コシード
肉と野菜をじっくり煮込んだスペイン風ポトフ

コシード(Cocido)は、カスティーリャ地方の煮込み料理で、フランスのポトフのような料理です。腸詰めや骨付き肉と野菜をじっくりと煮込むのはポトフと同じなのですが、食べ方が面白いのです。まず煮汁にパスタを入れてスープとして飲み、その後にメインとして肉や野菜を食べるという順番があるのです。一度に作って2皿分として楽しむ家庭料理です。
材料
【2人分】
- 骨付き豚ばら肉……200g
- 鶏手羽元……2本
- チョリソ(ウインナ)……4本
- じゃがいも……1個
- にんじん……1/2本
- キャベツ……1/8個
- 長ネギ……1本
- ひよこ豆(水で戻したもの)……1カップ
- ショートパスタ……20~40g
- にんにく……1片
- ローリエ……1枚
- 塩、こしょう……適量
- 水……適量
作り方

- 鍋に骨付き豚ばら肉、鶏手羽元、にんにく、ローリエを入れて水からゆでる。
- 沸騰したら、あくをとって水で戻したひよこ豆を入れて1時間ほど煮込む。
- 水を足し、野菜を入れ、塩・こしょうで味をつけて、さらに30分煮込む。
- フォークで穴をあけたチョリソを加えて、10分ほど煮込む。
- 具は皿にとり、煮汁はザルでこして鍋にもどし、ショートパスタを加えて煮て、最後に塩・こしょうで味をととのえスープにする。
ポイント&ヒント
煮込む際に、ローリエの他、パセリやローズマリーなどのハーブを少し加えると、肉の臭みが消え香りよくなります。
チョリソの代わりに粗挽きポークウインナーを使いましたが、本場のチョリソがあれば、味わいは格段に上がります。
ショートパスタは、極細スパゲティを3cmくらいに折ったものを使うことが多いようです。
お好みでオリーブオイルや酢などをかけていただきますが、アリオリソースや粒マスタードを添えてもいいですね。
圧力鍋を使って作る「マドリード風コシード」レシピもあります。
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コシードには、腸詰や骨付き肉などを使いますので、スペインの腸詰があるとより本格的な味になります。しかし一般的なスーパーには扱っていないことが多く入手困難。こんなときはネットショップが便利です。
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