京都・今宵堂の酒器を買う。すてき!
最近、日本酒の出番が増えてきました。もちろんビールやワインも好きですが、和食にはやはり日本酒。いつもの里芋の煮っ転がしでさえ、日本酒でいただくと「あら、おいしいじゃないの」。やっと日本酒の美味しさに目覚めたというわけです。
そうなると、ちょっといい酒器がほしくなるもので。
2010年秋、京都に行った際、ふと思いついて、スペインがらみでご縁のあった「今宵堂」さんを訪ねてみました。
■工房&ショップ
以下、そのときのレポートです。価格等は当時のものです。ご参考までに…。
今宵堂訪問
京都の「今宵堂」は、酒器をメインに制作されている陶芸家、上原連さん・梨恵さんのうつわギャラリーです。
地下鉄烏丸線北大路駅から徒歩5分ほど。ご夫婦で営まれていて、町屋の一軒家がギャラリー兼工房でした。
入り口には、アーティスティックにディスプレイされた器が並び、靴を脱いで上がると、同系の器ごとにゆったりと陳列されています。窓際にはお花がさりげなく活けられていて、風情がありますね。
お猪口ばかりが並べられたこの棚、ひとつとして同じものはありません。それぞれ個性があっていいのです。
ハート型や花びらのようなお猪口もありました。かわいい。
ギャラリーと工房はつながっていて、工房からはお庭が見えます。四季の移り変わりを木々の表情で感じながら、日々制作されているんですね。
ご主人の上原連さんと少し雑談させていただいて、購入した器は後日送っていただくことにしました。
酒器が届いた!
器の大きさに対してはかなり大きめの箱が到着。割れないように厳重に梱包してくれているんですね。段ボールの中のパッキングは英字新聞でした。おしゃれ。
もうね、器もすてきだけれど、パンフレットやラッピングなど、ちょっとした小物にまでセンスの良さが表れていて、ほれぼれです。このシールもチャーミング。
箱を開けると、わたしの選んだ器が丁寧にくるまれていました。いよいよご対面!
やっぱりいいわ~。1合入る片口は、注ぎ口の反対側が少しくぼんでいて、ハートのような、桃のような、おしりのような…。
かわいい、かわいい。お酒はもちろん、スープやたれを入れてもいいし、小鉢代わりに使っても面白いし。
お猪口も薬味入れになるなあ。あ、もちろんメイン使いはお酒です。品があるので安酒もぐっと美味しくなること間違いなしです。
(片口 3,150円 盃 2,000円×2個)
今宵堂では、結婚式の引き出物や自分好みのオーダーメイドにも応えてくれるそうですよ。
また、通常の展示会に加え「今宵堂製酔奏楽器」や「恋する前置詞 酒器で学ぶ英単語」などという楽しいテーマの企画展もされいます。詳しくは今宵堂サイトをご覧くださいね。
サイト内の「今宵堂日記 今宵草」や「晩酌帖」のおいしそうな酒肴写真も必見です。
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