フランク・ロイド・ライトの食器「インペリアル ブルー オーバルプレート」
このオーバルプレート、すっきりと美しいでしょう?
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)がデザインした食器の復刻版インペリアシリーズの新しいコレクション「インペリアルブルー」です。
MoMAデザインストアのプレゼント企画でいただきましたのでご紹介しますね。
※当記事は、アフィリエイトプログラムを利用して商品をご紹介しています。
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インペリアルシリーズにブルー登場
フランク・ロイド・ライトは、帝国ホテルの旧本館(通称 ライト館)の設計だけでなく、そこで使用するためのテーブルウェアもデザインしていたんですね。そのとき製造にあたったのが、ノリタケの前身である日本陶器合名会社です。
その後、ノリタケが米国フランク・ロイド・ライト財団の許可を得てアレンジして復刻したのが「インペリアル(IMPERIAL)」シリーズ。
▲ ノリタケ フランク・ロイド・ライト シリーズ ティー・コーヒー碗皿
円を組み合わせた幾何学的デザインがすっきりと美しく素敵ですよね。1998年の復刻以来の人気シリーズで、マグカップもあります。
赤い丸が印象的ですが、2017年、ライト生誕150年の記念して新しく加わったのが「ジャパンブルー」と呼ばれている藍色です。
▲ ノリタケ フランク・ロイド・ライト インペリアルブルー(キャバレー) 24.5cm
これまたシックで美しいですよね。
「ジャパンブルー」という呼び方は、明治8年イギリスの科学者アトキンソンが日本の藍染を見て賞賛したのが始まりで、その後諸外国から日本に訪れた人々も、藍色をそう呼んで褒め称えたそうですよ。
この藍色のコレクションにも、先のインペリアルシリーズ同様に、プレートやマグカップやカップ&ソーサーなどがあります。
今回、わたしの手元にやってきたのは楕円の皿「インペリアル ブルー オーバルプレート」です。長径は約21.5cm。
裏面には、フランク・ロイド・ライト財団とノリタケの商標。
素材は磁器(ファインポーセリン)。究極の白さと高い透光性を持つ素材プレミアムホワイトを使用しているそうです。電子レンジでも使えますよ。
高さは2cmで、ほどよい立ち上がりです。薄くて軽め。オーバルプレートで230g程度です。
和洋どちらにも合うインペリアル
赤のインペリアルシリーズもそうですが、藍も日本古来からなじみの色なので、和洋どちらにも使えるんですよね。
幾何学的なデザインが加わって和モダンでおしゃれな雰囲気。何を盛っても、量が多くても少なくてもさまになります。
たとえば、菓子皿としてクッキーを盛った場合。
少しずつつまんでいって、残りが2枚になっても、絵柄があるので寂しい感じがしません。このデザインを活かして盛りつけてもいいし、真ん中にこんもりと盛ってもいいし…。
タパス皿としてもちょうどいいのです。たこのマリネ。
生ハムとチーズの盛り合わせ。
鶏手羽中の唐揚げ。
お総菜コーナーで買ってきたパック寿司も、これに盛ればおいしそうに見えます。
食べ物だけではなく、グリーンの受け皿として飾ってもいい感じ。
貴重品トレイとしても使えますね。とにかく、入れるモノを選ばず、引き立ててくれるお皿なんです。品が良く、でしゃばらないけどしっかりと主張するデザインだからこそですね。
こうなるとお揃いのカップも欲しくなってきます。うーん、むずむず。
▲ノリタケ フランク・ロイド・ライト インペリアルブルー ティー・コーヒー碗皿
▲ノリタケ フランク・ロイド・ライト インペリアルブルー マルチカップ
マルチカップは、ペン立てやナプキン入れにもなりますね。
ギフトラッピング
MoMAデザインストアから届いたときの状態もご紹介しておきましょう。パッケージ仕様やギフトラッピングの参考にしてくださいね。
ダンボールに入って、プチプチの緩衝シートに包まれて届きました。
銀色の包装紙に赤いリボンがかかっています。結び目のところにあわせて「MoMA DESIGN STORE」のシールも。
よく見ると、リボンには「MoMA」 の文字が入っているんですよ。このさりげなさがいいなあ。
専用の箱入りです。
片隅には金色のロゴ。
蓋は白ですが、下の箱は赤地でおめでたい雰囲気。
ノリタケの取扱説明書とフランク・ロイド・ライトのプロフィールが書かれたしおりが入っています。
フランク・ロイド・ライトのサイン、かっこいい。建築好きな方へプレゼントすると喜ばれそうですね。
マグカップなどは2千円台からあるので、ちょっとした記念品としても使えるし、引き出物、結婚祝い、新築祝いなど、組み合わせて贈るのもいいかもしれません。
店頭などで見る機会があれば、手にとってインペリアル ブルーの美しさを確かめてみてくださいね。惚れますよ。
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フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)
フランク・ロイド・ライト(1867 - 1959)は、アメリカの建築家。ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に、近代建築の3大巨匠といわれています。
革新的なデザインと新しい技術や材料を積極的に取り入れた手法で、建築界に新たな思考をもたらしました。
日本では、帝国ホテル旧本館、山邑邸(現ヨドコウ迎賓館)、自由学園明日館などを手がけています。
東京・池袋にある自由学園明日館(重要文化財)。
高さを抑えて水平線を強調したプレーリースタイルで、窓やドアなどの幾何学的デザインが特徴です。
また、建築だけでなく、家具、照明、テーブルウェア、アートガラス、テキスタイルなどのデザインでも高く評価されています。
なお、帝国ホテルライト館の玄関部分は、博物館明治村(愛知県犬山市)に移築再建されており見学することができます。
2017年から18年にかけて、帝国ホテル東京では、生誕150年を記念してロビーでの特別展示や宿泊プランなどのイベントが行われました。
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