップ

最後にコーヒー(紅茶)とデザートでおしまいです。デザートは手作りでしょうか。アイスクリームは、ほどよい甘さで、さっぱりすっきり食後にちょうどいい個性的なお味でした。ああ、おいしかった。ごちそうさまでした。

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居心地のいいレストラン

サルデーニャらしさを求めるなら、やはりディナーになるのでしょうが、ランチでもその雰囲気は感じられました。リゾート地にあるレストランのような、格式張らないけど、でもちゃんとした料理。リラックスできる感じのよいサービス。銀座からは少しはずれますが、散歩がてらまた行ってみたいイタリアンでした。

(2012年4月訪問)

■サポセントゥ・ディ・アキのおすすめシーン

気軽にイタリアンならリーズナブル価格の平日ランチ、サルデーニャ料理を期待するならディナーでしょうか。友人、カップル、家族連れなどあらゆるシーンで。個室はありませんが、人数に応じてテーブルセッティングしてくれます。ネット予約の一休限定プランがお得です。

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一休.comレストラン「サポセントゥ ディ アキ」

食べログ「サポセントゥ ディ アキ」

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Sapposentu di aki(サポセントゥ・ディ・アキ)

ロゴ

2010年7月、東京・築地にオープンしたサルデーニャ料理レストラン。サポセントゥとはサルド語で「客室」という意味。オーナーシェフの木村彰博氏はイタリア各地の星付きレストランで経験を積んだ後、サルデーニャを経て帰国した実力派。イタリア・サルデーニャ仕込みの本格イタリアンが味わえる。

東京都中央区築地1-3-6 前田ビル1階

イタリア・サルデーニャ

地中海にあるイタリア領の島。フランスのコルシカ島の南に位置し、シチリア島に次いで2番目に大きな島で、周辺の島を含めてサルデーニャ自治州を構成している。サーディン(イワシ)という名はこの島に由来するとか。ビーチが美しくヨーロッパのリゾート地として、多くの観光客が訪れる。

※当レポートは、2012年4月訪問時の情報をもとにしています。レストランご利用の際は最新の情報をご確認ください。

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