セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

グルメソムリエの生ハムとチョリソ

2020年5月1日 更新 2012年9月公開

生ハム

グルメミートワールドの「グルメソムリエ」は、世界の食肉ショップ。牛、豚、鶏、羊はもちろん、鹿、猪、馬、兎、鴨、雉…とふだん入手しにくい食肉も扱っていて、スペインの生ハムや腸詰、イベリコ豚などは歓声を上げたいくらい充実しています。

初めて「グルメソムリエ」から生ハムとチーズを購入したときは、対応の早さ(即日発送)とハモン・セラーノの美味しさに感激しました。

なので、味の確かさは十分認識済みなのですが、さらに先日イベントで生ハムやチョリソの試食をして、その思いを強くしたので、ご紹介しますね。

■■■目次■■■

【1】4種の生ハム食べ比べ

【2】やっぱりカサルバの30カ月熟成ハモンセラーノ

【3】イベリコ・ベジョータ・サルサは万能チョリソだ

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4種の生ハム食べ比べ

生ハムを切る

生ハムは、やはり切り立てが一番ですよね。グルメソムリエのブースには、こんな生ハムの原木が並んでいて、お願いすると切ってくれました。うう、おいしそうでしょ。

実際の試食用はすでに切ったものが用意されていたのですが、まあ同じようなもんです。わたしだったら、それぞれどんなときにチョイスするかな~と考えながら、味わってみました。

生ハム食べ比べ

試食したのは、次の4種類。

  1. 14カ月熟成イタリア産プロシュート
  2. 16カ月熟成ハモンセラーノ・レセルバ(フビレス)
  3. 30カ月熟成ハモンセラーノ(カサルバ)
  4. 36カ月熟成ハモンイベリコ・ベジョータ(フビレス)

(1)以外はスペインの生ハムですよ。うふふ。

イタリアのプロシュート

▲(1)14カ月熟成イタリア産プロシュート。

イタリアの代表的な生ハムでパルマ産です。マイルドでバランスのとれた上品な味わい。万人受けする、間違いない安心の味ですね。サラダやサンドイッチなどフレッシュな食材とあわせたい。

ハモンセラーノ・レセルバ

▲(2)16カ月熟成ハモンセラーノ・レセルバ(フビレス)

ハモンセラーノの聖地「トレベレス産」で、塩だけで熟成されています。パルマ産と比べるとぐっとジューシー。肉と脂の旨みがストレートに感じられます。これぞハモン・セラーノ! 正統派ハモンセラーノが食べたいときはこれですね。

30カ月熟成ハモンセラーノ

▲(3)30カ月熟成ハモンセラーノ(カサルバ)

フランスやスペインの三つ星レストラン御用達のハモンセラーノ。マルティン・ベラサテギもカサルバ社の生ハムを使っているそう。長期熟成されているせいか、フビレス社のものよりさらにコクがあります。うまいなー。お客様がいらしたとき、カバを開けてわいわいとつまみたいですね。

36カ月熟成ハモンイベリコ

▲(4)36カ月熟成ハモンイベリコ・ベジョータ(フビレス)

トレベレス産のハモン・イベリコ・ベジョータです。濃く深い味わいで、噛むごとに旨みが染み出る感じ。さすがイベリコ豚。納得の味です。

日本に入ってきているハモン・イベリコ・ベジョータには、味にばらつきがあって、癖が強すぎたり、なかには「これ、ほんとにどんぐり食べてた黒豚さんか?」と疑いたくなるモノがありますが、これなら大丈夫。

お誕生日や記念日のディナーの時に、赤ワインを飲みながら贅沢な気分で味わいたいですね。

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やっぱり、カサルバの30カ月熟成ハモンセラーノ

カサルバの生ハム

というわけで、ひとくちに生ハムと言っても、微妙に味わいが違って面白いですね。部位や切り方によっても違ってくるでしょうし。ま、ひと言で言えば「みんな違って、みんないい」(by 金子みすゞ)です。

それでも1つを選ぶとしたら、わたしは(3)30カ月熟成ハモンセラーノですね。こんなにこっくりとしたハモン・セラーノはなかなかないです。そういえば、一年前に絶賛したのもこの30カ月熟成のハモンでした。

で、いつぞやはスモークされたハモン・セラーノを食べて感激したことがあって、そのことをグルメソムリエの方にお話したら「それはアウマード(スペイン語で燻製の意)で、おそらくカサルバ社しかやっていない製法です」と。

なーるほど、そうだったのか。がってん、がってん。わたしが好きなのはカサルバ(CasAlba)社のハモンだったんだ。

ハモンセラーノが初めての方も、食べ慣れてる方も、一度はこのカサルバ社の30カ月熟成ものを味わっていただきたいですね。さらに機会があれば、スモークされたハモン・セラーノ(アウマード)も。

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イベリコ・ベジョータ・サルタは万能チョリソだ

イベリコ・ベジョータ・サルサ

で、もうひとつ試食したのが、イベリコ・ベジョータ・サルタという、カサルバ社オリジナルのチョリソです。ぴりっと辛いパプリカが利いていて、噛むごとにじゅわじゅわと甘い肉汁が湧いてきます。濃厚だけど、しつこくはありません。

このままおつまみでもいいけど、料理に使うときっといい出汁がでるでしょうね。野菜と炒めたり煮込んだり、パエリャやオジャなどの米料理に使ったり、これを入れるだけでスープが劇的にうまくなるんじゃないかな。万能チョリソですよ、これは。

チョリソ

このチョリソも、金色と青のラベルが目印のカサルバ社。しっかり脳にインプットしましたよ。いつかゲットして試してみましょう。

サルチチョン

ほかにも、ブースにはスペインのエンプティード(腸詰め)が各種並んでいました。これも試食したかった~(笑)。業務用のようにポーションが大きめだけれど、ホームパーティのときなど重宝しそうです。保存がきくし、残ったら料理にも使えるしね。

やっぱりグルメソムリエは、飲食店向けにも食材を卸しているだけあって、本格的ですごいなー。

というわけで、今度はおうちで、カサルバの30カ月熟成ハモン・セラーノとトレベレス産のハモン・セラーノを食べ比べてみたいと思っております。

※今回ご紹介のグルメソムリエの生ハムは、展示会ブースにて試食させていただいたものです。ごちそうさまでした。

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