広島のお土産なら藤い屋のもみじ饅頭
広島名物「もみじまんじゅう」って、こんなにおいしかったんだ…。
先月、福山へ行った際、駅の売店で適当に買ったもみじ饅頭。何の気なしにパッケージで藤い屋さんを選んだのですが、これが思いの外おいしくてびっくり。
もみじ饅頭食べたのって、初めてだったっけ? そんなはずはないのだけれど、とにかく、わたしのハートをぎゅっとつかんだ藤い屋さんの「もみじまんじゅう」をご紹介いたしますね。
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もみじの形のふわふわカステラ
ほら、こんなきれいなパッケージ。和装小物のような落ち着いた色あわせに惹かれました。上品でしょう。
箱を開けてみると、5種類のもみじまんじゅうが2個ずつ入っていました。
こしあん、つぶあん、抹茶あん、カスタードクリーム、チョコレート。ふふふ、嬉しくなっちゃいますねえ。こんなに種類があったんですね。形はくっきり紅葉です。
で、ひとつ、かぶりつきましたところ、外側のカステラが柔らかい。ふわんふわん。もっとかためを想像していたので、そのソフトな感触に驚きました。
添付のしおりによると、新鮮な卵をたっぷり使って、焼き型の中でしっかりふくらむよう、あんとのバランスを考えて焼き上げているそうです。
そのあんも、カステラとマッチしてほどよい甘さ。いやあ、ちょっとこれ、すっごい美味しい! 似たようなお菓子はあるけど、こんなにふわふわのお饅頭って他にある?
中のあんやクリームがまたいい
季節によって期間限定の味も登場するようですが、とりあえずはこの5種類が藤い屋さんの定番なんでしょうか。まずはこしあん。
こしあんは北海道産の小豆の皮をむいて炊き、裏ごしして雑味を取り除いているとのこと。皮をむき過ぎると風味や味わいが損なわれるので、あんの色が藤色になるぐらいが基準だそうです。
確かに、小豆色というより淡い藤色をしていますね。甘すぎず上品な味わいです。
次につぶあん。
つぶあんは小豆の皮の口当たりが大事なので、煮えむらがおきないように注意し、なおかつカステラとの調和を考えて栗のペーストを少し混ぜているそうです。小豆だけでは出せないまろやかな粒餡です。
抹茶あん。
こしあんに上質な抹茶を加えて作られている抹茶あんは、色もほんのり緑色。抹茶の風味もしっかり感じられます。
カスタードクリームは、ふわふわカステラと相性ばっちり。
お饅頭ではありますが洋菓子のような佇まいです。かためのカスタードがカステラとしっとりとなじみます。
最後にチョコレート。
これも洋菓子風です。ビターなチョコレートクリームがカステラとマッチして、お茶でもコーヒーでも合いますね。
5種類ともそれぞれに美味。はずれなし。ふわふわ生地に加え、あんの種類の多さに惚れたのもありますね。もしも1種類だけだったら、そんなには魅了されなかったかもしれません。
日持ちは10日。早めが美味しい
藤い屋さんは、大正14年に安芸の宮島で創業した老舗なんですね。伝統を守りつつ時代にあわせて対応してきた結果が、この「もみじまんじゅう」なんでしょう。
日持ちは製造から14日。このときは買ったのが11月9日で、賞味期限は11月19日になっていました。
最初に食べたのが購入した翌日で、ふわふわ生地に感激したのですが、日がたつにつれて、ふわふわ度が弱まっていった気がしました。慣れのせいかもしれませんが、保存料未使用だし、早めに食べるに限りますね。
あと、寒さで固くなる場合もあるようで、そうなったらオーブンで加熱するといいそうです。おうちで「焼きもみじまんじゅう」か。いいかも~♪
藤い屋さんで「もみじまんじゅう」に目覚めましたが、他のお店のもみじ饅頭はどうなんでしょう。チーズ味やら、チョコレートがけやら、ブランデー入りやらあるみたいですが・・・気になります。