スペインワイン祭りに行ってきた!
東京のスペインワイン祭りは、2010年に始まり、2013年の第4回から場所を東京・池袋のサンシャインシティに移して、第9回の2018年まで毎年開催されていました。
2019年はありませんでしたが、次回開催を期待しています。
以下、第4回スペインワイン祭りに参加したときのレポートです。ご参考までに…。
■イベント詳細
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261種類のスペインワインが試飲できる!
2013年9月8日(日)に開催された第4回スペインワイン祭り(於:東京・池袋)に行ってきました。
前回よりも開催規模が大きくなったにもかかわらず、チケット(3,500円)は早々に完売。
毎年、気になりながらも、その機会を逃していたので、いつものようにゆったり構えていたら、また行きそびれていたかもしれません。ああ、よかった。
場所は、東京・池袋のサンシャインシティ コンベンションセンター。
13時開会で、15分前に到着したときには、すでに大勢の参加者で賑わっていました。定員は700名ぐらいだったでしょうか。
受付で、ワイン祭りのしおり(試飲できるワインリスト)とワイングラスを受け取ります。
ウェルカム・ドリンクとして、カバ(セグラヴューダス)かシェリー(ティオぺぺ)が選べたので、わたしは、カバで。
しかし、立ったままワインを飲んで、しおりで銘柄をチェックして、メモして…と考えると、どうしても手が足りません。
そこで、首からぶら下げるようになっているワイングラスホルダー。300円で販売されていたので、即購入してグラスをセットしました。
ワインボトルには、番号がふられていて、しおりのワインリスト番号とマッチさせながら飲むことができます。準備万端。よし、飲むぞ~!(笑)
とはいっても、261本ですよ。無理ですよ。
で、とりあえず、抽選でワインやディナー券が当たるというCAVA総選挙に投票するために、気になったCAVAから少しずつ試飲していきました。
しかし、これとて34種類。ふうう、どれもおいしいよ~、って最後は見た目で選んだりしてね。
ブルーのボトルが印象的な「カバ・ベルタ・ラウンジ2004」(チャレロ、パレリャーダ種)は、あえて熟成期間を短くして、華やかでフルーティな香りを生かしているのだとか。
うん、軽やかでフレッシュ。もう、これにする!(笑)
あとは、総選挙には出ていなかったけど、おなじみのセグラヴューダスの最高級カバ「エレダード」(マカベオ、パレリャーダ種)は、創業当時からの変わらぬボトルデザインで威風堂々、エンブレムが素敵でした。
これは記念日などにお花と一緒に贈ると喜ばれるんですよね。
カバのブースのおとなりは、シェリー。
茨城シェリーユニオンの方々が熱心に説明してくださり、ベネンシアのパフォーマンスもお見事で、もうね、みなさんかっこいい!
シェリーの魅力や素晴らしさがもっともっと広まるといいですよね。
スペインワインには、タパスがないとね!
ワインを飲むなら、やっぱりタパスもつまみたいですよね。
会場ではワンコインタパス(500円)が販売されていました。わたしが口にしたのはこの2品。
- テルエル産生ハム&イベリコ豚チョリソの盛り合わせ
- タコのガリシア風
どちらもおいしかった~。
ハムは予想がついたのだけど、タコがね、おいしい! 美味しすぎてびっくり。タコの味がぎゅっと詰まってて、しかもめちゃめちゃ柔らかかったんです。
どうやら一度タコを凍らせて、それからじっくりと茹で上げているそうで、単なるゆでだこじゃないんですよね。
いやあ、こんなふうに茹でられたらなあ。今度、試してみなくちゃ!です。
他にもいろいろあったのだけど、わたしが見かけたタパスは次のとおり。
- カンタブリア産小イワシの酢漬け&オリーブ
- スモークアンチョビとトマトのピンチョス&マッシュルームのピンチョス
- 豚足とキノコのテリーヌ
- 鶏レバーのパテ
- ガリシアのパイ「エンパナーダ」
- イカ墨のパエリア
などなど。いずれもワインが進みそうです。
これらの料理を担当されたのは、関東スペイン料理コミュニティ「プルス・ウルトラ」に参加する若手シェフのみなさんだそうで、いやあ、頼もしいですね。お店に食べに行きたくなりました。
印象的なワインあれこれ
ワインはぶどう品種が同じでも、土壌や作り手により味わいに差が出てくるのが面白いですよね。
好みのものを探しつつ、このワインに合わせるならどんな料理がいいかな~なんて考えながら、試飲していました。
かなり偏ってはいますが、気になったワインをご紹介しますね。
まず、オレンジ色のボトルが目をひく「エス・ナランハ」(ペドロヒメネス80%、パロミノ20%)。
アルコール分15%で、産地はコンダード・デ・ウェルバ。オレンジ風味の甘口ワインで、まるで極甘シェリー「ペドロヒメネス」のオレンジバージョンといった感じ。
デザートワインとしてそのままロックでいけるし、ソーダで割ったり、アイスクリームやケーキにかけても良さそう。
女性好みの魅惑的な味わいでした。1本欲しい!
猫の目のエチケットは「ダイモン」。D.O.Ca リオハ。
赤・白・ロゼとあって、赤(テンプラニーリョ37% ガルナチャ26% グラシアーノ24% メルロー13%)はブラックベリーやプラムの香り、フルーティーで、タンニンも酸味も柔らか。
口当たりがよくて飲みやすいので、どんな料理にも合わせやすそうです。鶏肉のトマト煮とかイワシの香草焼とか。
ストックしておきたい日常ワインでした。
ラ・クエバ・デル・コンタドール2008は、グルメミートワールドの有料試飲ワインのひとつ。
有料(500円)にもかかわらず行列ができていて、上のクラスの「コンタドール2008」に人気が集中していました。
ま、1本42,000円ですからね。ラ・クエバ・デル・コンタドール2008(テンプラニーリョ100%)はタンニンが豊かで、滋味深くスパイシー、ガツンとくる玄人受けする深い味わい。
ジビエや子羊のロースト、牛の赤ワイン煮なんかと飲んだら最高じゃないでしょうかね。
牛フィレステーキと飲みたいと思ったのは、アルツ・ミティカ2005(ティンタ・デル・パイス90% カベルネ・ソーヴィニヨン10%)です。
イチゴやチョコレートやお花などのふくよかな香りと、熟成されたしっかりと深みのある力強い味わい。それでいてフレッシュ。
会場で飲んだ中で一番のお気に入りです。
いや、ほんといいわ~と思ったら、「神の雫」でも取り上げられたそうで、へええ~、これは無くなる前に1本買っておかないとね。
最後に微発泡のスパークリングワイン「サンソ」。
CAVAではありません。白(ヴェルデホ100%)・ロゼ(テンプラニーリョ100%)で、アルコール度数は10度前後とやや低め。気軽にバーベキューパーティーなどのときに飲みたいワインです。
ヴェルデホ・フリサンテは青りんごのような香りで、しっかりとした酸のある辛口。
魚介の鉄板焼とか野菜の煮込みとかトルティージャとか、なんでも合いそう。花柄のかわいいエチケットを見てるだけで、パーティーをしたくなってきます。
カバを飲み過ぎていたので、微発泡の優しい泡に癒やされました。たまにはこんなのもいいですよね。
次回開催が待ち遠しい
他にも、これいける!これ大好き!というのはあったのだけど、あれこれ飲み過ぎて覚えておりません。うう。
途中からいい気分になっちゃって、ブースの担当者や友人とお話をするのが楽しくて、もうどうでもええわ~、スペインワイン最高~!って飲んでましたから。
あ、それでもいいのかな。お祭りですから。
そうこうするうちに、15時になってCAVA総選挙の抽選会。
なんですが、発表の声はBGMのようにわたしの耳を通り過ぎ、総選挙の投票結果もわからないままで…。
ありゃりゃ~。でも、スペインワインを存分に味わえた満足感・幸福感でいっぱいでした。そして、15時30分にお開き。ああ、楽しかった~!
フーデックスや商談会のようなイベントはよくありますが、一般向けでこんなにスペインワインが試飲ができるイベントはそうないんじゃないでしょうか。
次回も楽しみです。今度はグラスホルダー持参で行きますよ~!
■イベント詳細