新生姜の甘酢漬け、シロップ、生姜糖、佃煮…
毎年、九州から届く新生姜。今年は例年になくどっさりと段ボールにいっぱい!わわわ、嬉しい悲鳴です。
いつもの甘酢漬けと保存用に冷凍をしても、まだ余りそうです。で、今年はジンジャーシロップも作ってみました。副産物として生姜糖と生姜入り佃煮もできました。
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長期保存用「冷凍しょうが」
まず、全部の生姜の皮をむきます。皮の部分にも栄養や風味があるので、残しておいたほうがよかったりもするらしいですが、まあ剥いちゃいました。
で、1個ずつラップにくるんで冷凍です。凍ったままおろし金でガリガリすれば、いつでも新鮮なすりおろし生姜になりますからね。おろし専門ですが、いろんな料理に使えて便利です。
残りは甘酢漬け用にごく薄く、シロップ用(生姜糖用)はそれよりもやや厚め(2〜3mm)にスライスします。
生姜の甘酢漬け
甘酢づけは、鮨屋で出てくるあのほんのり桜色のガリですね。さっぱりとおいしいので、焼き物に添えたり、お漬け物と和えたり、刻んで酢の物に入れたりしています。
漬汁の甘酢は酢の物に利用できますしね。冷蔵で半年はいけますが、いつもその前に無くなってしまいます。
新生姜の甘酢漬け レシピ
【材料】
- 新生姜(皮をむいて薄切りしたもの)……250g
- 塩……小さじ2
<甘酢>
- 米酢……200ml
- グラニュー糖……80g
- 塩……小さじ1/2
【作り方】
- 新生姜は皮をむいて薄切りにする。
- 鍋にお湯をわかし、沸騰したら生姜を入れてざっとかきまぜ、5秒ぐらいでザルにあげて、塩をふる。
- 甘酢の材料を鍋に入れて、煮溶かし甘酢を作る。
- 保存用の瓶に(2)を入れ、甘酢を注ぐ。
ジンジャーシロップ
スライスしたしょうがにグラニュー糖をふりかけて一晩おくと、生姜からたっぷりの水分が出るんですね。ジャムを作るときと同じ。お水を入れてスパイス類を入れて煮詰めました。
スパイスはカルダモンやらクローブなども入れるといいらしいのですが、シンプルに月桂樹の葉とシナモンだけです。
できあがったジンジャーシロップは、炭酸や牛乳で割ってもいいし、寒い日はしょうが湯もいいですね。体があったまります。あと、何に使おうかなあ。
ジンジャーシロップ レシピ
【材料】
- 新生姜(皮をむいて薄切りしたもの)……430g
- グラニュー糖……430g
- 水……200ml
- レモン……1/2個
<スパイス>
- ペイリーフ……1枚
- シナモン……1本
【作り方】
- 新生姜は皮をむいて2~3mmに薄切りにする。
- 鍋に生姜を入れグラニュー糖をまぶして一晩おく。
- 水とスパイスを入れて30分ほど煮詰めたら、レモンの絞り汁を入れて火を止める。
- しょうがを取り出し、シロップは保存瓶に入れる。
生姜の砂糖まぶし「生姜糖」
シロップを作った後の、煮出した生姜をどうするか。このまま食べても甘くておいしいのですが、生乾き状態にして、グラニュー糖をまぶすといいというのでやってみました。
これが本当においしい! 日持ちするし、お茶請けにぴったり。
生姜糖 レシピ
【材料】
- シロップ用に使った生姜
- グラニュー糖
【作り方】
- ジンジャーシロップで煮出した生姜は形の良いものを取り出し、ザルに並べて天日で半日ほど乾かす。(カリカリではなく半乾き状態に)
- 全体にグラニュー糖をまぶす。
生姜の「だしがら佃煮」
シロップで煮出した残りの生姜、もう最後の最後って感じですが、出汁をとった後の鰹節と昆布と混ぜ佃煮にしてみました。
題して「生姜のだしがら佃煮」。
これがまたうまい! ご飯がすすみます。調味料などの量は適当でも、味見しながらやれば大丈夫。
生姜のだしがら佃煮 レシピ
【材料】
- シロップ用に使った生姜
- 出汁をとった後の鰹節と昆布
- 炒りごま
- 醤油、みりん
【作り方】
煮出した生姜、鰹節、昆布を細かく刻み、鍋に入れて醤油、みりんで味をつける。最後に煎りごまをふる。
というわけで、生姜の保存食&常備菜三昧です。冷凍はもちろん、甘酢漬けやシロップにしておくと長く味わえますね。これで、今年は冷え知らず。風邪にだって負けないぞ!