テレビや雑誌で紹介されたスペイン料理 2005年
2005年、テレビ番組や雑誌で紹介されたスペイン料理に関するメモです。
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2005年
2005年12月12日(月)22:00~22:54 SMAP×SMAP
「ビストロSMAP スペイン風前菜(タパス)とクラムチャウダー」フジテレビ
安藤優子さんと石原良純さんがゲスト。
タパスのみ抜粋すると・・・草なぎ&稲垣ペアは、「パン・コン・トマテ」、たこの吸盤部分をメインにたらこ入りマッシュポテトのマヨネーズソースを敷いた「水だこの芋マヨネーズ」、「イワシとマンゴーのピンチョス」「なまこの内臓&きんきのソテー」など。
一方、木村&香取ペアは、「クロケッタ(コロッケ)ハモン・イベリコ添え」、たらの身入りマッシュポテトの上にコネホ(ウサギ)の内臓や背肉のソテーをのせた「ウサギとバカラオマッシュポテト」など。
今回はどちらも内蔵を使っていました。 内臓系がうまく扱えると、ぐっとプロっぽくなりますね。
2005年 DECEMBER 02 pen_ates「Cooking File フライパンひとつのスペイン料理」阪急コミュニケーションズ
ティオ・ダンジョウのシェフ、壇上桂太さんが教えてくれる「フライパンひとつのスペイン料理」で、クリスマスシーズンにぴったりの華やかな料理が3品紹介されていました。
フラメンコエッグ、鶏肉と紫キャベツのソテー、シーフードパエリア。市販のトマトソースを使って、簡単にできるよう工夫されています。これ、ぜったいおいしい!
特集の「ヌーヴェル京都」のお店ガイドでは、 スペイン割烹「ラ・マーサ」、「ポキート」も。
2005年10月23日(月)3:35~14:30 めざましSP!「~ゆずの満喫スペイン太陽の旅へ~」フジテレビ
海岸で歌ったり、移動中に曲づくりに励んでいたり、ゆずだからこそのスペイン旅になっていましたが、食べ物に関しては、お決まりのタパスとパエリャでした。やっぱり定番は、おさえておかなくちゃ?
マドリードでは、「ボデーガス・リクラ」「エル・メソン・デ・ラ・トルティージャ」「セルベセリア・セルバンテス」「メソン・デル・シャンピニョン」などバルの紹介。
アンダルシアの海岸沿いの町ロタでは、フラメンコ歌手のミゲールさんのお宅でパエリャをごちそうになっていました。 魚介類のだしがたっぷり染みこんだリゾット風。ミゲールさんによるとパエリャには『彼女だけ』という意味もあるとか。へえ~、そうなんだ・・・。
食べるシーンでのゆずのリアクションがよかったですね。すっごくおいしそうで。
2005年 OCTOBER 01 pen_ates「バルセロナ。新・快楽主義者の暮らす街」阪急コミュニケーションズ
長尾智子さんのバスクレポート。
バルセロナ在住の男性2人のライフスタイルのレポートです。
共通するのは、週末に友達など集めてホームパーティをするところ。お料理は集まった人たちみんなで、わいわい作るんですね。いまや、料理を作らない男はかっこわるい?
ほかに特集「誰も知らなかった三ツ星レストラン」で、 スペイン料理では、日本橋「レストランサン・パウ」、桜新町「弦巻茶屋」、大阪「フジヤ1935」が紹介されていました。
3店とも「お洒落心がある」というプラスαが決め手のよう。ヌエバ・コシーナ(新スペイン料理)が、浸透してきてる証拠かもしれませんね。
2005年 9月号 dancyu「陽気にパエリャクッキング」プレジデント社
小笠原伯爵邸の料理長ホセ・バラオナさんに教わるパエリャの作り方。
魚介とチキン、豚バラ、イカスミ、野菜のパエリャに、具とご飯を別々にするアロス・ア・バンダの5種類です。
ここで、以前うまくいかなかったイカスミパエリャの原因がわかりました。イカスミだけは、例外として絶えずかき混ぜながら作るんですね。なるほど、リゾット感覚だったのかあ。勉強になります。
2005年 9/28号(No.853)Hanako「銀座のスペインバルは、いま最高潮!」マガジンハウス
銀座特集で、スペインバルが5店紹介されていました。
まずは、先月開店したばかりCatalan Bar Vinuls(カタランバー バニュルス)。1階が立ち飲み、2階がレストラン。フレンチの名店「オザミ・デ・ヴァン」がプロデュースしたそう。
他には、銀座スペインバル、Spanish Grill EL CERDO(スパニッシュグリル エルセルド)、BAR de ESPANA Pero(バル デ エスパーニャ ペロ)、Puerto de Palos(プエルト・デ・パロス)。
スペイン料理好きにはうれしいですね。定着してほしい。
2005年8月29日(月)22:00~22:54 SMAP×SMAP「ビストロSMAP とにかく美味しいスペイン料理」フジテレビ
ゲストはミュージカル「ラ・マンチャの男」でおなじみの松本幸四郎さん。
この夏初めてスペインに行かれたようですが、スペイン料理の印象は「ヘルシーでからだにいい」。おお、わかってらっしゃる。
木村・香取ペアは、イベリコ豚と和牛ロースのチェラスコ(陶板焼き)、稲垣・草なぎペアは、魚介たっぷりのオジャがメインのメニューでした。
どちらもガスパチョを作っていましたが、稲垣・草なぎペアは、ガスパチョをスポイトに入れて、ドライアイスの上にポタポタと落とし、アイスの粒に仕上げるというもの。エルブジ風ですねえ。
しかし、幸四郎さんの好みは伝統的なガスパチョだったようで、木村・香取ペアに軍配があがりました。ガスパチョ、奥が深そうです。
2005年7月27日(水)、8月5日(金)16:00~16:55 レディス4「大人の女性のための魅惑のスペイン・アンダルシア紀行」テレビ東京
おおたわ史絵さんが2回にわたってカタログ的にレポート。
イベリコ豚飼育農場に行ってハモンを試食したり、エル・ブジホテル「アシエンダ・ベナスーサ」のレストランで食事したり、グルメ情報もしっかりありました。
オリーブオイル工場にも足を運んでいましたが、スペインは生産率世界第1位なんですね。(スペイン44.6% イタリア21.6% ギリシャ9.7% <国際オリーブオイル協会 2003-2004調べ>)日本はイタリアからの輸入量のほうが多いようですが、このデータは頭の隅にちょっと置いておきたいと思いました。
2005年7月8日(金)22:00~22:25 世界美術館紀行 「カタルーニャ 天才少年の名所案内」NHK
ピカソ、ミロ、ダリの各美術館やゆかりの地が紹介されました。
ダリが足繁く通ったことで有名なフィゲラスにあるホテル・デュランのレストランも。注目すべきは、そこのシェフに依頼して、ダリの豪華料理本「ガラの晩餐」から、掲載レシピを参考にお料理を再現したことです。
出来上がったものは、みごとにダリ風。料理というより、食べ物を使ったオブジェになっていました。特に、えびが高く盛られたツリーのような1品にはびっくり。
ダリの作品には、食べ物がよく登場しますが、料理も一種の芸術ととらえられていたのかもしれませんね。
2005年 春号(35号)栗原はるみ すてきレシピ 「芸術と食を楽しむバルセロナの休日」扶桑社
栗原はるみさんのバルセロナとカダケスの旅のレポート。
レストラン&バルのお料理写真がいっぱいです。レシピのページでは、フライパンで作るパエリアも紹介されていました。材料は、銀ダラ、ウインナ、ベーコン、ピーマン。サフランを使わず、トマトケチャップ味です。
柔軟な解釈で、アレンジに「らしさ」が出ていました。心強いですね。
2005年5月12日(木)23:30~23:50 テレビ スペイン語会話「文化コーナー」NHK
文化コーナーは「el Bulli」のシェフ、フェラン・アドリアのインタビュー。
番組独自に取材をしたらしく、新メニュー開発のためのレストランとは別の施設「タジェール」も出てきました。理科の実験室か食品会社の研究所といった雰囲気。「素材を分解して、再構築する」フェランの料理はしばしばそう説明されるけれど、まさに、そういう言い方がぴったりの場所でした。実際、調理には液体窒素やアルギン酸なんかを使うんだもんねえ。
彼は、料理の学校にも行っていないし、特に高名なシェフについて習ってもいない。だからこそ、他の料理人より探求心が強く、常に「なぜ?」と問いかけているうちに自然と道が開けていったようです。
「探求心さえあれば、未来は開ける」。ガツン!
2005年5月7日(土)23:30~24:00 チューボーですよ!「スペイン風ミートボール」TBS
スタジオのゲストは、マジシャンのふじいあきらさん。
今回は揚げた肉団子をトマトソースで煮込むアルボンディガス(スペイン風肉団子)でした。
町の巨匠は、「銀座スペインバル」のスペイン人シェフ、「サンイシドロ」のおおつきちひろさん、「ティオ・ダンジョー」の壇上さんでした。挽肉の割合は、まちまちで、牛と豚が、1:1だったり、1:3だったり、イベリコ豚だけだったり。
この中だったら、豚オンリーが食べてみたいかな。昨年のパエリャに続いて、今回も星3つ!☆☆☆
2005年4月30日(土)18:30~19:00 ポカポカ地球家族「フラメンコで舞うお母さんの夢~スペイン・バルセロナ~」テレビ朝日
カフェバーを経営しながら、フラメンコを踊る渡部純子さんの暮らしが紹介されました。お昼ごはんにシーフードパエリャを作っていたり、カフェバーでパン・コン・トマテを作っていたり。
それを受けて、スタジオでもパンにトマトをこすりつけて食べていました。 わざわざ、やってみるほどのものじゃないと思うけれど・・・。
2005年4月24日(日)14:00~15:25 「片岡鶴太郎 世界を描く7 炎の祭典!情熱のスペイン再発見」テレビ朝日
片岡鶴太郎さんが、旅の先々で印象的なものを、絵にしていくというのが番組のテーマ。今回はバレンシアの火祭りがメインですが、その前に各地を訪問します。
食事シーンのみ抜粋すると、マラガのバルで、チューロス(1本約350円)。コスタ・デル・ソルの海岸で、イワシの浜焼き。
バレンシアのドングリの宮殿という名のバル「パラシオ・デ・ベロータ」で、ハモン・イベリコ(1皿2,400円)。
パエリャ専門店「ラ・マタンデラ」で、バレンシア風パエリャ(2人前2,600円)といった具合。
パエリャを運んできた方の話によると、かたつむりは殻から身を半分取り出したところで、爪で切って食べるだそうです。残りはなぜ食べないかというと、カカ(うんち)だから。 ええ~!そうなんだ~。エスカルゴって言われると、ありがたがって全部食べてた気がするけれど。
ま、なんでも丸ごと食べるってことは、そういうことなんですよね。再発見というより再認識!?
2005年4月24日(日)11:30~11:50 食彩浪漫「スペイン料理入門」(4月号)NHK
麻布十番「バル レストランテ ミヤカワ」の店主宮川さんによるスペイン料理入門。ゲストはギタリストの村治佳織さん。
番組では、ガスパチョ、ミガス、パエリャを作っていましたが、作る過程は見せてくれても、詳しいレシピは出てきませんでした。テキストを買ってくださいということなんでしょう。
で、買いました。そしたら、放送されなかった「パプリカのマリネ」のレシピが載っていました。薄皮を剥くのは、直火で真っ黒に焼くのではなく、フライパンにギュウギュウに詰めてオリーブオイルをかけ、表面を焼き付ける方法。目から鱗です。
試しに作ってみたら大成功。テキストを買った甲斐がありました。
2005年 12号(2005.3.1)ku:nel「大食いだらけの小さな国へ」マガジンハウス
料理研究家の長尾智子さんがバスクを訪れたときのレポートです。
バスクではその専門店があるくらい馴染みの食材、干し鱈(バカラオ)。工場で加工されるところから、美食倶楽部(ソシエダ・ガストロノミカ)で「タラのピルピル」が出来るまでを取材していました。
ピルピルには、ロモという上質な切り身を使うんですね。シンプルな調理法だからこそ、作る人の腕が問われ味が決まる伝統料理。その奥深さの一端を見た気がしました。
他にも「ピンチョス」や、微発泡性ワインの「チャコリ」とそのグラスについても。
2005年2月20日(日)14:00~15:25「地球大交流キャラバン~鶴田真由・鼓童とともにヨーロッパ大縦断~」テレビ朝日
愛・地球博の協賛番組で、万博の理念・自然の叡智を体感しようとアイルランドからフランス、スペインを車で旅するというもの。
スペイン料理では、ラ・マンチャ地方のガッチャスが紹介されました。 連理草という豆の粉を使って作る料理で、オリーブオイルで豚肉を炒め、それを取り出して、肉汁の出たオイルに粉とパプリカを入れて炒める。ルーを作るように水でのばし、炒めたポテトを入れて、出来上がり。
これをパンにつけて食べていました。素朴な味で、今では好んで食べる人は少ないようですが、 ラ・マンチャの食卓を支えた貴重な食材であったことは確かです。
かつて風車を回し、穀物の粉をひいていたラ・マンチャ地方。今は、風力発電基地になっていますが、風を利用したこの地方ならではの紹介に、郷土料理ガッチャスが生きていました。
2005年1月30日(日)15:30~17:25 欽ちゃんの世界移住計画4「スペイン発! 地中海リゾート旅~美食・温泉・超豪邸~」テレビ朝日
萩本欽一さんが不動産物件を見に行くというのがメインテーマ。なので、豪邸は出てきましたが、美食はさほどではありませんでした。
サンジョセップ市場での食事、バルセロネータのレストランでのパエリヤ、日本食レストラン「山鳥」でのマグロのにぎりといった感じ。特に物珍しくもなく、定番ものでした。お供の山口もえさんにとっては、ちょっと物足りなかったかも?
2005年1月23日(日)15:00~16:25「世界一周『食材の旅』トマトの不思議大紀行」日本テレビ
中京テレビ開局35周年記念特別番組ということで、えらい力が入っていました。市毛良枝さんは、トマトの原種をたどりにペルー、メキシコへ。森久美子さんはイタリア、陣内孝則さんはイタリアとスペインへ。陣内さんなんか、イタリアのご家庭でトマトソース作りのお手伝いをしたかと思えば、歴史再現ドラマに出演し、スペイン・ブニョールのトマト祭りにまで参加するという活躍ぶりでした。
スペイン料理の90%以上にトマトが使われているということで、登場した料理は「豚肉のトマト煮込み」「フラメンカ・エッグ」「海鮮パエリア」「サバのトマト煮」などトマトづくし。トマト博士になれるぐらい盛りだくさんの内容で、おなかいっぱいになりました。
2005年1月23日(日)14:00~14:54「三陸から地中海へ マグロ大紀行」TBS
近海マグロのルートやら、畜養マグロ・養殖マグロの実態やら。クロマグロが食卓にのぼるまでを、照英さんと芳本美代子さんがレポーターとなって、わかりやすく紹介していました。
スペインに飛んだのは照英さん。マグロの畜養で日本企業も進出している港町カタルヘナに行きます。 悪天候にもかかわらず、ごり押し(情熱?)で沖合にある畜養場でのいけす漁を見にいったのにはびっくり。遠慮しろよ~(笑)
最後は、マドリッドのお寿司屋さんのご自宅で、マグロを使ったバスクの郷土料理「マルミタコ」をごちそうになっていました。
2005年1月16日(火)22:00~21:54 世界ウルルン滞在記「男だけの美食クラブに・・・高原知秀が出会った」TBS
バスク地方サン・セバスチャンの「美食クラブ」で、高原さんがたらのピルピルに挑戦しました。
オリーブオイルににんにくを入れて香りづけをしたら取り出して、タラの切り身を入れ、鍋を揺すり続けると・・・オリーブオイルが乳化してマヨネーズみたいになるんですね。温度やゆすり方で、オイルが分離したり、タラの身がかたくなったり崩れたり、その加減がむずかしそうでした。
最後に美食クラブ内でコンテストが行われたのですが、審査員は三つ星レストラン「アルサック」のファン・マリ。さすが、グルメの町! メンバー制の男の社交場「美食クラブ」の様子がよくわかるドキュメントでもありました。
2005年1月4日(火)23:55~25:25「アラン・デュカス&エルブジ究極の美食スペシャル」TBS
アラン・デュカスとフェラン・アドリアにスポットをあて、料理に対する姿勢やレストランの裏側を雨宮塔子さんがレポートするグルメ番組。
探求心旺盛な2人は、日本料理にも興味を示し、その良さをどんどん取り入れていました。フェラン・アドリア氏の作るお料理は、おいしさを追求しているというより、 新しい食感や組み合わせ、調理法を発明している感じ。食べることで面白さ、楽しさ、驚き、感動を体験してもらおうと、今までにない視点で、新たな料理を作りだしているんですね。
もう、中華だフレンチだスパニッシュだと料理のジャンルにこだわってる場合じゃないかも。