夏は冷たい緑茶がおいしいですね。近年、緑茶もペットボトル入りで手軽に飲めるようになりましたが、やはり茶葉から淹れる冷茶は格別です。
冷茶といっても、淹れ方は様々。ボトルに茶葉と水を入れ、冷蔵庫でゆっくり抽出するのから、熱湯で淹れて自然に冷ましたり、氷で急冷するのまで。
宇治田原製茶場の「こいまろ茶」で、氷出し、水出し、ロック急冷と3つの方法で飲み比べてみましたので、ご紹介しますね。
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「こいまろ茶」には、急須と茶さじ付きのお試しセットというのがあって、かつて熱いお茶でいただいたことがありますが、冷茶は初めてです。
そのときは、お茶自体もさることながら、お茶がらの美しさに、茶がら入りケーキまで作ってしまったぐらい。(前回記事:こいまろ茶を飲んで食べて)
淹れるお湯の温度に左右されないなら、冷茶にも適しているだろうと、またも同様のセットで試してみることにしました。
あいかわらず、おとぼけキャラのこいまろくん。最初は、茶葉の高級感との落差に違和感を覚えたものの、見慣れると親しみさえ感じたりして。
茶葉は細かく美しいですね。 若蒸し煎茶、深蒸し煎茶、玉露をブレンドし、最後に抹茶を加えて仕上げられているそうですよ。
淹れ方によって、味わいや色に違いはあるでしょうか。
まずは、氷出し冷茶から。
用意するのは氷です。
茶葉は、通常よりも少し多め(10~15g)
急須に茶葉を入れ、氷を詰め込み、常温で自然に解けていくのを待ちます。
完全に解けるまで2時間くらいかかりました。
グラスに注ぎます。熱湯で淹れるときと同様に最後の一滴まできちんと出します。 さて、お味はどうでしょう。
おお、甘い! 苦みや渋みというものがほとんど感じられません。お茶の旨みの中でも甘みが際立ちますね。
ただし、常温でゆっくりと氷が溶けるのを待ったせいか、お茶自体がぬるくなりぼやけた印象です。氷を浮かべて、もう一口。
きりっと冷やすと、旨みが引き締まり、甘く濃く優しい味わいです。濃く出ているので氷で薄めるぐらいが、ちょうどいいですね。
次は冷水で淹れてみますよ。
冷やしたミネラルウォーターは軟水(硬度30)を使います。 茶葉は、通常の茶さじ1杯(8g)
急須にあわせて150ml注ぎ、常温で10~15分程度待ちます。
グラスに入れると、美しい緑色。氷出しよりは控え目ですが、甘みがあってまろやかな味わい。渋みや苦みもあまりなく飲みやすいですね。やはり氷を浮かべて、ちょうどいい。
最後はロックです。
茶葉は、通常の茶さじ1杯(8g)
熱湯(80度)で淹れ、約1分待って、氷の入ったグラスに注ぎます。
急激に氷が解けるかと思ったらそうでもなく、半分ほどが解けた後は、一気に全体が冷たくなりました。
色は黄色っぽく透き通っています。飲んでみると、苦みや渋み旨みのバランスがとれていて、すっきりした味わい。わたしはこれが一番好みかな。
どれも、あと2~3回は水(お湯)をつぎ足して、二番茶三番茶も遜色なく楽しめました。
氷出し、水出し、ロック。この3つを比べてみると、
氷や冷水で淹れると…
緑色が美しく、苦みや渋みが抑えられたまろやかな味わいになる。特に氷出しは甘みが際立つ。ただし、時間がかかる。
熱湯で淹れて氷で冷やすと…
色は黄色っぽくなるが、お茶本来の渋みや旨みのバランスがよくすっきりした味わいになる。短時間で淹れられる。
という結果になりました。
同じ茶葉でも、淹れ方によって少しずつ味わいが変わってくるのが面白いですね。でも、どんな淹れ方でも、ベースに濃くまろやかな旨みがあるので、まずくなることはないですね。甘みや渋みは好みの問題。
そして、共通して言えるのが、お茶の色の美しさです。緑から黄色と、色の違いはあっても濁りが少なく、澱までも色鮮やかなのです。
この色を活かさなくては…と、緑茶カクテルにも利用しました。
まずは焼酎のこいまろ茶割りです。緑茶ハイとしておなじみの飲み方。
▲ 焼酎1:こいまろ茶2~3の割合
▲ 梅酒1:こいまろ茶2の割合
梅酒でもやってみました。グラスに梅の実と氷を入れ、梅酒を注いだ後、静かにこいまろ茶を加えます。緑と黄金色のグラデーションが幻想的できれい!
焼酎割りも梅酒割りも、こいまろ茶だと見た目が美しく味わい深く仕上がるので、いいですね。こりゃあ、うまいわ。
熱くても冷たくても、お酒を割ってもほどよくおいしい「こいまろ茶」。個人的にはロック冷茶と梅酒の緑茶割りが気に入りました。
※今回ご紹介の「こいまろ茶セット」は宇治田原製茶場様よりご提供いただきました。ごちそうさまでした。
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