ハーブ苗寄せ植えキットでハーブのある暮らし
日比谷花壇の「ハーブ苗寄せ植えキット」は、必要なものが全部そろっていて、気軽にハーブの寄せ植えが楽しめる商品です。
2023年3月で販売終了となってしまいましたが、以前モニターで体験しましたので、ご紹介しますね。
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自宅でハーブ栽培が楽しめる
日比谷花壇オンラインショッピングサイトでは、ギフト用のほか「自宅で楽しむ花」も扱っています。
「monthly plan 毎月楽しむお花のある暮らし」は、2020年4月から2023年3月まで続き、ハーブ苗の寄せ植えのほか、ベランダ野菜や果樹などのシリーズがありました。
いずれも毎月1回、内容違いのものが販売され、欲しい月だけ購入できるシステムでした。
我が家では、2020年の4月分の「ハーブ苗寄せ植えキット」を体験しました。以下、そのときのレポートです。
ハーブ苗寄せ植えキットの中身
「ハーブ苗寄せ植えキット」は、中身がちらりと見える段ボール箱に入っていました。
開けてみると、大きな鉢(プランター)が真ん中にどーん。
鉢はプラスチック製で軽いです。それを取り出すと、下には土やハーブ苗が入っていました。
ハーブ苗がやや窮屈そうです。全部取り出してみましょう。
入っていたのは、
- 鉢(プランター容器)
- ハーブ苗5種類
- 培養土
- 鉢底石&鉢底ネット
それに、品質カードです。万一、届いたものが枯れたり折れたり、破損していた場合に保証してくれるカードです。
記載されている「日比谷花壇のお客様相談室」に連絡すると対応してくれるようですが、今回は特に問題なしです。
そして、このハーブ苗寄せ植えキットのマニュアル(寄せ植え方法や栽培カレンダーが載っている説明書)が1枚。
これだけ揃っているので、キットさえ届けば、すぐに寄せ植えができるんですね。土やプランターを用意したり、ハーブ苗を選ぶ手間が省けて楽ちんです。それに土も石も使い切りでムダがない。便利。
ハーブ苗5種類
どんなハーブ苗が入っているのか、ひとつひとつ見てみましょう。4月分はティーハーブおすすめの5種類です。
▲ステビア
古代インディオが苦いマテ茶の甘味料として利用してきたハーブ。葉っぱには砂糖の200〜300倍もの甘み成分がある。南アフリカ原産の多年草で、50cmぐらいまで成長し、7月頃から小さな白い花をつける。
ステビアは甘味料としてきいたことはあるけど、実際に見るのは初めてです。試しに葉っぱをちぎってなめてみたら、ほんとに甘かった!
▲レモンバーム
レモンに似た爽やかな香りのハーブ。鎮静発汗・消化促進などの作用がある。南ヨーロッパ原産の多年草で、成長すると30〜60cmになり、初夏に小さな白い花をつける。
レモンバームは実家の庭にわさわさと生えていて、たまにハーブティに使っていました。葉っぱをくしゅくしゅ揉んで、香りを楽しむことも。
▲ストロベリーミント
ミントは古くから利用されている身近なハーブ。一度植えると冬を越して、春になると芽吹いてくる宿根草。苺の香りがするのがストロベリーミント。夏に花を咲かせる。
スペアミントなど各種ミントを栽培してきましたが、ストロベリーミントは初めてかも。匂いをかぐと、ほんとに爽やかな苺のような香りです。
▲コモンマロー
ヨーロッパ南部に分布し、花・葉・根の煎液はうがい薬などに利用されてきたハーブ。寒さに強く育てやすい。60〜200cmまで成長し、夏に薄紫の花を咲かせる。
コモンマローは名前を聞くのも見るのも初めてです。どんな花が咲くのか楽しみ。
▲ジャーマンカモミール
ヨーロッパ、特にドイツで薬用にも使用される一年草のハーブ。白い花はリンゴのような香り。香りが強いので害虫がつきやすい。
カモミールティー(わたし的にはマンサニージャ)はふだんからミントと混ぜて飲んだりしますが、フレッシュなハーブを見るのは初めて。
ラベルの表には、ハーブのイラストと共に特徴や使い方が記されているので、知らないハーブであっても安心です。
裏側には、育て方のポイント。
ただ、寄せ植えにした場合は、5つのハーブが同じ条件になってしまうので、育て方はそんなに気にするほどではないのかな。
だいたい日当たりがよく風通しのいいところで、水やりは土の表面がかわいてからたっぷりと与える。どれもそんな感じでした。(←アバウト)
届いたらすぐにやること
そうそう、ハーブ苗が届いたら、すぐにやることがありました。
苗を箱から出したら、風通しのよい日陰で充分に水をやり、そのまま1〜2日ほど置いておくことです。
苗のポット容器の底を見ると、穴がたくさん開いていて水切れが良さそう。
ベランダの日陰に並べ、まんべんなく水をやりました。寄せ植え作業をする前に、届いたところの環境に慣れさせることが肝心なんですね。
しっかりした苗でしたが、配送で弱っているかもしれません。外気に当たって元気になってもらいましょう。
寄せ植え作業は簡単
ハーブ苗をポット容器のまま1日ベランダで休ませた後、いよいよ寄せ植え作業開始です。
まず、鉢の底穴に鉢底ネットを敷きます。
その上に鉢底石を投入。
それから培養土を半分ぐらい入れます。
ハーブ苗は、株の元を軽く持って、ポットの底を押し上げるようにして、苗を取り出します。これはコモンマローですが、根がみっちりと生えてますね。
取り出した苗を鉢に並べていきます。
鉢に5苗すべてが入るよう詰め込む感じで、この時点では並び順など特に考えていませんでした。
鉢に残りの培養土を入れて、割り箸でつつきながら苗と苗との隙間を埋めていきます。作業しながらも、葉が触れあうたびにいい香り。
土の表面を軽く押さえて苗を安定させ、鉢全体の土をならします。
鉢底から水が流れでるまで、たっぷりと水をやって完成。20分ほどで終わりました。
しかし、よく見るとジャーマンカモミールが、両サイドの大きな葉の間に隠れてしまっています。う〜ん、どうかなあ。
翌日、やっぱり気になったので、ジャーマンカモミールを小さな葉のストロベリーミントの横に植え直して、自分なりに寄せ植え完成としました。 こっちのほうがいいですよね。(←自己満足)
ハーブのある暮らしは続く
その後、それぞれのハーブが競うように葉を伸ばし、1週間後は鉢の土が見えなくなるほどこんもりと成長しました。
5苗全部をひとつの鉢に植えると、すぐに見栄えのよい寄せ植えになるけど、3苗ぐらいにして、あとはひとつひとつ手持ちの鉢に植えてもいいですね。
同じキットでも、寄せ植えの仕方で楽しみ方も変わってきそうです。
ハーブ栽培というと、ハーブティーや料理に使えて実用的!ぐらいにしか思っていなかったけど、今は寄せ植えした状態でそれぞれがどのように成長していくのかが楽しみです。5種類全部の花が見られるといいなあ。
なにしろ、自分では選びそうもないものや普段お目にかかれないハーブもありますからね。これぞ寄せ植えキットの醍醐味か。
その後のハーブの様子
3週間後は鉢いっぱいに広がり、どれもが上に向かって伸びていきます。
2カ月後、わらわらと成長したのはいいのですが、ジャーマンカモミールだけは葉が白っぽくなり(うどんこ病?)元気がなくなっていきました。
それでも、かろうじて花をつけてくれたジャーマンカモミール。これを最後に枯れてしまいました。
ミントはデザートの飾りや、ミントティ、カクテル「モヒート」に活用。これはライムが無かったのでレモンで代用。
花が咲いたミントも料理のちょっとしたあしらいに使っています。
最後に花を見せてくれたのはステビアです。白い小さな花。夏の暑さに耐えてやっと花をつけた感じ。
レモンバームとコモンマロウは途中、虫が付いてしまい花を見る前に切ってしまいました。株は残っているので、来年に期待です。
(商品提供:日比谷花壇)