フェルミエ オンラインショップ特別販売「吉田牧場 カチョカバロ」
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何年かぶりかで出合えた吉田牧場のカチョカバッロ。なんて美しい肌とフォルムでしょう。なでなでしたくなります。表面にはワックスなど塗っていないので、紐以外は全部食べられます。
カチョカバッロは冷蔵庫で保存する場合、ビニール袋やラップに包んだままだと、カビが生えるおそれがあるんですね。紙袋に入れるかそのままが正解。
すぐに食べないときは、ラップでぴっちり包んで冷凍保存がいいようです。ま、保存もなにも、あっという間に食べきってしまうんですけどね。
さっそく7mmくらいの厚さに切ります。
テフロン加工のフライパンに、そのまま置いて焼きますよ。
チーズに火が通るにつれて、端からじわじわと脂が溶け出してきます。
ひっくり返すと、うわ〜、いい焼き色。とろとろです。
バゲットにのせて、いただきまーす。ああ、うまい。やっぱりうまい。この上品でミルキーなコクがたまりません。生きててよかったの幸福感。ごちそうさまでした!
吉田牧場のカチョカバッロが初めてうちにやってきたのは2011年1月。このときも紙の袋に入っていました。
ユニークな形にうっとりでしたよ。
実際にぶら下がっていた姿を想像しながら、手に持ってみたり、なでてみたり。ああ、切るのがもったいない。けど食べたい。軽い葛藤の末、ぜいたくにも、サイコロ状に切って、オリーブオイルなどをたらしていただきました。
ううう、うまい。むっちりとした食感で、ワインが進みます。
しかし、カチョカバロでなければならない食べ方でもなく、おすすめだと言うステーキにしてみます。
1cmぐらいの厚さに切って、フライパンでさっと焼くと、端のほうからぷくぷくと溶け出し、あっという間に柔らかくなりました。取り出そうとすると、のびるのびる。ゴムのようにびろ~ん。水分が多いのでこんな風になるんですね。
パンにのせて、ふうふういいながらかぶりつくと、上品なミルクのほの甘さが口いっぱいにひろがって、うまーい。
とろけるわけじゃなくて、噛むとじゅわっとエキスが出てきて、モッツァレラをより濃厚にした感じ。
フライパンにはチーズからにじみ出た脂が光ります。この脂もおいしいので、パンでふきとるようにしていただきました。焦げついたカリカリのチーズもめちゃうまです。
チーズが出来上がって日が浅いものは、水分が多くすぐにとろけてしまいますが、数週間たったものは、水分がいい具合にぬけてステーキのように形をとどめます。
ぱっと見、フォアグラのようでしょう。これもまた美味しいんです。ワインかビールをいただきながら、ああ、なんて贅沢な……。
さて、このカチョカバロはなかなか入手困難。お高いですし。しかし、機会がありましたら、このうまさ体験なさってくださいまし。
ついでに激レアのカチョカバロもご紹介しましょう。吉田牧場のライム入りカチョカバッロです。期間限定品か試作品かわかりませんが、師匠宅にていただきました。
チーズにはほんのりとライムの香りが移り、ライム自体は果汁たっぷりで、ちゃんとライムとしての生命を保っておりました。驚き~。レモンもあったそうです。いつかまたお目にかかりたいものです。
(2004年8月20日)
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