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六花亭といえば、この包装紙ですよね。
画家・坂本直行氏により描かれた温かみのある23種類の花々。
ちなみに「十勝六花」とは、エゾリンドウ、ハマナシ、オオバノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイだそうですよ。
「十勝日誌」というのは、探検家の松浦武四郎さんが、北海道十勝方面の調査の様子を記した紀行本で、それを模した菓子箱になっています。
ブック型のパッケージの蓋(表紙)を開くと、”東西蝦夷山川 地理取調紀行「十勝日誌」多気志樓蔵版”の文字。
お菓子のしおりの表紙も「十勝日誌」です。
松浦武四郎をはじめとする十勝開拓に力を注いだ方々の功績を称え、感謝の気持ちを込めてこの形にしているんですね。
どのお菓子も、北の大地が感じられるネーミングで、六花亭さんの北海道愛にあふれてます。
レトロな雰囲気のマルセイバターサンドの包装。
マルセイってなんだろうと思ったら、十勝・帯広開拓に力を注いだ依田勉三氏が結成した晩成社の屋号が丸に「成」文字の「マルセイ」で、そこで製造していたバターが「マルセイバタ」なんですね。北海道初のバターでした。
パッケージは当時のマルセイバタのラベルを復刻し再デザインしたものです。
さっくりとした食感のビスケットに、ラムレーズン入りのバタークリーム。
バタークリームにはホワイトチョコレートも入って、甘く濃厚な味わいです。 これこれ、これでバターサンドの美味しさを知ったのです。
クルミの入ったひとくちバターケーキです。パッケージはマルセイバターサンドと同じデザインで黄色です。
バターをたっぷり使ったスポンジケーキに、ローストしたくるみとキャラメルクリーム。
「クルミっ子」のようなフィリングだけれど、こちらはクルミとキャラメルの間に隙間があって、かみしめると香ばしいクルミの風味がじゅわ〜。バターケーキの風味と柔らかさが加わって、コクがありつつ優しい味わいです。
「開墾の はじめは豚と ひとつ鍋」
依田勉三氏が晩成社を結成して十勝開拓をはじめるも、数年間は農作物の収穫がなく苦難の連続。あまりの窮乏に「おちぶれた極度が豚とひとつ鍋」と嘆いた輩に、依田勉三氏は毅然として「開墾の はじめは豚と ひとつ鍋」と、開拓の決意のほどを詠んだそうです。
その後は、冷害や水害に遭いながらも、道路整備や水田開発、缶詰やバターの製造などに励みます。そんな先人の尊い業績を記念して作られたのが、この「ひとつ鍋」最中です。
「ひとつ鍋」最中は、鍋の形になっていて、小倉あん、こしあん、大福あんの3種類。
たっぷり詰まったあんの中に、小さなお餅も2個入っています。
霜が降りた北の大地の朝の情景をイメージして作られたのが、パイ菓子「霜だたみ」です。
外側はサクサクのチョコレートパイ。中のクリームはモカホワイトチョコレートクリームです。
霜柱がたった地面を踏むザクザク感とサクサクのパイ生地の食感とが重なります。
「大平原」。酪農王国として発展した十勝平野にちなんだネーミングです。和菓子っぽいデザインの包装なので、おまんじゅうか何かかなあと思ったら、なんとマドレーヌです。
袋から取り出すと、バターの香りがふんわり。焼き色が美しく、表面はやや硬めですが、中はしっとりしていて美味しい。
固くなりやすいので、20度から25度の室温での保管がおすすめです。食べるときは少し温めるといいそう。
「北加伊道(ほっかいどう)」と読むんですね。「北海道」は、松浦武四郎さんが考案したこの名前から来ているのですね。パッケージに描かれている逆さ地図は、松浦武四郎さんがのこしたもの。
2018年3月、北海道命名150年記念菓として作られたそうです。
これまた渋いパッケージでおまんじゅうか何かかと思ったら、四角いパイでした。
なかに粒あんがぎっしり詰まっています。甘さ控えめで、緑茶や紅茶、コーヒー、ミルクにも合います。
「ひろびろ」は、2015年7月、六花亭の札幌本店の開店を記念して生まれたお菓子です。
水色のパッケージは「畑の大地 ひろびろ」で、ブラックココア入りのビスケットにパイ生地を重ね、セミスイートチョコレートでコーティングしたもの。
ピンクのパッケージは「花の大地 ひろびろ」で、苺クランチチョコとパイを合わせ、ストロベリーチョコレートでコーティングしたもの。
どちらも、パイとビスケットのザクザクとした食感にチョコレートがからんで美味しい。
かわいいパッケージの「雪やこんこ」。
♪ゆきやこんこ あられやこんこ ……♪童謡の「ゆき」をイメージして作られたそうです。
ブラックココア入りのビスケットから、まるで雪がちらついているみたいに見えるのはホワイトチョコレートです。
横からみるとホワイトチョコが雪玉みたいに挟まっているのがわかりますね。
百歳(ももとせ)。ふりがながなければ、「ひゃくさい」と読んでしまいそう。帯広市100周年を記念して作られたお菓子のようです。
パッケージのイメージに反して洋風焼き菓子です。舟形のパイに入ったフィナンシェのような趣。
底にはブラックカランズジャムが入っています。紅茶とともにいただくと、最高においしい。
六花亭の花柄パッケージに入ったストロベリーチョコです。
サクサク食感のフリーズドライの苺をまるごとホワイトチョコでくるんだコロンとかわいいチョコレート。
苺の酸味とホワイトチョコの甘みが口の中で溶け合って、ほんと美味しい。初めて食べた時は、感動ものでした。
「おかげさま」という洋風最中です。
雪輪型の最中に、ヘーゼルナッツとチョコレートのジャンドゥーヤがサンドされています。
最中といえば小豆餡という思い込みを吹き飛ばしてくれる新たな組み合わせ。最中がまるでウェハースのようで好相性。香ばしい最中のサクサクした食感は新鮮です。
マルセイキャラメルです。
アーモンドキャラメルと思いきや、大豆やマルセイビスケットも入っていて、なめている途中のカリッ、サクッとした食感が楽しい。口の中いっぱいに芳醇なバターの風味が広がります。
白樺の木肌をイメージしたパッケージの「白樺羊羹」。一度に食べきれる小さなサイズです。
このパッケージの開封方法が面白いのです。
脇についている糸をすーっと引き上げ、上のキャップをはずし、底を押し上げると、円柱の羊羹が顔をだします。適当なところで、羊羹に糸をくるりと巻き付けて切ります。
糸で切るので、断面が美しいですね。
白樺は帯広市のシンボルとして愛されている木。地元愛にあふれたお菓子です。
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