日本のうつわ 輪島塗、有田焼ほかの展示
東京ドームで開催されているテーブルウェア・フェスティバルの2012年のレポートです。
ここでは「日本の器を訪ねて」より、気になった展示をランダムに紹介しています。ニッポンのうつわも素晴らしいですね。
■■■目次■■■
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島根の木工芸


▲ おかや木芸「栗乃舎」のテーブルと木工芸品
栗材で作られたスプーンやお皿。島根の伝統工芸の工房で作られた食卓やテーブルウェアを「栗乃舎」ブランドとして発表。栗の素材感が生かされた温かみのある落ち着いた雰囲気に引き込まれます。
秋田の曲げわっぱ



▲ 秋田・大館「栗久」の曲げわっぱ
秋田「栗久」のうつわ。曲げわっぱの技法で美しく仕上げられたおひつやカップ、アイスペールにほれぼれです。手ざわりがよく、軽くて持ちやすくて、秋田杉の木目も美しい。栗久の工芸品はお弁当箱などグッドデザイン賞に18点、徳久利・ぐいのみセットなどロングライフデザイン賞に9点が輝いています。
石川の輪島塗


▲ 輪島キリモト・桐本木工所の漆器

▲ 中津漆器店の漆器

▲ 上塗屋 中門漆器店の漆器

▲ 千舟堂の漆器

▲ 坂本漆器店の漆器

▲ 輪島塗つたや


▲ 浅田漆器工芸の洋漆器
石川の山中塗

▲ 石川漆宝堂の白漆のプレート
青森の津軽塗

▲ イシオカ工芸の津軽静寂塗「恋静寂シリーズ」

▲ イシオカ工芸の津軽七々子塗「旅なな子」


▲ 津軽塗
福島の会津塗

▲ 三代目惣兵衛

▲ 大塚漆器店の「NU・KU・MO・RI」シリーズ
漆器の美しさに魅せられました。従来のイメージにとらわれないモダンな和食器の数々。扱いが難しそうだと敬遠しがちですが、日常的に漆器のある食卓っていいですね。
長崎の波佐見焼

▲ 一龍陶園の「しのぎ」シリーズ
波佐見焼に伝わる技法を現代のモダンな形に昇華させた「1ryu Sinogi」シリーズを使ったテーブル。組み合わせ方によって、日常のテーブルがぐっとおしゃれになりますね。
佐賀の有田焼



▲ ARITA PORCELAIN LAB のモダンな和食器「JAPAN SNOW」
白磁にプラチナを施した新ブランド「JAPAN SNOW」シリーズ。日本の粉雪を思わせるマットな質感の白は、独自技術による「SNOW釉」によるもの。デザインは古来から縁起が良いとされる有田焼の伝統的な絵柄、吉祥文様がモチーフになっています。
佐賀の肥前吉田焼

▲ 224porcelainのシンプルモダンなアイテム
佐賀県嬉野市で作られる陶磁器・肥前吉田焼。長い歴史を持ちながら決まった様式のない自由さが魅力です。
滋賀の信楽焼とステンレスカトラリー


▲ 草土(SOHDO)のステンレスカトラリー「WASABI」
信楽焼「草土(そうど)」の酒器とステンレスカトラリー。酒器は、内側を鉄だけの釉薬で焼き上げて、金属のような質感を出しています。カトラリーはまるで職人の手でたたき出した様な鎚目(つちめ)がシルバーのような高級感を漂わせています。
石川の九谷焼

▲ 九谷光崖窯の「茶弥(saya)」
岐阜の美濃焼

▲ 「秀峰」の角皿
長崎の三川内焼

▲ 嘉久房窯 平戸悦山の「龍」と「舌だし三番叟」の置物
鹿児島の薩摩焼

▲ 絵付工房 秋月窯の白薩摩

▲ 沈壽官窯の白薩摩

▲ 指宿長太郎焼窯元の黒薩摩
鹿児島の薩摩切子

▲ 薩摩ガラス工芸の島津薩摩切子

▲ 薩摩ビードロ工芸の薩摩黒切子
山形の鋳物

▲ 高橋敬典による茶の湯釜「和銑朝凪釜」(山正鋳造)

▲ 芳武茂介デザインの鉄器(鋳心ノ工房)

▲ 増田尚紀デザインの鉄器(鋳心ノ工房)
鋳物もまたモダンに食卓をかざっていました。すき焼き鍋や鉄瓶だけでなく、もっと身近に使いたいものです。
山形のわら細工

▲ 石川たかさんによるわら細工(干支)

▲ 伊藤佐吉さんによるわら細工(虫かご、卵つと他)
かつて、農家の冬仕事だったわら細工。その機能美に見入りました。「卵つと」は昔から山形で作られていた卵の包装だそうです。
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