【閉店】老舗の味を飲茶で気軽に…

横浜・中華街「聘珍樓横濱本店」

横浜の中華街にある聘珍樓（へいちんろう）。敷居が高そうですが、飲茶なら気軽に食べられます。2人でいただいた飲茶をご紹介しますね。

【追記】横浜・中華街にある聘珍樓横濱本店は、2022年5月15日に閉店。以下、2011年6月に伺ったレポートです。

■■■目次■■■

【1】中華街の聘珍樓へ

【2】飲茶味わいセットとビール

【3】おうちで飲茶「お取り寄せ肉まん」

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中華街の聘珍樓へ

横浜に来たらやっぱり中華よね、と中華街へ。中華街なら、やっぱり老舗に行かなきゃね、と聘珍樓に向かいます。といっても、中華街に来たのって何年ぶり？　聘珍樓にいたっては実は初めてです。

17時30分、予約もせずにお店へ。待ち時間が長ければ、他店にしようと思っていたのですが、時間が早かったせいかすんなり入れました。受付で飲茶かお料理か聞かれて、軽く済ませたかったので飲茶に。（そもそも飲茶だと、土・日・祝日は予約不可のよう）

案内されたのは3階で小部屋がいくつかあり、通されたのは、4テーブルがセットされた1室でした。ゴージャスで重厚な内装をイメージしていましたが、すっきりとシンプルモダンな造りです。

テーブル間にゆとりがあり、白いテーブルクロスが清潔感を誘います。外の喧騒からは想像できないほど静か。落ち着きますね。サービスの方々もてきぱきと感じがいい。

聘珍樓というと高級・高額というイメージがありますが、飲茶は気軽に楽しめるんですね。点心１個（210円～）から注文できました。

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飲茶味わいセットとビール

いろいろ取り合わせてもいいのですが

• 飲茶バリューセット（1,970円）
• 飲茶味わいセット（2,940円）
• 飲茶ファイネストセット（3,780円）

とセットものがあったので、味わいセットを。それと青島ビール。

まず、出てきたのは季節野菜の炒め物。

これは空心菜でしょうか。あっさりと上品な味付けです。かすかに干し海老や干し貝柱などの風味が感じられ、いくらでも食べられます。

次に、芝海老のマヨネーズあえ。かりっと揚がった芝えびに、コンデンスミルク入りの甘いマヨネーズがからんでおいしい。上にふりかけてあるのは、カシューナッツです。これはすぐにでもマネしたい組み合わせ。マヨとナッツ、いいですね。

そしてやってきました。蒸し餃子3種。1人1個ずつです。テーブルの調味料（黒酢、辣油、醤油）でいただきます。

干し貝柱とニラの包み蒸し。

キヌガサ茸入り海老蒸し餃子。

フカヒレのせ蒸し餃子。

どれも海老のむき身などの餡がぎゅっと詰まっています。味は少しずつ違いますが、蒸してあるのでむっちりと食べ応えがあり、同じような印象です。

そうこうするうちにビールがなくなったので、紹興酒にします。ロックにしてみました。

チャーシュー入り饅頭。これはよくある肉まんではなく、甘めの餡にチャーシューが入っていて、ちょっと癖になりそうな甘さです。

まだ、お腹に入りそうだったので、ここで春巻きを追加。パリッパリの皮で、満足です。

ご飯＆麺ものは、お粥、ちまき、サンマー麺から選べたので、わたしはちまきを。

蓮の葉でくるんであって、四角い餅米の間に具がサンドイッチのように挟まれています。

もっちりと柔らか。

連れはお粥。一口いただくと、海鮮だしのきいた、上品で味わい深いお粥でした。

デザートは、それぞれ杏仁豆腐とマンゴープリンを選択。

マンゴープリンには果肉が入っていて、濃厚かつなめらかな舌触りです。

最後、プーアル茶がピカピカのティーポットに入って出てきて終了です。軽くつまんで飲んで、お腹にちょうどいいおさまり具合。ごちそうさまでした。

感動するほどではないにしても、さすがに老舗の名店だけあって、確かな味とサービスで、ゆったり心地よく過ごすことができました。

今回は点心セットにしましたが、飲茶といえども前菜から点心、一品料理、汁物、麺、粥と充実しているので、追加もしやすく、餃子1個から気軽に楽しめるのがいいですね。 全体的に品のいい優しいお味でした。

（2011年6月訪問）

※当レポートは、2011年6月訪問時の情報をもとにしています。レストランご利用の際は最新の情報をご確認ください。

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