サングリア(sangría)は、スペインの赤ワインで作ったフルーティなカクテルのこと。名前の由来が赤い血を意味する「サングレ」だけあって、本来は赤ワインで作るものですが、最近は白ワインを使ったサングリア・ブランカ(sangría blanca)も見かけるようになりました。
サングリアもサングリア・ブランカも作り方は同じで、ワインが赤か白かの違いだけです。ワインは飲み残しや安価なワインで十分です。
【4杯分】
※フルーツにワイン(アルコール度数20度未満)を注いで長時間漬け込むことは、日本では酒税法違反になるので、フルーツとワインを混合させたら、すぐに飲むようにしましょう。
赤ワインには、柑橘系の他にリンゴを使用。
サングリアにはシナモンスティックで香りづけ。
白ワインには、柑橘系のほかに桃を使用。
サングリア・ブランカにはミントで香りづけ。
甘いのが好みならば、加糖のソーダにしたりCCレモンのようなフルーツ系のソーダを使います。逆に苦手な方は、グラニュー糖を減らして調整するといいでしょう。
フルーツはオレンジの他、いちごやバナナ、グレープフルーツ、パイナップルなど。桃缶やパイナップル缶詰を利用してもいいですし、オレンジジュースを少し加えてもいいですね。
コアントローはオレンジの香りのリキュール酒ですが、コニャックやブランデー、ウイスキー、ラム酒、シェリーなど濃いお酒を少し加えると味に深みが出ます。2~3種類混ぜると通好みの味になります。
サングリアを手早く作りたいときは、ワインにフルーツの絞り汁(ジュース)やフルーツソーダを加えるだけでも、サングリア風ドリンクはできますよ。気軽にサングリアを楽しんでくださいね。
冬は軽く温めてホットサングリアはいかがでしょう。作り方は同じで、シナモン、クローブ、スターアニスなどのスパイスをきかせると味が引き締まります。(シナモン1本、クローブ2~3個、スターアニスひとかけら)
飲むときは、そのままかオレンジジュースを少し加えて温めます。割るなら少量の炭酸水で。
サングリアに使ったフルーツは、ワインがしみて大人の味になっています。そのまま食べる他、手を加えてデザートにしてはいかがでしょう。
白ワインに使ったフルーツは色がかわらないので、ヨーグルトにまぜたり、ケーキやアイスクリームに添えたり、白ワイン風味のフルーツゼリーにするといいですね。
▲ヨーグルトに混ぜて
▲ 白ワインフルーツゼリーに
赤ワインに使ったフルーツは、コンポートにしたり、ジャムにするのがおすすめ。ジャムの場合は、フルーツを刻み、砂糖(フルーツの重量の3~5割)と赤ワインかサングリアを少し加えて、煮詰めれば出来上がりです。
▲ サングリアに使ったフルーツ200gに、グラニュー糖60gを加えて煮詰めると、オレンジは煮崩れてとろとろに…。
▲ フルーツワインジャム
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