ダリ展の情報とインターネットで買えるダリのミュージアムグッズをご紹介しています。
■■■目次■■■
※当記事は、アフィリエイトプログラムを利用して商品をご紹介しています。
日本でサルバドール・ダリが常時観られる美術館といえば、福島にある諸橋近代美術館です。冬季は休館になりますが、4月〜11月まで前期・後期にわけて常設展示と並行して、特別展や企画展が開催されています。
美術館サイト:諸橋近代美術館
展覧会「生誕120周年 サルバドール・ダリ 天才の秘密 」
期間:2024年4月20日(土)〜9月1日(日)
諸橋近代美術館のコレクションの中から、ダリの油彩、素描、版画、彫刻のほか、ミロやマグリットなどシュルレアリスムの作家の作品を展示。ダリの多様な側面を明らかにする。
【参考】
テレビ東京系列「新 美の巨人たち」で、諸橋美術館所蔵のサルバドール・ダリの大作『テトゥアンの大会戦』が紹介されました。
放送日:2019年6月15日(土)22時〜22時30分
1960年代から70年代に制作された版画を中心に、晩年までの作品約200点を展示。
会期:2024年7月13日(土) ~2024年9月16日(月)
会場:長野県立美術館
ダリの作品を所蔵している主な美術館は以下のとおり。(貸し出しや保管で展示されていないこともあります)
■横浜美術館(神奈川県)……「ガラの測地学的肖像」など絵画・彫刻など8点。(大規模改修工事のため、2024年3月まで休館中)
■池田20世紀美術館(静岡県)……「ヴィーナスの水兵」「キリンI~VI(6点組)」
■ポーラ美術館(神奈川県)……「姿の見えない眠る人、馬、獅子」
■鹿児島市立美術館(鹿児島県)……「三角形の時間」ほか絵画・版画など
■広島県立美術館(広島県)……「ヴィーナスの夢」「マルドロールの歌」
■福岡市美術館(福岡県)……「ポルト・リガトの聖母」
■長崎県美術館(長崎県)……「ガラのニュートン」ほか
他にも全国各地に……
☆☆☆
サルバドール・ダリを題材とした映画はいかがでしょう。
ダリ好きのレストランオーナーとアートな料理を作り出すシェフの「美食家ダリのレストラン」。ダリが住む海辺の街カダケスを舞台に繰り広げられるグルメな映画。シェフは三つ星レストラン「エル・ブジ」のフェラン・アドリアがモデルになっている。
2024年8月16日(金)より、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座などで公開予定。
サルバドール・ダリの人生を描く映画「ウェルカム トゥ ダリ」(原題:Daliland)。ダリを演じるのはベン・キングズレー、妻・ガラ役にはバルバラ・スコヴァ。
2023年9月1日(金)より全国で公開されました。現在はU-NEXTなどの動画配信サイトで観られます。
▶amazon prime video「ウェルカム トゥ ダリ(字幕版)」
☆☆☆
日本では約10年ぶりのダリ回顧展が、2016年7月1日から9月4日までは京都市美術館で、2016年 9月14日から12月12日までは、国立新美術館(六本木)で開催されました。
東京の展覧会のチラシはふちがうねうねと曲がった観音開きで、左右に開くと、「謎めいた要素のある風景」(ガラ・サルバドール・ダリ財団蔵)が現れるというしくみになっていました。
裏は、ダリの典型的なイメージがいくつも含まれている「奇妙なものたち」(ガラ・サルバドール・ダリ財団蔵)。
国立新美術館前の看板がこちら。
ベンチ脇の看板は「ポルトリガトの聖母」(福岡市美術館蔵)が使われていました。「ポルトリガトの聖母」は東京展のみの展示です。
このダリ展は、ガラ=サルバドール・ダリ財団(スペイン)、サルバドール・ダリ美術館(米国)、ソフィア王妃芸術センター(スペイン)のコレクションを中心に、初期から晩年までの作品約200点が展示・上映されていました。
油彩、ドローイングの他、オブジェ、ジュエリー、書籍、映像と見応えたっぷり。ダリがダリ的ダリになるまでの変遷がよくわかる構成でした。
グッズ売り場の隣には、ダリ劇場美術館の「メイ・ウエストの部屋」も再現され、この場所に限り写真撮影もできました。
京都では、ダリ展とコラボした記念メニューや宿泊プランなどが登場しました。
グッズ売り場には、Tシャツやトートバッグ、シール、香水・アクセサリーのほか、巨大ガラガラで卵ケースに入ったピンバッジが買えたり、曲がったスプーンやフォークがあったり、立方体の箱に入った「クアトロえびチーズ」があったり…。
グッズの一部はブログで紹介しています。
【ブログ】ダリ展の美味しいグッズ「クアトロえびチーズ」ほか(A.diary ほっと一息おうちバル)
加えて、東京展ではダリのデザインしたワインが販売されていました。
【ブログ】ダリのデザインボトルワイン「トーレ・ガラティア」(A.diary ほっと一息おうちバル)
また、ポスターは展示作品のポスターのほか、スペインやアメリカのダリ美術館で販売されているものも買えました。これはチャンス!とばかり「リンカーン」を購入。
シュルレアリスムの世界にどっぷりとひたれたダリ展。「アンダルシアの犬」や「黄金時代」など一部映像も見られました。
京都・東京で開催のダリ展(2016年7月〜12月)の公式図録です。
年譜および、油彩、ドローイング、オブジェ、ジュエリー、書籍、映像など約200点の展示作品と解説が掲載されています。
2006年~2007年に上野の森美術館でダリの生誕100年記念として開催された回顧展の図録です。
スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団とアメリカのサルバドール・ダリ美術館のコレクションから、日本初公開の作品を含め、最初期から最晩年までの主要な油彩画60点のほか、写真やドローイングなど27点を収録。
その解説と、ダリと映画、日本に紹介されたダリ、スペイン・カタルーニャ州アンポルダ地方紀行など。巻末の風景写真と作品を並べたものは見応えがあります。
ぐにゃりと曲がった置き時計。
▲ サルバドール・ダリ 溶ける時計 シルバー壁彫刻(輸入品)
ダリらしさが表現されたグッズもあります。
ダリの「The Persistence of Memory(記憶の固執)」からインスピレーションを得てデザインされたピンバッジです。
▲【22-30.5cm企画/3サイズ展開】【メニーモーニングスソックス】【柄ソックス/サルバドール・ダリ】
ダリの柄ソックスです。
ダリデザインのLIP Sofa(リップソファ)もあります。リプロダクト製品ですが、1936年にダリが女優Mae Westの唇に魅了されて「彼女の唇で休みたい…」という思いからデザインされたもの。オリジナル同様、ファブリック素材になっています。
ダリの香水もあります。1981年、絵画「クニドスのアフロディテの出現」を仕上げたあと、香水のボトルをスケッチし、1983年に限定ナンバーつきのクリスタルボトルで発売。ダリが選んだ香りは、ジャスミンとローズの官能的なブレンドでした。
その後フレグランスコレクションはダリの唇の署名とともにブランドとして確立され、ダリが創った香りやダリの作品からイメージして制作されたものまで、現在さまざまな香水が販売されています。
容器は唇の形だったり、ダリのジュエリーのレプリカが付いていたり…。
▲ 【公式】サルバドール・ダリ ダリッシム オードトワレ 100ml
ダリが好んで飲んでいたワインは、やはりカタルーニャ産でしょうか。ダリがポルトリガトの自宅に人を招いた時、よく出していたのが、故郷フィゲラスの近くにあるカスティロ・ペレラーダ社のロゼ・カバだったそうです。
ペレラーダ社は、2004年のスペイン皇太子のロイヤルウエディングでも採用された由緒正しきワイナリー。
そのペレラーダ社がダリとの親交の証として造ったワインが「トーレ・ガラティア」です。
詳しくはブログでご紹介しています。
【ブログ】ダリのデザインボトルワイン「トーレ・ガラティア」(A.diary ほっと一息おうちバル)
ダリが書いたペレラーダ「PERELADA」とアリがデザインされている「トーレ・ガラティア・ブリュット・ロサード」。
ダリのデザインボトルではないけれど、ペレラーダ社のカバならネットから入手可能です。
▶ カスティロ ペレラーダ カバ ブリュット レゼルバ [ スパークリング 辛口 スペイン 750ml ]
ダリがロゴマークをデザインしたことで有名な棒付きキャンディー「チュッパチャプス」。ディスプレイ用やブーケなどギフト用もあります。
▲ クラシエ チュッパチャプス <ザ・ベスト・オブ・フレーバー> 45本×3箱(楽天市場)
ダリ展が開催された2016年には「芸術新潮」「美術手帖」2016年10月号はダリ特集でした。ダリ展でも公開されたルイス・ブニュエルと共同で制作したシュールな映画「アンダルシアの犬」(15分)や、ダリの人生を映画化した「ダリ天才日記」もあります。
▶ 雑誌「芸術新潮」2016年10月号(Amazon)
▶雑誌「美術手帖」2016年10月号(Amazon)
▶ダリ・私の50の秘伝―画家を志す者よ、ただ絵を描きたまえ!(Amazon)
▶ダリをめぐる不思議な旅 (ラピュータブックス)(Amazon)
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■サルバドール・ダリ「エンドレス・エニグマ 永遠の謎」展 ……絵画、版画、彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝飾デザイン、広告、映画、執筆と幅広く活動した彼の人生を、角川武蔵野ミュージアムの体感型のデジタルアート展示で紹介する。第1会場はダリを感じる「体感型デジタルアート劇場」と「言葉の回廊」。第2会場は、ダリを学ぶ「永遠の謎 ダリ!ダリ?」。第3会場は、ダリを楽しむフォトスポット。2023年12月20日~2024年5月31日。(角川武蔵野ミュージアム)
▲スペインのイメージ「版画を通じて写し伝わるすがた」展……スペインに関わる版画制作の史的展開を、約240点の作品から探る企画展。リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリらのスペイン版画に加え、ドラクロワやマネなど19世紀の英仏で制作されたスペイン趣味の作品を紹介。ダリの作品は、長崎県美術館所蔵の「ドゥルシネーアの出現」などカラー・リトグラフ5点と国立西洋美術館所蔵の「<神話篇>レダ」。2023年4月8日〜6月11日(国立西洋美術館)
■ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛……諸橋近代美術館の所蔵の約30点のダリ作品と、日本に紹介されたときの文献資料、影響を受けた日本人画家25人の作品約50点を展示。2021年1月9日〜3月28日(三重県立美術館)ほか、諸橋近代美術館。
■シュルレアリスムと絵画展 ダリ、エルンストと日本の「シュール」……シュルレアリスム誕生から100年。その変遷をたどる展覧会で、ダリの作品「姿の見えない眠る人、馬、獅子」なども展示。2019年12月15日~2020年4月5日(ポーラ美術館)
■奇蹟の都市バルセロナ展……ガウディ、ピカソ、ミロ他ダリの作品も展示。長崎県美術館、姫路市立美術館、札幌芸術の森美術館、静岡市美術館、東京ステーションギャラリーと巡回。2019年4月10日〜2020年4月5日(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2月28日まで)
■奇才・ダリ版画展〜炸裂するシュルレアリスムの世界〜 ……1960年代~70年代にかけて制作された版画作品や彫刻作品221点を展示。2018年7月14日〜8月26日(北海道立函館美術館)
▲ダリ版画展 もうひとつの顔 ……ダリの初期から晩年までの版画作品200点以上を展示。2016年7月9日〜9月4日(京都文化博物館)2017年9月14日〜10月29日(大分市美術館)
■ダリ回顧展……初期から晩年までの作品約200点を展示・上映。京都市美術館は2016年7月1日〜9月4日。国立新美術館(六本木)は2016年 9月14日〜12月12日。
■チューリヒ美術館展……スイス・チューリヒ美術館のコレクションの印象派からシュルレアリスムまでの傑作が70点以上。サルバドール・ダリ「バラの頭の女」(1935)展示。2014年9月25日~12月15日(国立新美術館)/2015年1月31日~5月10日(神戸市立博物館)
■「幻想の画家ダリとフランス近代絵画の巨匠たち」~諸橋近代美術館コレクションより~……2014年2月8日~3月30日(滋賀県立近代美術館)
■サルバドール・ダリ展……2013年1月5日~2月3日(盛岡市民文化ホール)/2013年7月26日~9月8日(北海道旭川美術館)/2013年9月15日~10月28日(高崎市美術館)
■シュルレアリスム展(パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による)……ルネ・マグリット、ジョアン・ミロほか、ダリの作品では「不可視のライオン、馬、眠る女」が展示。2011年2月9日~5月15日(国立新美術館)
■「巨匠たちのパレットと作品」展……梅原龍三郎からピカソ、ダリまで、パレットと作品をテーマにした展覧会。2009年4月16日~6月28日(富山県立近代美術館)
■沖縄海洋博公園 企画展「サルバドール・ダリと沖縄」……ダリが沖縄のために製作した彫刻作品「SUN GOD RISING IN OKINAWA」を33年ぶりに公開。2008年7月1日~7月31日(沖縄海洋博公園 海洋文化館2F)巡回展として、8/3~8/31 沖縄こどもの国(沖縄市) ワンダーミュージアム、9/10~9/28 浦添市美術館。
■「シュルレアリスムと美術」展……44作家125点のうち、ダリ作品は8点展示。2007年9月29日~12月9日(横浜美術館)
■生誕100年記念ダリ回顧展……87点展示。2006年9月23日~2007年1月4日(東京・上野の森美術館)/2007年3月8日~5月6日(大阪・サントリーミュージアム天保山)/2007年5月12日~7月11日(名古屋市美術館)/2007年7月21日~9月6日(北海道立近代美術館)
※ダリ作品の常設展示がある諸橋近代美術館の展覧会は省略しております。また、すべての展覧会を掲載しているわけではありません。
■世界のサルバドール・ダリ展
・パリのポンピドー文化センター(2012年11月21日~2013年3月25日)
・マドリッドの国立ソフィア王妃美術館(2013年4月27日~9月2日)
・なんか気になる「ガラの晩餐」(2005)
・ダリの料理本「ガラの晩餐」を求めて(2006)
・Esquire (エスクァイア) を見て無性に食べたくなった「えびの塩ゆで」(2008)
・ダリ風トマトのタルトができるまで(2008)
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