いわしと大豆の節分パエリア
節分近しというわけで、節分にちなんだパエリアを作ってみました。厄除けの「いわし」は缶詰のオイルサーディン、豆まきの「福豆」は、大豆の水煮を使っています。やや地味めながら、たまにはこういうのもアリかと…。
メイン具材はオイルサーディンと大豆
主な具材は、オイルサーディン、大豆の水煮、ベーコン、パプリカ(赤ピーマン)、玉ねぎ。シンプルですね~。
大豆の水煮は、大豆を一晩水に浸して戻し、少量の塩を加えて15分ほど煮たものです。多めに作って冷凍しておけば、炊き込みご飯や煮物にすぐ使えて便利なんですよね。お手軽なドライパック缶でも大丈夫。
パプリカ(赤ピーマン)は、魚焼きグリルで真っ黒に焼いて皮をむいたものです。ピキージョ(スペイン産赤ピーマンの炭火焼き水煮)っぽく使います。
最後に飾るハーブのディルは、さわやかな香味で彩りにもなるのですが、あれば使う程度で必須ではありません。
パエリアの素のS&Bシーズニングミックスを利用
そして、今回は、S&Bから出ているパエリアのシーズニングミックスを使ってみました。これは、スープの素とサフランなどの香辛料が入った、いわゆるパエリアの素です。粉末になっていて、サフランも少し入っています。
1パック2袋入りで、1袋(4g)でお米1合分になります。
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ふだんは、コンソメスープとサフランで作っているので、サフラン代わりと思えば、安いしお手軽ですね。
フライパンで炒めて、パエリア鍋で仕上げる
例によって、フライパンで作り始め、パエリア鍋で仕上げます。そのままフライパンで作ってもいいのですが、うちにはパエリア鍋があるんでね。やっぱり見栄えの点では、パエリア鍋です。
しかし、炒めるという点では、フライパンのほうが断然扱いやすいのでフッ素樹脂加工のフライパンを使いますよ。
フライパンにオリーブオイルとオイルサーディンのオイルを入れて、にんにく、玉ねぎを炒めます。5分ほど炒めてしんなりしたら、ベーコン、パプリカ、大豆の水煮と炒め合わせていき、最後にお米。
お米がオイルをまとったら、パエリアの素を振り入れて炒め、お水を注ぎます。
ぐつぐつと沸騰したら味見。スープとして飲んでもいいぐらいの塩加減にしておきます。この時点で、サフランからの色の出が浅かったので、パプリカスパイスを小さじ1/2ほど振り入れました。
もう少し色づいても良さそうなんですが、扱い方がよくなかったのでしょうか。サフラン風味も弱めです。パエリアの素のサフランをあらかじめすりつぶしておくか、お湯で溶いておけばよかったのかもしれません。うーむ。
鍋を時々水平にゆすったり、コンロの火の位置を少しずつずらしながら炊き、お米がリゾット状になったら、オイルサーディンを並べます。お米を食べてみて芯がなければ、このまま蓋をして炊きあげます。芯があるようなら、少し水を足します。
底がじりじりと水分を含んだ音からチリチリという乾いた音に変わったところで、蓋をとって強火にし、鍋底全体をずらしながら焼いて、お焦げを作ります。このへんの感覚は、調理器具によっても違うので、慣れでしょうか。火を止めて、蓋をして2~3分蒸らして出来上がり。
オイルサーディンの旨みが染みた洋風豆ご飯
中央にレモンを置き、お好みでディルを散らします。ディル以外なら、パセリや大葉もいいかもしれません。
この鍋底にできたお焦げがカリカリでおいしいんですよねえ。
肝心のお味ですが・・・うん、いけます。シーズニングミックスは、わりと薄めの色と味付けのようで、オイルサーディンの旨みが生きた上品な味に仕上がりました。そのままでもおいしいし、レモンをきゅっと絞れば、さっぱりといただけます。
大豆が入っていますが、味自体はそんなに主張しないので、ほこほことした食感のイワシ入り洋風豆ご飯といった感じ。ワインは白かな。
パエリア食べながら、鬼は外、福はうち♪
いわしと大豆の節分パエリア レシピ
【主な材料】2人分(26cmパエリア鍋使用)
- オイルサーディン……1缶(固形75g)
- 玉ねぎ……1/2個
- ベーコン……2枚(35g)
- パプリカ……1/2個
- 大豆の水煮……50g
- 米……1合
- 水……350ml~400ml
- オリーブオイル……大さじ1
- オイルサーディンの漬け油……大さじ1
- ニンニク……1片
- S&Bパエリアの素(シーズニングミックス)……1袋(4g)
- パプリカパウダー……小さじ1/2
- 塩、こしょう……少々
- ディル……2枝(なくても可。お好みで…)
- レモン……1/2個(なくても可)
※S&Bパエリアの素がなければ、コンソメ顆粒(小さじ1)または固形スープの素(1個)とサフラン(ひとつまみ)で。
※お米は洗わない。ぬかが気になる場合は、無洗米を使うか、さっと洗ってザルにあげ水切りしておく。
【作り方】
- パプリカは1/4に切り、表面を魚焼きグリルで焼いて皮をむいておく。
- にんにくはみじん切り、玉ねぎ、ベーコン、パプリカは5mm~1cmの角切りにする。
- フライパンにオリーブオイル(大さじ1)とオイルサーディンの漬け油(大さじ1)を入れ、にんにく、玉ねぎを炒めてしんなりしたら、ベーコン、パプリカ、大豆の水煮、米の順に炒め合わせていく。
- パエリアの素と水を加えて沸騰したら、味見をして塩・こしょうで味をととのえる。(スープとして飲んでちょうどいい塩加減)
- フライパンからパエリア鍋に移し、リゾット状になったら、オイルサーディンを並べ、ふたをして水分がなくなるまで炊く。
- 鍋底の音がぐつぐつからチリチリに変わったら、1分ほど火を強めて鍋底全体をあぶってお焦げをつくる。
- 中央にレモンを置き、ディルを散らす。
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