ウインナーと卵のパエリア 昆布味
パエリアと言えば、肉や魚介のだしに香辛料のサフラン。しかし、今回はサフランを使わず、昆布の佃煮で作ってみました。
「はなまるマーケット」(TBS)(3/12放送)で紹介されていた、昆布の佃煮を使った「にんにくの炊き込みご飯」があまりにもおいしそうだったので、パエリアに応用したくなったのです。
結果、大成功。昆布の佃煮とにんにくからいいだしが出て、今までにない和風パエリアになりました。昆布の佃煮パワーってすごい!
メインの具材はウインナーと炒り卵
メインの具材は、ウインナーと炒り卵ですが、陰の主役は昆布の佃煮です。どんな昆布の佃煮でもいいのでしょうが、わたしはフジッコ煮の「こもち昆布」を使いました。にんにくもたっぷり、3片以上。風味として青じそも。
ウインナーは斜め切りにして、青じそは千切り、にんにくはみじん切り、昆布も軽く刻んでおきます。メインの具はウインナーじゃなくても、ちくわでもエビでも白身魚でも鶏肉でも何でもいいです。
ウインナーと炒り卵は、あらかじめ炒めておくか、作りながら準備します。仕上げる前に乗せるだけなので。
昆布の佃煮入りニンニクご飯に具をのせる
フライパンにオリーブオイルを入れニンニクのみじん切りを炒め、軽く色づいたら昆布の佃煮を入れます。このとき、オイルにじっくりとにんにくと昆布の旨みを移す感じ。
そこに洗っていない米をざっと入れて炒めます。
お米全体にオイルがまわったら水を注ぎ、沸騰したら味をみて、塩・こしょうで味をととのえます。このときの味は、まさに和風ソパ・デ・アホ(にんにくスープ)。昆布の佃煮が本当にいい働きをするんですよね。
よく料理に昆布茶や塩昆布を使ったりしますが、それと同様。昆布だしとにんにくとオリーブオイルで、醤油味の上品な和風スープになっておりました。
パエリア鍋に移し、蓋をして弱火で炊きます。
炊いている間に、炒り卵を作ります。炒り卵は塩や砂糖で調味し、好きな味にしておきます。わたしは、卵2個に牛乳大さじ1を入れ、砂糖と塩をひとつまみ、バター5gで炒めました。炒り卵は前もって作っておいてもいいですよね。
お米を食べてみて、炊きあがっていたら炒めたウインナーを散らします。芯があるようなら、少し水を足して炊きあげてから、ウインナーと炒り卵を散らします。
ご飯にお焦げを作りたかったので、最後1分ぐらいは強火にして鍋底を焼き、蓋をして1~2分ほど蒸らしました。
火からおろし、青じその千切りを散らして出来上がりです。
刻み海苔を散らしたり、粉チーズをかけたり…
早速いただいてみると、ほんのり甘めの醤油味で、おいしい! にんにくに後押しされて昆布の旨みパワー炸裂です。ご飯自体はしつこくなく優しい味わい。さらに、刻みのりや煎りゴマをふりかければ、風味アップです。粉チーズもよく合いました。今後は具を変えて作ってみましょう。
ウインナーと卵のパエリア 昆布味 レシピ
【主な材料】2人分(26cmパエリア鍋使用)
- ウインナー……1袋(85g)
- 卵……2個
- 米……1合
- 水……350ml~400ml
- オリーブオイル……大さじ2
- 昆布の佃煮(フジッコ煮こもち昆布)……40g
- ニンニク……3片
- 塩、こしょう……少々
- 大葉……10枚
- きざみ海苔……ひとつまみ(なくても可)
- 炒り卵用の調味料(塩・さとう少々、牛乳大さじ1、バター5g)
※お米は洗わない。ぬかが気になる場合は、無洗米を使うか、さっと洗ってザルにあげ水切りしておく。
【作り方】
- ウインナーは斜め切り、大葉は千切り、にんにくはみじん切り、昆布の佃煮も軽く刻んでおく。
- フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れ、ウインナーを炒めて取り出す。
- 同じフライパンにオリーブオイル(大さじ1)を足し、にんにくを入れて炒め、軽く色づいたら昆布の佃煮、お米の順に入れて炒め合わせ、水を注ぐ。
- 沸騰したら、味見をして塩・こしょうで味をととのえる。(スープとして飲んでちょうどいい塩加減)
- フライパンからパエリア鍋に移し、蓋をして水分がなくなるまで炊く。その間に炒り卵を作っておく。
- お米に芯がなくなっていたら、ウインナーと炒り卵をのせて炊きあげる。最後、強火で1分、火を止めて蒸らしを2分。
- 火から下ろして、大葉と刻み海苔を散らす。
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