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真空保存容器「フォーサ」の使い方と時短料理

2023年9月29日 更新 2018年3月 公開

フォーサ本体セット

ショップジャパンが扱っている「フォーサ(FOSA)」は、作り置きおかずや新鮮食材を真空にして保存できる容器セットです。

モニター企画で現品をご提供いただきましたのでご紹介しますね。真空による浸透圧を利用した漬け込み料理も作ってみましたよ。

コンパクトで使い勝手がいいので、自宅用はもちろん、贈り物にも喜ばれそうな便利グッズです。

【追記】現在は、四角いフォーサも出ています。

■■■目次■■■

【1】真空保存容器「フォーサ」の仕組み

【2】フォーサの使い方

【3】フォーサで時短料理

【4】フォーサのここが便利

■■■■■■■■

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真空保存容器「フォーサ」の仕組み

フォーサのセット内容

フォーサの基本セット「本体のみ」は、脱気用の本体1個に真空コンテナ3個(小×2個、大×1個)がついたセットです。それぞれ見てみましょう。

フォーサ本体

この手のひらサイズの製品が、脱気をするための本体です。ころんとしてかわいいですよね。それを専用のコンテナの蓋に密着させて中の空気を吸引し、真空にするわけです。

フォーサの蓋

丸い黄緑のボタンが電源スイッチです。取っ手になっている蓋を回して外すと、カバーが付いています。

フォーサ本体

そのカバーを外すと、乾電池をセットするスペースが現れます。

フォーサの電池がえ

そう、電池で作動するのです。コードレス。単3乾電池4本を入れて準備完了。赤いのがちらっと見えますが、そのあたりがモーターになっています。

カバーと取っ手を付け、ひっくり返して底を見ると小さな穴があいています。

フォーサの吸気口

その穴の部分が、空気を吸引する吸気口です。スイッチを入れて指を近づけると、まるでタコの吸盤でもあるかのように指がくっつきました。こんな小さな穴でも、しっかり吸引するのですね。

電池を入れたときの本体の重さは約300gです。

フォーサの真空コンテナ

こちらが専用のコンテナ(小)です。容量は600ml。大きいコンテナの容量は1,350mlです。他に、別売りで中サイズ(850ml)や縦長コンテナ(2,850ml)があります。

容器はAS樹脂製。耐熱温度は85℃、耐冷温度は−20℃なので、電子レンジやオーブンでは使えません。ここが唯一残念なところ。

真空コンテナのふた

蓋には開けやすいように取っ手が付いています。縁も頑丈。

コンテナの開け方

蓋の上に本体をのせて脱気しますが、開けるときは中央のボタンを押せば、空気が入って開けられるようになっています。

コンテナのふたの裏側

蓋の裏側です。汚れ防止キャップが付いています。

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フォーサの使い方

フォーサで煮物を保存

では、実際にフォーサを使ってみましょう。

南瓜の煮物をフォーサで保存

容器の中に冷ました食材を入れます。ぎゅうぎゅうに詰めないで、容器の縁から1.5cm以上隙間をあけておきます。蓋をぴっちりと押し込みます。

フォーサの真空作動の仕方

本体を容器の蓋の中央に置いて、黄緑色の電源ボタンを押します。と同時にボタンのランプが点灯して、モーターが作動します。

ブーンという音を発しながら、容器内の空気が抜けていきます。さほど大きな音には感じません。内容量にもよりますが、10秒くらいでしょうか。

自動で止まるフォーサ

容器内の空気が抜けると、電源ボタンのランプが消えて自動的に止まります。これで完了。本体を蓋から外します。簡単ですね。

蓋の開け方

容器を開けるときは、蓋の真ん中のボタンを押します。するとプシュっと音がして、空気が入るのがわかります。1〜2秒ほどです。音がしなくなるまで押し続けます。

容器のふたを開ける

容器を持ち、蓋を開けます。取っ手があるので指をひっかけやすく開けやすいんですよね。

容器を持つ手がすべる場合は、ゴム手袋などを容器に巻いて持つと、しっかりと支えられますよ。

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フォーサで時短料理

かぶの甘酢漬け

さて、ここからがわたしのやってみたかったことです。

真空による浸透圧を利用したら、甘酢づけやマリネなどの味の染み具合が早まり時間短縮になるらしいんですよ。早く食べたいときなどいいじゃないですか。

どれくらい浸透に差があるのか、大根を赤ワインにつけて比較してみました。

フォーサを使った浸透圧の実験(1時間後)

左がフォーサで真空にして浸したもの、右側が普通に浸したものです。1時間たった時点で、フォーサのほうが中心部分が赤くなってワインが内部まで浸透しているのがわかりますよね。

フォーサを使った浸透圧の実験(2時間後)

2時間後はさらに赤く全体が染まりました。普通に浸しているだけとは明らかに差が出ています。

これなら、味のしみ込みも早いはず。で、まずやってみたのが「かぶの甘酢づけ」です。

かぶの甘酢づけ

かぶに塩をして10分おき、甘酢につけて真空保存容器に入れて脱気したものと、通常のものと作ってみました。

かぶの甘酢づけ4時間後

4時間後、水も出てしっかり浸かりました。味も染みこんでしんなり美味しい。ただ、真空にしなかった方も、パリっとサラダ感覚で美味しかったのですが…(汗)。

次に「りんごのコンポート」。

りんごのコンポート半日後

りんごをシロップで煮て、赤ワインを加えたシロップに漬けました。半日後、中までしっかりと赤ワインシロップが入ってきれいに染まっています。

最後に「たらの幽庵焼き風」。

たらの幽庵焼き30分後

ポン酢を利用した漬け汁に30分漬けただけでも、身の中まで染みこんでいるのがわかります。

たらの幽庵焼き

グリルで焼いて出来上がり。ポン酢をかけて、いだだきまーす♪

どれも小さく切ったり味を濃くしたり揉み込んだりと、他の工夫で同様の結果は得られそうですが、フォーサを使うことで少しでも時短になるなら、使わない手はないですね。急いでいるときは助かります。

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フォーサのここが便利

漬け込み料理の時間短縮に効果があるとはいえ、やはりフォーサの本領発揮は、食材の保存です。いろいろ使って、ああ便利だと実感したことのベスト4を挙げてみますね。

手軽に使える

ピタントとフォーサ

なんといっても、手軽に使えることです。

真空シール機「ピタント」を持っているのですが、ピタントでも専用コンテナを使えばフォーサと同様に食材を真空にして保存することができます。

ただ、ピタントは場所をとるし、電源コードをコンセントにさしたりホースを繋いだりと、ちょっと面倒なんですよね。

その点、フォーサはいつでもどこでも保存容器に置くだけで真空にできますからね。簡単なんですよ。

新鮮食材が長持ちする

青じその保存

食材の鮮度が長持ちするのも魅力です。

たとえば、青じそなどはすぐに使い切らないと葉先のほうから傷んできたり、萎びてきたりするので、だいたい2〜3日を目安に使っていました。

しかーし、フォースがやってきてからは、まず青じそを水につけてパリッとさせたら、水を切ってフォースで真空保存にします。すると1週間以上、瑞々しい葉のままなんですよね。これは嬉しい。

作り置きや残り物おかずの保存

ブロッコリーの保存

定番の使い方ですが、作り置きおかずや残り物のおかずの保存にも大活躍です。

ブロッコリーを1株買ったら、今までは必要な分だけ切って使っていたのですが、今は丸ごと全部茹でてフォーサで保存です。

一緒ににんじんも茹でておけば、煮物・汁物・炒め物にさっと使えるし、お弁当の彩りや付け合わせにも重宝します。

残り物おかずも、翌日食べ忘れると心配だったのですが、フォーサに入れておけば安心です。

お弁当箱代わりにもなり、持ち運びに便利

フォーサの密封具合

フォーサで真空にしておけば、蓋がぴっちり閉まって汁物もまったくこぼれません。強力な密封具合です。

なので、お弁当箱代わりにも使えるし、持ち寄りパーティーにも持って行けます。真空保存になっているから安心だし。

プシュッと空気を抜いて、みんなに見せびらかしたりなんかして…。行楽シーズンには野外でも活躍しそうですね。

この他にも、コーヒー豆や茶葉、ペットフードの保存など、ライフスタイルに合わせていろいろなものに使えますね。

フォーサは、ふだんから新鮮食材をムダにしたくない、作り置きおかずを長持ちさせたいと思っている方におすすめです。あるとホント便利ですよ。

(商品提供:ショップジャパン)

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