みをつくし料理帖の「里の白雪(蕪蒸し)」
2016年9月27日
更新 2011年1月公開
冬晴れの日が続くと嬉しいけれど、雪のたよりをきくと、雪もいいなと思います。
少し積もってるぐらいがいいですね。雪で覆われた白い世界。し~んとしてて雪でほの明るくて、雪の下には、春を待つふきのとうなんかが眠っている。
交通機関が麻痺したり、水道が止まったりすると困りますけどね。あくまで、生活に支障がないふんわり雪です。
そんなイメージにぴったりの料理が、かぶら蒸しです。泡雪のようにおろした蕪を、白身魚にかけて蒸した料理で「みをつくし料理帖-今朝の春-」を読んでいたら出てきました。小説では隠れ里とか、里の白雪という名を付けてましたが、同じ料理です。これは作らねば!です。
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降り積もった雪のような「蕪蒸し」
今まで、みをつくし料理帖からは「忍び瓜」「梅土佐豆腐」と作ってきましたからね。ま、簡単なのばかりですけれど。
例によって、レシピはちょっとだけ自分流で手抜きです。青じそはたまたまあったので、彩りに使ってみましたが、無くても問題なし。本来使わないしね。
あんはめんつゆを利用すればもっと簡単ですね。中に入れる魚は、鯛じゃなくてもひらめでもメルルーサでも白身魚ならなんでも。(「みをつくし…」ではひらめを使っています)もっと言えば、鶏肉や筍や里芋などの野菜の煮物でもいいですよね。
と書いていて思い出しました。以前、お店で蕪じゃなくて蓮根をすり下ろした蓮根蒸しをいただいたことがありました。めちゃめちゃおいしかったな。
あ~、蕪よりいいかも。蓮根があったら蓮根蒸しでどうぞ。
かぶら蒸し レシピ
【材料】2人分
- 鯛の刺身(さく)……100g
- かぶ(2~3個)……300g(すり下ろし150g)
- 卵白……1個分
- 塩……少々
- わさび……適量
- 青じそ(無くても可)……2枚
<あん>
- だし汁……100ml
- 酒……大さじ1
- みりん……小さじ1
- 塩……小さじ1/2
- 薄口醤油……小さじ1
- 片栗粉……小さじ1(水 大さじ1)
【作り方】
- 鯛は食べやすい大きさに切り、軽く塩をふっておく。
- 蕪はすり下ろして水気をしぼり、軽く泡立てた卵白と塩(少々)を混ぜ合わせておく。
- 鯛を熱湯にさっとくぐらせて器に入れ(2)をかけて15分程度蒸す。
- だし汁、酒、みりん、塩、薄口醤油を鍋に入れ、沸騰したら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけてあんを作る。
- 仕上げにあんをかけ、千切りの青じそとわさびを盛る。
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