紫野和久傳の蓮もち・果椒・和煮
紫野和久傳(むらさきの わくでん)の蓮もち、果椒、和煮の詰め合わせをいただきました。どれも上品で美味。料亭の味を堪能しました。ご紹介しますね。
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紫野和久傳の詰め合わせギフト
紫野和久傳の詰め合わせは、こんなパッケージで届きました。白と焦げ茶の紙箱に、真田紐をかけた粋な佇まい。
箱を開けると、蓮もち、果椒、和煮(ちりめん山椒、福久梅鰯、牛しぐれ、鱧茶漬け)が入っていました。
時期や目的によって内容は変わってくるのでしょうが、お菓子とご飯の供の組み合わせは嬉しいですよね。
蓮もち
紫野和久傳の蓮(はす)もちです。レンコンの絵柄のとおり、蓮の根からとれる蓮粉(れんこん澱粉)と和三盆糖、黒糖蜜などで作られています。
和久傳には、同じく蓮粉で作られた「れんこん菓子 西湖」がありますが、生菓子だけに日持ちが3日程度なんですよね。
でも、蓮もちは、約3カ月。頼もしい。
パッケージには、和久傳のマーク。
プラスチック容器に入った蓮もちが、隙間無く納まっています。
1個58g。ひとりで食べやすい量ですね。
透明のプラスチック容器には和久傳のマークが入っています。
フィルムを剥がしてお皿に出すと、蓮もちにマークが浮き上がって見えました。
口に含むと、もちっと弾力がありながらも、つるんとした口当たり。とろんとしたわらび餅のようでわらび餅ではなく、しいていえば吉野の葛餅をやわらかくしたような独特の食感です。
味は和三盆と黒糖の奥深くやわらかな甘みで、後味すっきり。しみじみと美味しい。
夏場だったので、冷蔵庫で少し冷やしていただきましたが、電子レンジで温めてもいいそうです。
しおりによると、お皿に出してラップをかけ、電子レンジ500wで約25秒加熱とか。
常温でも、冷やしても温めても美味しい蓮もち。夏に販売されているようですが、10月〜2月は、栗餡入りの蓮もちになるようです。
果椒
紫野和久傳の果椒(かしょう)。木の実やドライフルーツを寄せ固めたお菓子です。
経木で包まれたパッケージが素敵ですね。山椒の実が描かれた掛け紙と浅緑色の水引もいいわ〜。
包みを開くと、ほんのり木の香り。「果椒」はひとかたまりのパック詰めです。
しおりには、「恵みの大地から育つ木の実や果実に想いを馳せ、実りのお菓子を仕立てました」とあり、数種類の木の実やドライフルーツに、実山椒をしのばせているとのこと。
なるほど。それで、山椒の絵であり、「果椒」というネーミングなのですね。
金色の台紙が敷いてあるので、するっとパックから出せました。
それにしても木の実がぎっしり。どんなものが入っているのか原材料を見てみると……
アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツ、ドライイチジク、ドライチェリートマト、小豆、ドライクランベリー、ピスタチオ、実山椒、柚子。
うわ〜、いっぱい。
それらを、黒糖や水飴、蜂蜜、和三盆糖などで、ソフトな飴固めにしているのですね。
ぱっと見、切り分けるのは大変そうに見えますが、カチカチに固まっているわけではないので、手でしんなりと割ることができました。
ひとかけら口に入れると、ぐにゅりとした噛み心地とともに、木の実の香ばしい旨みとフルーツのほのかな甘み&酸味が染み出ます。その中に、実山椒のさわやかでぴりっとした辛み。
この山椒の風味が、ナッツ&フルーツに意外と合う! すごく合う。噛むごとに味が絡み合って癖になる美味しさです。
ひとかけら食べると、もうひとかけら欲しくなる「果椒」。ちょっとしたお茶請けやお酒のおつまみにもいいですね。
「果椒」は1年を通して販売されていますが、1月〜3月には、カカオニブの入った季節限定「薫 果椒 カカオニブ」もあるようです。
ちりめん山椒
和煮の「ちりめん山椒」です。
「和煮」は「わに」ではなく、「なごみに」と読むんですね。はんなりと美しい言葉の響き。読み方にも京料亭らしい品格が感じられますね。
包装は和久傳のマークをあしらったシンプルで上品なデザイン。 いいわ〜。
洋封筒のようなパッケージを開くと……
真空パックの「ちりめん」。
醤油や味醂でふっくらと炊き上げられたちりめんじゃこと実山椒。小さくても魚の形がしっかり保たれ、サイズがそろっているところを見ると、上質なおじゃこであることがわかります。
どれどれと、ひとつまみ口に入れると、やわらかでしっとり。濃すぎずほどよい味付けで、噛めばじゅわじゅわと旨みが染み出ます。山椒のしびれるような辛みが心地いい。
あったかご飯にこのちりめん山椒をのせて……うーん幸せです。
福久梅鰯
紫野和久傳の和煮「福久梅鰯(ふくめいわし)」です。
鰯を煮含めた「ふくめいわし」。梅を使うので「福久梅鰯」と当て字で表したのですね。縁起が良さそうな素敵なネーミング。さすが和久傳!
パッケージは和久傳のマークをあしらったデザインではあるものの、マークの大きさが違うパターンです。
「福久梅鰯」は、国産の小羽いわしを6〜7cmにそろえて、酒や醤油、味醂、実山椒、梅肉でじっくり炊き上げたもの。
佃煮のような濃いめの味付けと思いきや、鰯の旨みを生かした薄味仕立て。骨まで柔らかく、口の中で身がほろっと崩れました。
実山椒と梅肉の風味がまた食欲をそそり、美味しいのなんの。酒の肴にもご飯のお供にもいける最高のお惣菜です。
牛しぐれ
紫野和久傳の和煮「牛しぐれ」です。
京都府産の牛肉が使われています。
これまた間違いのない一品。
生姜をきかせて、醤油、清酒、味醂、砂糖、醸造酢でじっくり含め煮にしてあり、他の和煮同様に、柔らかく上品な味付けになっています。
酒の肴にもご飯のお供にもいいですね。贅沢なお惣菜です。
鱧茶漬け
紫野和久傳の季節限定(5月〜9月)の「鱧茶漬け」です。
京都といえば鱧。骨切りされたぷっくりほろほろの身は美味しいですよね。その鱧がお茶漬けでいただけるんです。
パッケージは和久傳マークをモチーフにした他とはまた違うデザインですね。
「鱧茶漬け」は、鱧を醤油、清酒、実山椒、味醂、梅肉、砂糖で煮込んだもの。パックを開けると、ロール状の鱧が実山椒まみれになって出てきました。
白ごはんに乗せてほうじ茶をかけると、鱧はほろりと崩れ、旨みがお茶に溶け出します。ささっとすすすって、至福の時。ほっと心が和む美味しさです。
飲んで帰ってきて、ちょっと小腹がすいてる時なんかにぴったり。
お茶漬けにしてちょうどいい濃いめの味付けなのですが、そのままあったかご飯にのせていただいてもいいですね。ご飯がすすみます。
紫野和久傳のお取り寄せ
どれもこれも上品な味付けで料亭の味を満喫しました。たまにはいいですよね。ワンランク上のお惣菜。おなかも心も満たしてくれます。
紫野和久傳の商品をネットから手配するには、紫野和久傳オンラインショップまたはデパートのオンラインショップが便利です。