セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

ダンデライオンのチョコレートとクッキー

2024年1月19日 更新 2021年2月 公開

ダンデライオンのチョコレートバー

カカオ豆の選別からチョコレートの製造販売までを自社で一貫して行うBean to Bar(ビーントゥバー)。2000年代後半から広まったアメリカ発祥の製造方法で、サンフランシスコの「ダンデライオン・チョコレート」もそのひとつです。

日本には東京・蔵前にファクトリー&カフェがあり、カカオ本来の味が楽しめると人気です。

ネットからもお取り寄せできる、ダンデライオンのチョコレートバー(板チョコ)とクッキー詰め合わせをご紹介しますね。

■■■目次■■■

【1】通好みのチョコレートバー

【2】ギフトで人気のクッキーアソート

【3】ガトーショコラやカヌレもある

【MEMO】ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前

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通好みのチョコレートバー

ソルサル・コミュニタリオ ドミニカ共和国 70%

ダンデライオン・チョコレートが作るチョコレートバー(板チョコレート)は、どれも単一産地(シングルオリジン)のカカオ豆で作られています。これは「ソルサル・コミュニタリオ ドミニカ共和国 70%」。

カカオ豆の風味と味わいを活かすため、カカオ豆の他に使われているのは、オーガニックのきび砂糖のみです。

ソルサル・コミュニタリオ ドミニカ共和国 70%の表示

確かに原材料名には「カカオ豆(ドミニカ共和国産)、きび砂糖」しか記載されていません。シンプル!

このドミニカ共和国のカカオ豆は、鳥類保護区とカカオ農園からなるレゼルバ・ソルサルで生産されたものだそうですよ。

ダンデライオン・チョコレートバーの包装

チョコレートを包んでいるのは、メイド・イン・インドのリサイクルコットンペーパーです。伝統的なシルクスクリーンプリントで仕上げられていて、和紙にも似た贅沢な手触り。包装紙の模様は商品ごとに異なります。

包装紙を開くと、金色のホイルに包まれたチョコレート。

ダンデライオン・チョコレートのチョコレートバー

これは裏側ですね。

ダンデライオン・チョコレートのタブレット表面

ひっくり返すと、こんななみなみの模様が付いていました。

ダンデライオンチョコレート

軽く割っていただきましょう。口に含むと、ゆっくりと溶けていきます。

まずは、カカオのビターな旨み、そして爽やかな酸味とほのかな甘みがなめらかに広がり、最後に芳醇な酒粕のような風味が余韻として残りました。

商品の説明によれば「トロピカルフルーツのような明るいフレーバーの広がりが印象的で、グリーンバナナ、アーモンド、クリーミーなカスタードと味わいの変化が楽しめる」と。

そう言われれば、若いバナナの風味のようでもあったか……。

なんとも頼りない我が味覚ですが、単なるハイカカオチョコレートというだけではない、味の広がりや深み、その変化はわかりました。

ダンデライオン・チョコレート

おそらくワインや珈琲などと同様に、いろいろと味わっていくうちに、味の違いや好みがわかり、より堪能できるようになるんでしょうね。

ダンデライオン・チョコレート ハシエンダ・アズール, コスタリカ 70%

これは、2年ほど前に購入した「ハシエンダ・アズール, コスタリカ 70%」。

トゥリアルバ近くのハシエンダ・アズールという単一農園で作られたカカオ豆のチョコレートです。

同じ農園でも収穫された年によって味わいが微妙に変わってくるそうで、現在販売されているものは「様々なハーブの広がりが特徴で、キャラメリゼしたアーモンド、ミルクティー、終盤にほのかな生姜の味わい」だとか。

「今年の出来はいいね」とか、言えたら楽しいでしょうね。

ダンデライオンチョコレートの製造工程しおり

ダンデライオン・チョコレートの製造工程が紹介されているしおりです。

豆を買い付けて選別し、30kg単位で自家焙煎。砕いて挽いて3日間メランジング。ブロッキングして寝かせ、テンパリングの後に成型、包装。そんなふうに手間暇かけて、1枚のチョコレートバーが出来上がるんですね。

それをサンフランシスコの店舗同様に、日本の蔵前ファクトリーでもやっているとは……。チョコレートバーが1枚千円以上するのも納得です。

食べ比べるとより違いがわかるシングルオリジンのチョコレートバー(タブレット)。グルメな方や通好みの方に味わっていただきたいおとなのチョコレートです。

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ギフトで人気のクッキーアソート

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソート

チョコレート好きの方にも、満足していただけるであろうクッキーがこちら。ドミニカ共和国産のシングルオリジンのカカオを使ったクッキーの詰め合わせで、ギフトとして人気だそうです。

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソート缶

日本オリジナルのこんな化粧缶に入っています。カカオをデザインした金色の絵柄がおしゃれ。

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソート

蓋を開けると、3種類のクッキーの説明書が入っています。

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソート

クッキーは、チョコレートチップクッキー、チョコレートクッキー、カカオニブカフェの3種類×7枚。

ダンデライオンチョコレートのチョコレートチップクッキー

チョコレートチップクッキーは、シンプルなバタークッキーに、カカオ70%のチョコレートチップを加えたもの。

ダンデライオンチョコレートのチョコレートクッキー

チョコレートクッキーは、カカオ70%のチョコレートを生地に練り込んだもの。

ダンデライオンチョコレートのクッキー カカオニブカフェ

カカオニブカフェは、コーヒー風味の生地にカカオニブ(カカオ豆をローストして粗く砕いたもの)を混ぜ込んだクッキーです。

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソートの原材料表示

缶の裏側の原材料名を見ると、よくわかりますね。香料・保存料・着色料などは使われていません。

ダンデライオンチョコレートのクッキーアソート

実際にいただいてみると、どれも甘さ控えめで、サクサクほろっとした上品なクッキーです。

チョコレートチップクッキーは、バター風味のクッキーで万人受けする美味しさ。

チョコレートクッキーは、ほんのりシナモンが効いていて、それがチョコレートの旨みをひきたてています。見た目ほどの濃厚さはなくすっきり味。

カカオニブカフェは、珈琲風味のクッキーでカカオニブのビターな食感と好相性。ナッツとは違うニブのザクザク感が楽しめます。

ダンデライオンチョコレートのクッキーと珈琲

個包装で化粧缶入り。賞味期限は発送から2週間以上と日持ちするので、贈り物にいいですよね。熨斗にも対応しています。

実際味わってみて、これなら喜んでいただけそう!とわたしもお返しに使いました。

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ガトーショコラやカヌレもある

ダンデライオン・チョコレートのオンラインショップには、まだ気になる商品があります。

【Dandelion Chocolate】ガトーショコラ

まるでチーズケーキのような芳醇な味わいのガトーショコラ。材料は、チョコレート、きび砂糖、卵、バターのみ。チョコレートは華やかな酸味と芳しい香りが特徴のアナマライ・インド 70%が使われています。賞味期限は冷蔵で製造から14日間。お届け日から約10日間。

【Dandelion Chocolate】カヌレ 4個/6個

ドミニカ共和国産のカカオ豆70%のチョコレートと、同じくドミニカ共和国のラム酒「ロン バルセロ グラン・アニェホ」を使ったカヌレです。同じ生産地の素材を組み合わせることで、風味豊かな味わいに仕上がっています。賞味期限は、発送から冷凍で14日間。

ほかにも新しい商品やオンライン限定品が登場しているかも。ダンデライオン・チョコレートのサイトをチェックしてみてくださいね。

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ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前

ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前

ダンデライオン・チョコレートは、2010年創業のBean to Barチョコレートのファクトリー&カフェです。本店はサンフランシスコ。

初の海外出店の地が日本で、その1号店が東京・蔵前にある「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」です。2016年2月にオープンしました。

ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前の看板

1階はチョコレートファクトリーと売店、2階は広々としたカフェとワークショップスペースになっていて、本格的なチョコレートドリンクやスイーツが楽しめます。

オープン当初より人気で、休日には行列ができるほど。遠方から訪れる方もいて、製造工程を興味深く眺めていたりします。

1階のカウンターで、チョコレート商品の購入やカフェメニューのテイクアウトも可能です。

食べログ「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」

ダンデライオンのクラフトチョコレートをもっと知りたい!と思ったら、公式サイトに詳しく紹介されていますし、分厚い本も出ています。

ダンデライオンのチョコレート―カカオ豆からレシピまで ビーントゥバーの本(新泉社)

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