きんかんジャムを作る
故郷から届く野菜の荷物の中に、金柑がはいっていると作るきんかんジャム。初めて作ったときに思いのほかうまくできて、以来、金柑があると作ります。
パンにつけたりヨーグルトに混ぜるのはもちろん、ジャムを入れたパウンドケーキが美味しいのです。うちの金柑ジャムをご紹介しますね。
■■■目次■■■
きんかんジャムを作る手順
子どもの頃は、庭の金柑をもいでは、そのまま食べて満足してました。皮が美味しいんですよね。でも、ジャムにするともっと美味しかったんです。
作り方はオレンジマーマレードとほぼ同じ。煮こぼしてあく抜きし、種を取り除いて刻んだら、グラニュー糖を入れて煮るだけです。この種取りがちょっと面倒なんですけどね。
まずは、金柑を洗ってあく抜きのため5分くらい茹でます。ゆでている内に、ぷしゅっぷしゅっと皮がはじけますよ。
ザルにあげて少しさましてから、種とへたを丁寧に取り除きます。
わりとつるんと種の部分は出ますが、数が多いからそれなりに手間。小さな種は指について取りにくいんですよね。
そんなときは、水をはったボウルをそばに置き指を洗いながら作業します。
皮と実をざくざくと切ったら、砂糖の量を決めるために計ります。砂糖は重量の30~100%なのですが、だいたい50%ぐらいにしています。
厚手の鍋に、皮と実、グラニュー糖、レモン汁、ひたひたになるくらいの水を入れて煮ます。
途中で味をみて、酸味が足らないようなら米酢やレモン汁を足します。ラム酒やブランデーなんかもちょいと足しますね。隠し味としてお醤油をちょっと入れたりもします。このあたりは、味見をしながら適当です。
そうそう、煮込んでいると、こんな小さな種が出てきたりするんですよ。口にいれたときの舌触りに影響するので、それも取り除きます。
でもって、だいたい弱火で30分程度煮詰めると出来上がりです。
ジャムの瓶を煮沸&自然乾燥させ、瓶もジャムも熱々のうちに瓶詰めです。大小4個の瓶に収まりました。
サンドイッチ用のパンにぬって、いっただっきま~す! 甘すぎないので、たっぷりのせても大丈夫。
パイやタルトのフィリングにもなるし、ソーダで割って金柑サワーもよいし、うふふ、しばらく幸せな金柑ジャム生活が続きます。
きんかんジャム レシピ
【材料】ジャム瓶4個分
- きんかん……800g(皮と実で600g)
- グラニュー糖……300g
- 水……250〜300ml
- レモン汁(または酢)……大さじ3
- ラム酒(またはブランデー)……大さじ1
【作り方】
- きんかんを5分ゆでて、種をとって皮と実にする。
- 皮と実をざく切りにし、重さを計って、その重量の30~100%のグラニュー糖をまぶす。さらに水、レモン汁を入れて煮る。
- 途中ラム酒を加え、30分くらいかけて煮詰め、全体的にとろりとしたら出来上がり。
※煮る際の水はひたひたになる程度。途中味見をして、酸味が少なければお酢を足す。隠し味にお醤油やスパイス(バジルやミント、シナモンなど)を加えてもいい。