セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

旨し、小布施楽雁

2019年10月2日 更新 2013年12月公開

小布施落雁

「落雁」がこんなに美味しいものだったなんて…。

今までは、お茶席でいただく上品な干菓子程度の認識。好んで食べるものではありませんでした。

しかし、これは違います。ふと思い出して無性に欲しくなる和菓子だったのです。

■■■目次■■■

【1】北斎ゆかりの小布施堂、栗菓子の小布施堂

【2】甘すぎずこっくりとした味わいが癖になる

【3】長野・小布施に行きたくなる

■■■■■■■■

※当記事は、アフィリエイトプログラムを利用しています。

スポンサーリンク

北斎ゆかりの小布施堂、栗菓子の小布施堂

パッケージ

「珍しくもないのだけれど、栗蜜が入ってておいしいので…」とグルメな方が手土産に持ってきてくださったのが、小布施堂の小布施楽雁。

落雁は珍しくないけど、栗蜜入りというのは珍しいんじゃない? 

表示を見ると、確かに原材料のところに、砂糖、赤えんどう、でんぷんと並んで、栗蜜(糖蜜)と記載されていました。

品名は「落雁」。商品名は、落が楽になっている「小布施楽雁」。縁起がよさそうなネーミングです。

包装紙

パッケージがまた素敵でした。箱もさることながら、包装紙も凝っていて、表面は栗の唐草模様、裏面というか内側は葛飾北斎のスケッチのようです。

箱の中身

内側の包装紙に書かれていたキャッチフレーズは「北斎館となり-栗菓子の小布施堂」。

信州の小布施は、栗の産地で、栗かのこや栗蒸し羊羹などの栗菓子で有名なんですね。そして葛飾北斎が晩年、逗留した地でもあったそうで…。

外箱をスライドさせて開けると、和紙に包まれた長方形の落雁がきっちりと詰まっていました。

■■■↑目次に戻る↑■■■

甘すぎずこっくりとした味わいが癖になる

小布施落雁

「楽雁」の文字の浮き彫りが美しい。しっかりと硬めに仕上げられています。

落雁の断面

軽く割って口に入れると、きめ細かなさらっとした舌触り。舌の上でゆっくり転がす度に、こっくりとした甘さが広がります。

ただの甘みではなく、滋味豊かな深みのある上品な甘さ。赤えんどうと栗蜜の旨みでしょうか。おいしいわ~。これは煎茶や抹茶はもちろん、紅茶やコーヒーにも合いますね。

味わいの違いはありますが、四角いチョコレートの「カレ」タイプを、口に含んだときのような満足感がありました。1枚また1枚といただいていたら、そんなにポリポリ食べたわけでもないのに、無くなってしまい……

また欲しいなぁ。

■■■↑目次に戻る↑■■■

長野・小布施に行きたくなる

落雁のパッケージ

どこか売っていないかと調べたら、小布施堂のネットショップのほか、伊勢丹や三越、タカシマヤなどのデパートでも扱っているようでした。

で、買ってきたのが、8枚入りの小箱。かわいいでしょ。このサイズなら、プチギフトとして使えるし、賞味期限が1年と長いのでストックしておけば、急な来客時の菓子にも使えます。

あと、小布施堂のサイトを見ていたら、小布施堂はどうやら栗菓子の店というだけでなく、レストランや宿泊施設、酒蔵などもあるようでした。そこがまた和モダンな感じで素敵なんです。

小布施にも一度行ってみたいなあ。栗菓子はネットや百貨店で購入できるにしても、栗産地でいただく栗料理や栗の生菓子は格別でしょうから。

そしてお土産に、小布施楽雁。

■■■↑目次に戻る↑■■■

スポンサーリンク

スポンサーリンク