セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

加賀麩不室屋の「宝の麩」

更新 2015年6月5日公開

ふやき御汁

麩やきモナカの中にお吸い物のだしや具が入っている「ふやき御汁」。

麩やきが縁起物の形をしていることや、熱湯を注ぐだけで出来上がる手軽さから、シーズンギフトやお祝いなどによく選ばれているそうですよ。

試食会で、加賀麩の老舗「不室屋(ふむろや)」の「宝の麩」をいただきましたのでご紹介しますね。

■■■目次■■■

【1】加賀麩 不室屋の「宝の麩」セット

 ・お中元やお歳暮には特別パッケージが登場

 ・宝の麩シリーズは季節限定ものも…

【2】宝の麩「暫」を作ってみました

【3】贈り物に喜ばれる即席お吸い物

■■■■■■■■

スポンサーリンク

加賀麩 不室屋の「宝の麩」セット

「宝の麩 mondial」

宝の麩mondial

▲ <加賀麩 不室屋>宝の麩 mondial

ぱっと見、中にあんこが入った最中や懐中汁粉のようにも見えますが、これが不室屋の「ふやき御汁」です。

宝の麩セット

この詰め合わせは、三越伊勢丹と不室屋のコラボレーション企画で、フランス語で「世界的」という意味の「mondial(モンディアル)」と名付けられています。

和風だしのお吸い物の他、洋風スープも入っているからなんですね。なんでも創業150周年を記念して現代風にアレンジしたそうですよ。入っているのは次の3種類。

宝の麩 おすまし

▲ 宝の麩「暫」おすまし

すまし汁の「暫(しばらく)」は、歌舞伎十八番「暫」の風流世界をお吸い物で表現したもので、具は、花麩、ほうれん草、おぼろ昆布。

宝の麩 中華スープ

▲ 宝の麩「桃華」中華スープ

宝の麩 桃花

中華スープ「桃華」は、桃の形のふやきに、クコの実や青梗菜が入った中華味。

宝の麩 扇

▲ 宝の麩「扇」コンソメスープ

コンソメスープ「扇」は、扇の形のふやきに、ピーマンやあられ、花麩が入ったコンソメ味です。

宝の麩 扇 コンソメスープ

コンソメ味を試食させていただきました。

コンソメスープを試食

カラーピーマンの彩りと花麩が綺麗で、見た目華やかです。すすってみると、確かに洋風コンソメのお味です。ふやきモナカが柔らかくなって、つるんと口の中に収まります。まるで香ばしく焼いた軽いお餅のよう。プチプチのあられもいいアクセントになって、洋風スープなのに和の風情です。新鮮でした。

■■■↑目次に戻る↑■■■

お中元やお歳暮には特別パッケージが登場

宝の麩歌舞伎衣裳文様箱入り

お中元やお歳暮などギフトシーズンには、数量限定で特別パッケージの「宝の麩」が登場することがあります。

2016年のお歳暮では、横山大観「蓬莱山」の限定パッケージが、高島屋オンラインストアから販売されていました。

歌舞伎衣裳文様の化粧箱

ちなみにこれは、2015年三越のお歳暮で、歌舞伎衣裳文様を用いた化粧箱です。

六世尾上菊五郎が「菅原伝授手習鑑」の四段目「寺子屋の場」で松王丸を演じる際に着用していた衣裳「雪持松文様友禅染縫羽織・着付」からチョイスしたもの。

宝の麩 ふやき御汁サンプル

「おすまし」「ふく梅」「暫」のすまし汁と「加賀みそ」「田舎みそ」「赤だし」の味噌汁などが入っています。

花麩、ねぎ、おぼろ昆布が入ったみそ仕立ての「加賀みそ」、花麩、ほうれん草、湯葉の入ったお味噌汁「田舎みそ」、豆乳麩、なめこ、ねぎの入った「赤だし」。お味噌汁も美味しそう。賞味期間は常温で90日です。

おすましを試食

おすましをいただきました。ん〜、これこれ。このふやきモナカのとろんとした食感がたまらないんですよね。

■■■↑目次に戻る↑■■■

「宝の麩」シリーズは季節限定ものも…

ふやき御汁

季節のおすましとして、期間限定で登場する「宝の麩」もあるんです。これがすごくそそられます。

  • 正月「ふく梅」(花麩、ゆず、大根、ほうれん草、おぼろ昆布)…金沢のお正月の縁起菓子「福梅」にちなんだお吸い物。お餅を入れてお雑炊にもなる。
  • 春「ひとひら」(花麩、桜の花、三つ葉、湯葉)…はなびらの形のふやきに入った桜の香りのお吸い物。
  • 初夏「青かえで」(花麩、大葉、ささがきごぼう、小松菜、湯葉)…かえでの形のふやきに入った新緑のすがすがしさを表現したお吸い物。
  • 夏「潮」(花麩、梅肉、かき玉子、ねぎ、わかめ)…貝の形のふやきに入ったさっぱりとした風味のお吸い物。
  • 秋「照葉」(花麩、菊花、菊菜、舞茸、湯葉)…モミジの形のふやきに入った秋の味覚のお吸い物。

ね〜、いいでしょ。お湯を注ぐと、ふやきの中から色とりどりの具(宝)が飛び出して、まさに宝の麩なんです。

■■■↑目次に戻る↑■■■

宝の麩「暫」を作ってみました

ふやき御汁の説明書

サンプルとして和風だしのお吸い物「暫」をいただきましたので、添付のしおりを参考に作ってみました。

ふやき御汁のふやきモナカ

まず、お椀に粉末の昆布だしを入れ、ふやきモナカの中央に指で穴を開けておきます。

ふやき御汁のおぼろ昆布

おぼろ昆布も付いているのですが、これは最後に入れるようです。

ふやきモナカにお湯を注ぐ

ふやきの穴にむかって、熱湯を注ぎます。すると中から、ふわふわと宝物(具)が湧いてきます。このときのわくわく感は、他のインスタントものでは得られないですね。

ふやきモナカから具が出てくる

花麩とほうれん草が、まるで花が開くように、華やかにふくらんで広がっていきます。

ふやき御汁におぼろ昆布を入れる

最後におぼろ昆布をのせて、出来上がり。

ふやき御汁出来上がり

では、いただきま〜す。やっぱり、おいしいな〜。

すでに中華スープを試食していたので、味の想像はつきましたが、昆布出汁のお吸い物もとても美味しい。香ばしいふやきの存在が、このお吸い物のキモですね。さすがに加賀麩の老舗が手がけたふやき御汁だけあります。

といっても、このふやき御汁「宝の麩」ができたのは、20数年前。海外留学をさせた子どものために、日本の味を手軽に…と自家製で作ったのが始まりだそうですよ。

■■■↑目次に戻る↑■■■

贈り物に喜ばれる即席お吸い物

宝の麩セット

その海外留学中の子どもたちが、当地に住む日本人にお裾分けしていたところ評判になって、贈り物として依頼されたのをきっかけに商品化されたそうです。

まさに、贈答品として生まれるべくして生まれたふやき御汁。シーズンギフトのお中元・お歳暮をはじめ、お祝いなどにぴったりですね。

■■■↑目次に戻る↑■■■

スポンサーリンク